【精神科医監修】自律神経失調症が治ったきっかけ&克服する方法

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【精神科医監修】自律神経失調症とは?

日常生活で感じる疲労やストレスが蓄積し、自律神経のバランスが崩れることによって現れる症状を自律神経失調症と呼びます。

自律神経には2種類あります。体の活動を活発にするアクセルの役割を担う「交感神経」と活動を落ち着かせるブレーキの役割を担う「副交感神経」です。日常生活の中で、この2つの神経がバランスを保ちながら働くことで、体の機能を調整しています。

自律神経失調症は、慢性的な疲れやだるさ、便秘、下痢、頭痛などの症状が現れるといわれています。本記事では、自律神経失調症によって生じた症状別の悩みと、私の発症していた自律神経失調症が治ったきっかけをご紹介します。まずは、あなた自身の現在の症状と照らし合わせながら、自分に合った克服方法を一緒に見ていきましょう。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット「自律神経失調症」

自律神経の乱れで毎日の生活がつらい…

自律神経失調症の症状で悩むことで、友人との予定や趣味の時間などが楽しく感じられないときもあるでしょう。自律神経が乱れると、体を活発に働かせる役割を担う交感神経が働きすぎたり、体の緊張をほぐす役割を担う副交感神経が働きすぎたりして心身にさまざまな症状が現れます。

自律神経失調症で起こる症状はひとつだけではなく、複数同時に現れるケースもあるため、最初は何科を受診したらいいかわからないことがあります。また、症状が多いことでつらさを感じている方も少なくありません。

内科を受診しても原因がわからなかったり、受診した後も症状が改善されなかったりする場合があります。どうしたらいいかわからず、症状に悩まされて毎日の生活がつらいときには、一度心療内科を受診するのも方法のひとつとして考えられます。

参考:Doctors File「自律神経失調症」

参考:日本臨床内科医会「わかりやすい病気のおはなしシリーズ19自律神経失調症」

生活にどんな支障をきたす?自律神経失調症の主な症状

自律神経失調症は「体調の波」に生活が振り回され、悩みを抱えやすくなります。

自律神経失調症の症状はさまざまで、人によって出る症状も頻度も異なります。自律神経失調症のどのような症状が生活に影響を与えているのかを具体的に見ていきましょう。

1.めまい・ふらつき・動悸がある

自律神経は体の器官を調整する役割を担っています。めまいは体の平衡を保つ仕組みが乱れると起こる症状です。めまいが起きるときに、ふらつきや動悸も起こりやすいといわれています。

動悸やめまいが起きると、ちょっとした動作をするだけで息苦しさを感じたり、立っていられなかったりします。そのため、ふらつきによる転倒にも注意が必要です。

症状が現れたときには、体を無理に動かさずに、楽な姿勢のまま安静にするようにしましょう。

参考:医療法人社団杉本クリニック「めまいはなぜ起こるのか」

2.普段より疲れやすい・疲れが取れない

睡眠時間を確保しても疲れが取れない悩みを持つ方も少なくありません。普段より疲れやすかったり、疲れが取れなかったりするのは、体を活動的にする「交感神経」が働きすぎていることなどが考えられます。

疲れが残ったまま生活すると、仕事でいつもはしないようなミスをしてしまったり、集中力が続かず趣味に没頭できなかったりします。慢性的なストレスや疲れの蓄積によって体をリラックスさせる「副交感神経」がうまく機能せず、疲れが取れない状態となっています。

寝る前に、テンポが一定で音階にあまり変化のない音楽を聴くのも方法のひとつです。好きな音楽を聴くことで副交感神経が高まるため、リラックスして睡眠を取れるようになるでしょう。

参考:リクナビネクストジャーナル「「なかなか疲れが取れない」人は必見!医師が勧める1日1分でできる元気回復方法とは?」

3.耳鳴り・頭痛が起きる

耳鳴りとは、実際には音が鳴っていないのに音が鳴っているように聞こえる症状です。他にも自律神経失調症で起こる頭痛の症状もみられます。耳鳴りや緊張性頭痛は日常生活での体の緊張が続く場面に起こりやすいです。

朝起きたときや仕事の繁忙期の直後など、1日の生活や1年の仕事のスケジュールの中で継続していた緊張状態が途切れたときに症状がでることもあります。

体の緊張状態をほぐし、全身の血流を良くしていきましょう。1日の終わりにゆっくり入浴時間をとったり、ストレッチをして体をほぐしたりするのも方法のひとつです。

参考:​​横幕鍼灸院「自律神経と耳鳴りの関係」

4.関節の痛みや肩こりが治らない

体の痛みは日常生活に大きな影響を与えます。体のこりを持続的に感じる人、痛みによって歩行ができなくなる人もいます。

ストレス状態が続くと筋肉が緊張したり、血管が収縮したりして体の痛みやこりが現れるのです。気が張り詰める状態が続いていないかを確認してみましょう。

体の痛みやこりには、鎮静作用のあるセロトニンの分泌を増やすことを心がけるのもおすすめです。朝起きて太陽の光を浴びる、バランスの取れた食事を取る、よく笑うなどしてセロトニンの分泌を活発にしましょう。

参考:アクテージ「ストレスからくる痛みに。ストレス対策と笑いの効果」

清水真心

清水真心

フリーランスライター・メンタルトレーナー|音声配信でも活動。心理学卒、手帳とくま好き。元銀行員営業職。自身もうつ病、不安障害、パニック障害の発症経験がある。「穏やかな暮らしと心の伴走者」がモットー。

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