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職場にそりが合わない人がいる…働くのがストレス…
職場にはさまざまな性格の人たちがいます。何も言わなくてもお互いに気持ちが通じ合うほど相性がいい人もいれば、何をしてもそりが合わずに調子を狂わされる人もいるでしょう。自分も相手も悪気がないからこそ、どのように対応をするべきか迷ってしまいますよね。
そりが合わない人となるべく一緒の時間を過ごさずにいられたら楽なのですが、仕事上の付き合いが必要なシーンも多いものです。「なるべく関わりたくない」と思っていても、ときには力を合わせて仕事を成功に導かなくてはいけないこともあるでしょう。
今回は、職場にそりが合わない人がいるときのコミュニケーション方法をご紹介します。あなたが相手を苦手に思っているように、相手もあなたにどう接すればいいか迷っているかもしれません。相手の性質を理解し、ストレスのない関係性を目指しましょう。
そりが合わないの意味とは
まずは、そりが合わないの意味をご紹介します。そりとは言葉の通り「反り」なのですが、言葉のルーツとしては「刀と鞘の反り」を指すといわれています。刀と鞘は2つで1セットであり、反りの角度が合っていないと嵌めることはできません。
反りが合わないとお互いに反発し、相容れない関係性となってしまいます。つまりそりが合わないとは、お互いの考え方が一致せずに同調・協調ができないことを表しています。同意語に「ウマが合わない」という言葉がありますが、そりが合わないとほぼ同じ意味と思って構いません。
お互いに悪気があるわけではなくても、どうがんばっても気心が合わない状態です。相手に合わせようとすると精神的に負担がかかり、自分の価値観を曲げなくてはならないシーンもあるでしょう。
「この人とはそりが合わない」と感じる瞬間
そりが合わないことはネガティブな意味を持ちますが、決して珍しいことではありません。学校や職場など多くの人が集まるコミュニティでは、誰の周りにも1人や2人は「この人とは合わないな」「嫌いなわけではないのに、話しているだけでイライラしてしまう」と感じる相手がいるでしょう。
ここでは、「この人とはそりが合わない」と感じる瞬間をご紹介します。そりが合わないこと自体は大きな問題ではありません。相性の悪さをどのようにカバーし、お互いにストレスなく過ごせるかが大切です。
1.仕事でトラブルになることが多い
そりが合わない人と一緒に仕事をしていると、なぜかトラブルやイレギュラーが発生しやすくなります。お互いに雑な仕事をしているつもりではないのにもかかわらず、物事がスムーズに運びません。原因は、仕事への認識の違いや共有不足による所が大きいでしょう。
そりが合わない人は自分とは違う価値観を持っているため、「これ位ならわざわざ言わなくてもわかるだろう」という部分がずれている可能性があります。また仕事において何を重要視するかも違うため、工程にズレが生じてトラブルが発生してしまうのです。
2.連絡を取るのが億劫に感じる
そりが合わない人とはうまくコミュニケーションが取れません。話しているだけでストレスがたまるシーンが多いため、連絡を取るのが億劫に感じることがあります。業務上のメールやチャットを送信するだけでも精神的に負担を感じます。
言葉のニュアンスの受け取り方や、単語から連想されるイメージなどに齟齬があるため、悪気なく伝えたつもりでも相手にとって嫌味のように捉えられてしまう可能性があるためです。自分も同じように相手の言葉の節々に懐疑的になってしまい、なかなか信頼関係が築けません。
3.喜怒哀楽のポイントが違う
そりが合わない人と話していると、喜怒哀楽のポイントが違うため、会話がうまく嚙み合わないシーンも多くあります。例えば自分にとっては笑い話のつもりで話した失敗談でも、必要以上に同情されたり真剣に落ち度を否定されてしまったり。
思い通りのコミュニケーションが取れないため「こんなつもりじゃなかったのに……」と思う機会が多く、会話をすることすらも億劫に感じてしまいます。感受性の違いという言葉では片付けられないほど、会話を楽しいと思えないのです。
4.一緒にいてもつまらない
そりが合わない人と過ごす時間は、退屈でつまらないものになりがちです。笑いのポイントが違うため一緒に何かを楽しむことができず、話題を振ってもなかなか会話が長続きしません。
仕事以外の会話をしてもストレスの原因にしかならないため、同じ職場でもわざわざ話しかけることは少ないでしょう。お互いの性格や価値観を深掘りしないままの状態になってしまうため、いつまでも苦手意識が消えず、存在自体がストレスの原因にもなってしまいます。