臨床心理士に必要な資格は?具体的な仕事内容&資格取得後の就職先を紹介

メンタルヘルス

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臨床心理士になるには?仕事内容や資格を知りたい!

日本において、メンタルヘルスに関わる資格の代表格ともいえるのが臨床心理士です。「職業として心が疲れている人の役に立ちたい」「メンタルヘルスの領域で社会で活躍したい」と思ったことがある人は、一度は意識する職業・資格だといえるでしょう。

臨床心理士は公認心理師と並んで社会的信頼のある資格です。臨床心理士の資格を取得することで、胸を張って「心の専門家」といえます。メンタルヘルスに関わる他の民間資格と並行しながらでも、ぜひ取得したい資格なのです。

今回は、臨床心理士になるために必要な資格や受験、臨床心理士の仕事内容などをご紹介します。具体的なゴールや就職先をイメージしながら、未来へとつなげていきましょう。

参考:公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士とは」

臨床心理士になるために必要な資格や受験は?

臨床心理士になるためには、特定の資格試験に合格する必要があります。臨床心理士がメンタルヘルスに関わる資格の中でも信頼があると評価される理由は、この試験にあるといっても過言ではありません。

ここでは、臨床心理士になるために必要な試験や受験資格などをご紹介します。カウンセラーという職業自体には資格の規定がないため、誰でも名乗ることができます。しかし臨床心理士は試験の合格が必要であるため、知識と努力が必要になるのです。

参考:公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会の試験「受験資格」

指定校といわれる大学院を卒業して受験資格を得る

臨床心理士は、公益財団法人である日本臨床心理士資格認定協会の試験に合格することが必須要件です。ただし、誰でも試験を受けられるわけではありません。あらかじめ、日本臨床心理士資格認定協会が指定した大学院・専門職大学院を修了している必要があります。

第1種指定大学院(修了後、直近の審査の受験可)・第2種指定大学院(修了後、実務経験1年以上で受験可)・臨床心理士のための専門職大学院のリストはこちらを参考にしてください。またリストは2022年6月現在の情報であるため、最新情報も確認してくださいね。

臨床心理士資格試験に合格する

臨床心理士資格試験の内容は、一次試験の筆記と二次試験の面接です。筆記は制限時間2時間30分の多肢選択方式試験と、制限時間1時間30分の論文記述試験の2種類があります。どちらの試験も1日で終わらせるため、体力的にもハードです。

多肢選択方式試験はマークシート式の試験で、基礎的な知識を応用した臨床実践に基づく内容が主となります。そのためただ参考書を暗記するだけではなく、当日までに培ってきた経験や技術をもとに回答する必要があります。

論文記述試験で求められる文字数は、1,001文字以上1,200字以内。規定の文字数の中で、心理臨床に関するテーマを記載する必要があります。記述に必要な知識はもちろん、知識を文章に落とし込む技術が重要です。

二次試験の面接は、2名の面接官による口述面接試験です。多肢選択方式試験の成績が一定水準を満たしている人にのみ実施され、知識だけではなく臨床心理士として求められる姿勢を確認されます。

見事二次試験を通過した人は合格通知を受け取れます。資格認定証書の交付手続きを完了させ、日本臨床心理士資格認定協会が発行している日本臨床心理士名簿一覧に登録。これを大学や研究所などの関係機関に送付することで、ようやく晴れて臨床心理士になれるのです。

参考:日本臨床心理士資格認定協会「資格審査の実施」

医師免許取得者は2年以上の心理臨床経験があれば受験資格を得られる

指定校を修了していない場合でも、医師免許取得者は2年以上の臨床経験があれば受験資格を取得できます。ただし、医師免許取得後の臨床経験であることが条件です。臨床心理経験とは、以下の場所での勤務経験が基準になります。

  • 教育相談機関
  • 病院を始めとする医療施設
  • 心理相談機関 など

これらの場所で、カウンセラーや心理相談員など心理臨床に関する業務に従事していることが条件です。ボランティアや研究員は認められないため注意しましょう。

参考:日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士資格認定事業」

臨床心理士の仕事内容

ここでは、臨床心理士の仕事内容をご紹介します。臨床心理士が求められる業務は、主に以下の4つです。クライアントへのカウンセリング以外にも必要となる業務を知り、イメージを膨らませてみましょう。

参考:日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士の専門業務」

参考:日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士とは」

1.臨床心理学的査定

臨床心理学的査定とは、臨床心理学の観点からクライアントの特徴を評価する行為です。クライアントとのコミュニケーションの中で臨床心理士がクライアントを診断するのではなく、心理テストや面接などの手段を通してクライアントの立場から特徴を評価します。

臨床心理学的査定はカウンセリング前に「どのようにカウンセリングを行い、どのような方針で心の援助をするべきか」を明らかにする手法ともいえるでしょう。査定の過程で他の専門家とも相談をしながら方針を決定し、クライアント一人ひとりが持っている精神的な課題を明白にします。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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