この記事を監修してるのは…
目次
心の基礎を学んで悩む人のメンタルケアをしたい!
ストレス社会と呼ばれる昨今では、メンタルヘルス・メンタルヘルスケアの重要度が注目されています。とくに最近ではコロナ禍で心が塞ぎ込んでしまった人や、慣れないリモートワークでメンタルが疲れたままがんばっている人も多いのではないでしょうか。
自分だけではなく、周りの大切な人が精神的に疲れているときにも「なんとか力になってあげたい」と思いますよね。しかし、心理学の勉強はハードルの高さを感じてしまうことも。そこでおすすめしたいのが、メンタルケアカウンセラーの資格です。
今回は、最短3ヵ月で心の基礎知識が身につくメンタルケアカウンセラーの資格についてご紹介します。講座で学んだ心理学を生活に取り入れ、自分や周りのメンタルマネジメントを行っていきましょう。
メンタルケアカウンセラーとは?取得する目的は?
メンタルケアカウンセラーとは、メンタルケア心理専門士の学術研究団体である「LCM メンタルケア学術学会」が認定する民間資格です。メンタルケアカウンセラーの資格を取得することで、心理学の基礎知識と円滑なコミュニケーションに求められる基礎能力を有することを証明できます。
カウンセリングの基礎知識や心の病気について学ぶことができ、自分自身のストレスマネジメントだけでなく他者とのコミュニケーションの円滑化にも役立てることが可能です。メンタルケアカウンセラーの資格を取得する過程で学ぶ『メンタルケアカウンセラー講座』では、文部科学省後援の資格である『こころ検定3級・4級』の資格も取得可能です。
メンタルケアカウンセラー講座では、3つの資格を最短3ヵ月で取得できます。しかしメンタルケアカウンセラーの資格は、国家資格である公認心理師や歴史の長い臨床心理士などの資格と比べると、短期間で取得できる民間資格であるため社会的信用度は低い傾向にあります。
メンタルケアカウンセラーの資格自体の歴史は浅く、認知度も低い傾向に。そのため心理系の転職や就職に活かすことは難しい可能性が高いでしょう。とはいえ自分自身へのストレスケアのために必要な基礎知識を学ぶことで、日々を豊かに生きるための力が身につきます。
また心理系以外の転職や就職においては、無資格よりも「メンタルへの見識が深い」という点で強みになることも。精神的に安定しており、周囲へのメンタルケアができる知識を持っている人材は、そうでない人材よりも企業に好まれやすいでしょう。
参考:LCM メンタルケア学術学会「メンタルケアの『セルフケア術』を学ぶ学術学会の入門
メンタルケアカウンセラーの資格を活かす方法
実際にメンタルケアカウンセラー講座を受ける際には、初めて心理学を学ぶ人でもわかりやすいテキストで学習していきます。心理学の初心者でも学びやすい環境ではありながら、実際のメンタルケアにもしっかり役立ってくれるのです。
ここでは、メンタルケアカウンセラーの資格を活かす方法をご紹介します。メンタルケアカウンセラーは病気を治す資格ではありませんが、多くの人の心に寄り添うことで病気を未然に防ぐことに貢献できるでしょう。
1.ストレスへの適切な対処ができる
メンタルケアカウンセラー講座では、心理学の入門知識を学べます。基礎知識を身に付けることで、自分がどのような状況でストレスを感じやすいのか、また適切なストレスへの対処法を知ることができます。
心や体を壊してしまう前に適切な対処ができるため、不調を予防できることも。平常時から「今、自分の心身はどのような状態か」を客観的に分析できるようになり、メンタルマネジメントができるように。心に余裕が生まれ視野が広がり、今まで以上に精神的に豊かな人生を送れるでしょう。
2.悩んでいる人の力になれる
メンタルケアカウンセラーで学べる知識は、自分だけではなく人のためにも役立ちます。今まで身近に悩んでいる人がいても「どのように声をかけたらいいのかわからない」「力になりたいけれど、逆に落ち込ませそうで声をかけられない」と不安に思ったことはないでしょうか。
メンタルケアカウンセラー講座では、カウンセリングで重要な傾聴についても学べます。相手の話に正しく耳を傾け、心理状況を理解することができるようになります。大切な人の気持ちに寄り添い、元気づけるための知識を得られます。
3.カウンセリングを通して人の役に立つ仕事ができる
メンタルケアカウンセラーでは、心の病気を治すスキルや知識は身につきません。そのため単一の資格のみで医療職に就職することは困難ですが、カウンセリングの知識を身に付けることでカウンセラーとして活躍することができます。
日本では、カウンセラーと名乗るのに特別な資格はいりません。メンタルケアカウンセラーは受験資格がないため、電話カウンセリングやオンラインカウンセリングなどを始めてみたい人にはおすすめの資格の一つです。また将来的により専門的な資格を取得したいと思っている人にとっても、メンタルケアカウンセラーは入門編としておすすめです。