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7.食欲が増加する
月経前になると食欲が増加してしまう人も多いはず。PMDDでは食欲の増加もみられます。月経前にだけ、過食症のように異常な量を食べてしまい、体重が急激に増加する人もいます。
また、特定の食べ物への欲求が出る場合もあります。月経前になるとスイーツを爆買いしてしまうことも。
月経前の過食に悩んでいるなら、他に精神症状が出ていないか確認してみましょう。
8.不安や緊張を感じて落ち着かない
月経前になると不安に襲われたり、緊張したり、汗が止まらなくなったりしませんか。
たとえば、テストで悪い点数をとったり、仕事で大きなミスをしたり、大事なプレゼンが控えていたりすると、誰だって落ち込むし、緊張してしまいます。
しかし、特に何かあったわけでもないのに、定期的に不安や緊張を感じる場合は、月経前かどうかチェックしてみましょう。
9.感情のコントロールができない
自分で感情のコントロールができないことはありませんか。ハイテンションになったり落ち込んだり、感情の起伏が激しく、自分が自分ではない感覚に襲われるならPMDDを疑う必要があるでしょう。
PMDDでは特に感情のコントロールが難しくなります。感情がジェットコースターのようにアップダウンを繰り返し、交流関係にまで支障が出てしまうこともあります。
PMDD(月経前不快気分障害)の治療法
PMDDの治療には薬を使用する方法と使用しない方法があります。
薬を使用する治療方法としては、症状を抑える薬が処方されたり、精神症状が強い場合では抗不安薬や抗うつ薬(SSRI)が用いられたりします。また、ホルモン調整のため低容量ピルが用いられることもあります。精神症状や身体症状の緩和には、漢方薬も効果を発揮します。どの治療法を選択するかは医師の判断によりさまざまです。
薬を使用しない治療方法は、病気の認知から始まります。月経前不快気分障害という病気があると認識するだけで、症状が和らぐケースも少なくありません。
PMDDを正しく理解し、どんなときに、どんな症状が出るかを把握しましょう。
PMDDを疑ったら、専門医を受診しよう
PMDDは月経1~2週間前に、PMSと似たような症状が出ます。情緒不安や緊張感、イライラなど精神面での症状が顕著にあらわれ、食欲増幅や不眠・過眠などの身体症状はPMDDを疑いましょう。
月経前の苦痛を一人で抱え込まず、専門医に相談するのがおすすめです。適切な処置・治療によって苦しみから解放されるかもしれません。
「PMDDかも」と思ったら、まずは近くの医療機関に相談してみましょう。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。