適応障害、家族が原因の場合、どうしたらいい?理解されない時の対処法

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適応障害の原因が家族だった場合、どうしたら…

会社の中で責任ある役職を任された、成果を求められる仕事である、上司の叱責がつらいなど、さまざまな理由で適応障害と診断されたものの、家族の理解が得られなくて困ることはありませんか。

家族と治療に向けた協力体制がとれないと、つい「適応障害を悪化させているのは家族なのでは…」と感じてしまうことも。もしかしたら家族も聞き慣れない病名に戸惑い、どう接して良いのかわからなくて困っているのかもしれません。

家族に「性格や甘え」のせいではなく「適応障害」という精神疾患だと理解してもらうには、どんな工夫が必要でしょうか。一旦、立ち止まって考えてみるのが良さそうですね。

本記事では、適応障害を家族に理解してもらうコツを紹介します。家族の理解を得られなくて困っている人はぜひ参考にしてください。

参考:適応障害 eヘルスネット 厚生労働省

家族に、適応障害の症状と自分の性格の違いを理解してもらうコツ

「うつ病」という言葉を聞いたことはあっても、「適応障害」と聞いてすぐにどんな病気かイメージできる人は、少ないでしょう。家族に病気を理解してもらうには、お互いが歩み寄って病気を知ろうとすることが大切です。

自分で説明を試みても良いですし、それが難しければ専門医の力を借りる方法もあります。病院の受診に付き添ってもらい、医師から心理教育として病気の説明を受けるのも1つの方法です。

1.家族の不安に共感を示す

家族の理解を妨げているものを見つけましょう。適応障害と聞いて、聞き慣れない病名に不安を覚えているのでしょうか。それとも、いきなり休職となって家計に影響がでることや、家に閉じこもったままになることを恐れているのでしょうか。

多くの場合、家族は何らかの「不安」を覚えているはずです。休職となった場合は傷病手当がでますし、病気の元となるストレスから離れ休養すれば症状は回復します。家族の不安に共感を示し、安心できる見通しを伝えることで理解が得やすくなります。

2.「脳の疲労状態」と理解してもらう

まずは、適応障害がどんな病気であるかを家族に知ってもらいましょう。適応障害とは環境の変化に適応できず、心身のバランスが崩れ、社会生活に支障が出ている状態をいいます。環境との適応に問題が起こることで発症するため「適応障害」と名前がついています。

本人の性格や甘えのせいではなく「脳の疲労状態」により発症するのが特徴です。脳が疲労しているため、何よりも「ストレスフルな環境から離れる必要がある」と理解してもらいましょう。

参考:【適応障害とは】主な原因・症状・治療方法|臨床心理士が徹底解説!

3.適応障害の症状を説明する

適応障害を発症すると、心身にさまざまな不調が生じます。代表的なものは不眠や食欲不振、体のだるさなどです。そのほかにも急に動悸がしたり、息苦しくなったり、めまいがすることもあります。

適応障害の原因が仕事であれば、出社前に具合が悪くなることが多いです。そんなときは、仕事のストレスにより脳に疲労が生じ、体に症状がでているのだと家族に伝えてみてください。医師から解説してもらうのも良いでしょう。

あーちゃん

あーちゃん

1992年生まれ。臨床心理士(公認心理師) 指定大学院を卒業し資格を取得後、街のクリニックで非常勤心理士としてカウンセリングや心理検査の業務に従事する。小学校や高校のスクールカウンセラーとしても活動中

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