3.双極性障害

双極性障害は、気分の高まる「躁状態」と気分が落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神疾患です。躁うつ病と呼ばれることもあります。また、双極Ⅰ型とⅡ型(重度のⅠ型と軽度のⅡ型)に分類されます。

躁状態では、寝なくても平気で何でもしたくなります。一方、うつ状態では元気がなくなり、何もする気がおきなくなるでしょう。

双極性障害(躁うつ病)とは?主な症状・原因を、臨床心理士が徹底解説

4.うつ病

うつ病は、環境の変化や精神的ストレスでおこる精神疾患です。脳の神経伝達物質の異常により脳がうまく働かなくなるため、興味や意欲が減退したり、疲れやすくなったりするでしょう。決して仮病や本人の甘えによるものではありません。

薬物療法を中心に、カンセリングや休養を組み合わせながら治療を進めます。

【臨床心理士が解説】うつ病の症状と特徴とは?5つの主な治療方法

5.適応障害

適応障害とは、何らかのストレス要因を適切に対処できず心身のバランスが崩れ、社会生活に支障をきたしている状態をいいます。きっかけとなる出来事がはっきりしており、原因から離れると症状が良くなるのが特徴です。

薬物療法が効かないことが多いので、カウンセリングや環境調整により適応力を上げることを目指します。

【適応障害とは】主な原因・症状・治療方法|臨床心理士が徹底解説!

6.気分変調性障害

気分変調性障害は、持続性抑うつ障害とも呼ばれます。うつ病の診断基準は満たさないものの、慢性的な気分の落ち込みが2年以上続いている状態を指します。病気ではなく性格の問題だと勘違いされるケースも少なくありません。

治療はうつ病と同じく、カウンセリングや薬物療法が用いられます。

7.社交不安症(社交恐怖)

社交不安症は人前で話をしたり、会食をしたりする場面で極度に緊張してしまいます。そのため、緊張の生じる状況を避けるようになるでしょう。

治療には薬物療法と認知行動療法が用いられます。認知行動療法では症状が再発することへの不安、特定の状況を避けてしまう悪循環に焦点をあて、不安をコントロールし克服することを目指します。

社交不安症の治し方|原因・症状をチェックして再発防止策を見つけよう!

8.全般性不安障害

全般性不安障害は、不安神経症とも呼ばれます。全般性不安障害は、慢性的に漠然とした不安がわく精神疾患です。不安の原因はひとつに特定できないことが多いでしょう。地震や事故が身近に起こったらどうしよう、とさまざまな事柄に対して不安をおぼえます。

治療では、薬物療法での抗不安薬の処方やカウンセリングが行われます。

不安障害・パニック障害とは〜原因・症状・治療法を徹底解説〜

9.身体表現性障害

身体表現性障害とは体に症状が現れるものの、問診や検査では原因が特定できない精神疾患です。精神的ストレスが身体症状の要因のひとつであると考えられています。

原因不明の身体症状へのストレスを軽減するため、薬物療法とカウンセリングを行います。

10.パニック障害

パニック障害は、急な動悸や息苦しさといった発作が現れ、生活に支障をきたす精神疾患です。発作が起こる不安から、エレベーターや電車などの閉ざされた狭い空間を避けるようになるのが特徴です。

治療では薬物療法とカウンセリングを併用します。特定の苦手な状況を段階を踏みながら、克服するのを目指します。

不安障害・パニック障害とは〜原因・症状・治療法を徹底解説〜

11.強迫性障害

強迫性障害とは、自分でもする必要がないと分かっているのに、確認や手洗いがやめられなくなる精神疾患です。

代表的な症状には、ガスの元栓やドアの鍵を何度も確認する確認強迫、手の汚れが気になり何度も洗う洗浄強迫があります。何度も確認したくなる「強迫観念」に着目し、薬物療法やカウンセリングによって行動を変えることを目標にします。

【強迫性障害】原因・症状を徹底解説|治し方や気にしない方法とは?

12.心的外傷後ストレス障害(PTSD)

心的外傷後ストレス障害は、トラウマとなるような命に関わる事故や災害に遭った際に生じる精神疾患です。自分の意思とは関係なくトラウマを思い出すフラッシュバックや悪夢、不安や緊張が高まるといった特徴があります。

治療では薬物療法やカウンセリングを用いて、トラウマをやわらげ回復することを目指します。

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13.急性ストレス障害

急性ストレス障害とは、命に関わるトラウマ体験の後に生じるフラッシュバック、不眠、めまいや頭痛などが続く精神疾患です。トラウマ体験の直後に生じるものは急性ストレス障害、1ヶ月以上続くものは心的外傷後ストレス障害と区別されます。

薬物療法やカウンセリングを行い、不安を落ち着かせ、トラウマに適切に対処できるようにします。

急性ストレス障害の症状・治療法|ストレスから考えられる病気(精神科の病気)

あーちゃん

あーちゃん

1992年生まれ。臨床心理士(公認心理師) 指定大学院を卒業し資格を取得後、街のクリニックで非常勤心理士としてカウンセリングや心理検査の業務に従事する。小学校や高校のスクールカウンセラーとしても活動中

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