【PMS診断】月経前症候群の症状とは|生理前に倦怠感を感じたら…

メンタルヘルス

生理前に倦怠感を感じたら…

十分な睡眠をとっているのに眠い、なぜか小さなことが気になりイライラする。生理を迎える10日前あたりから、体の不調を感じ始める女性はたくさんいます。毎月訪れる不調に慣れてしまい、つらい症状をそのままにしていませんか。

今では広く耳にするようになったPMS(月経前症候群)。今回は、PMSの概要と原因、症状を紹介します。毎月どうにかやり過ごしている生理前のつらさが楽になるきっかけになれば幸いです。

PMS(月経前症候群)とは

PMS(月経前症候群)とは、月経がはじまる前の数日間に起こる心身のさまざまな不調のことで、月経が始まると落ち着くことが多いです。月経前の不調が3カ月以上続く場合は、PMSと診断されます。

PMSは、身体的なものから精神的なものまで、実にさまざまな症状で女性を悩ませます。

厄介なのは、1つの症状が続く場合もあれば、複数の症状が重なって現れる場合もあることです。全身がだるく、気持ちが落ち込んでやる気がおきない状態で1日をすごすのはとてもつらいものです。

参考:オムロンヘルスケア株式会社 オムロン式美人「PMSとは何ですか?」

PMS(月経前症候群)の原因とは?

PMSはなぜ起こるのでしょうか。

症状の原因は、はっきりとわかっていません。一説には、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵包ホルモン)の2つの女性ホルモンが、排卵後の体内で変動するためだといわれています。これらのホルモンは女性らしい体を維持したり、母体を安静に保ったりといった生理的作用を誘います。

排卵は月経の14日前後に始まります。ちょうどこの排卵日を目安に、2つの女性ホルモンが変動することによって、PMSを引き起こすと考えられているのです。生理前に体がむくんだり便秘がちになったり、体温が上昇して眠くなる症状の原因は、妊娠に向けて女性の体をいたわるための大切な役割ともいえるでしょう。

いくつ当てはまる?PMS(月経前症候群)の主な心の症状

PMSの症状には個人差がありますが、おもに「心の症状と身体の症状」に分けられます。気分がふさぎ、やる気が出ないなどの心の症状は、気持ちのコントロールに悩まされることも多いものです。

PMSの症状を抱えると職場や家庭でのコミュニケーションに気を使ったり、女性特有の症状のために周囲の理解を得ることが難しかったりと調整がうまくいかずに、自分を責めてしまう傾向があります。まずは、PMSによる心の変化をいくつか紹介します。生理前の心の状態をよく観察すると、大切な誰かとの関係も改善されるかもしれません。

参考:ゼリア新薬工業株式会社 PMSナビ「知ろう、治そう、PMS」

1.イライラする

何気ない一言にカッとなったり、うまく物事が進まないとイライラしたり。

イライラはPMSの代表的な症状といえるでしょう。気持ちが抑えられず、身近な人や職場の同僚に強い言葉をぶつけてしまうこともあるかもしれません。

そんなときは、PMSが原因なんだと受け止めて、ひと呼吸置いてみましょう。PMSであることを自覚して、深く考え込まないことが大切です。

2.憂鬱な気分になる

なにもやる気が起きなかったり、マイナスなことばかりが頭に浮かんだりして気分がふさぐ期間が続くのも、PMSの症状の一つです。

憂鬱な気分が続くと人に会いたくない、外に出たくない、と家にこもりがちになり、さらに気持ちが落ち込んでしまいます。

むりに明るく振る舞う必要はありません。生理前の期間だけと割り切って、スローペースな自分を許してあげましょう。 

3.情緒不安定

PMSにはいろいろなことが急に気になって不安になったり、涙もろくなったりするなどの症状も該当します。

女性ホルモンの働きで、脳内のセロトニンの分泌が減ると、気持ちが不安定になります。情緒が不安定になると、PMSのほかの症状と結びついてしまい、気持ちの落ち込みを増幅させてしまうのです。

イライラした気持ちを家族にぶつけてしまい、自分を責めて涙が止まらない。そんな悲しい状態も、生理前の周期で起きているならPMSが原因かもしれません。自分自身を責めても、よい結果には向かわないのです。不安や悲しみをそのまま受け止めてみましょう。

4.何事にも集中できない

状況はいつもと同じなのに、なぜか集中できない症状もPMSの一つです。

慣れているはずの仕事や手慣れた料理作りの途中で、驚くような間違えをするといったケースもあります。生活に影響が出ないように、あらかじめ生理周期を把握しておくのがおすすめです。

症状が出そうな期間には仕事をセーブしたり、車の運転を控えたりするなど調整ができれば、精神的な負担も少なくなるでしょう。

いくつ当てはまる?PMS(月経前症候群)の主な身体の症状

PMSが体に与える影響も見逃せません。乾燥、吹き出物などの肌荒れから全身のだるさまで症状はさまざまです。

女性ホルモンの影響で起こる不調のため、原因を完全に取り除くことはむずかしいでしょう。しかし、毎日の生活習慣を見直せば、症状を改善できる場合もあります。

まずは、体に現れる代表的な不調をみていきましょう。

1.にきびなどの肌荒れ

生理前は、肌が乾燥したり吹き出物が増えたりします。

肌荒れは黄体ホルモンが原因です。黄体ホルモンが増えると、肌の皮脂分泌が多くなり、こめかみやあごに吹き出物ができてしまうのです。

生理前はスキンケアと生活習慣の両方からアプローチしましょう。洗顔はいつもよりも優しく洗うのがおすすめです。また、高脂肪の食べ物を控えて、ビタミンを多く取るような食事を心がけるのもよいでしょう。

2.全身のだるさ

微熱が続く状態や全身のだるさもPMSが関係しています。

黄体ホルモンの活動で基礎体温が上がると症状として現れます。血流がよくなるように工夫してみましょう。ゆっくりとした入浴は身体のだるさを軽減する場合があります。

軽いストレッチやゆったりとした動きのヨガを取り入れてみるのもよいでしょう。呼吸をしながらおこなうと、重たい気分もスッキリするかもしれません。

 

つるまゆ

つるまゆ

フリーランスライター。長く会社勤めを続けるうちに、心の中で大きくなった違和感を放置しないと決めて、毎日好きな文章を書いています。人生はこんなにも変わるものだ。

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