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「人間関係がめんどくさい…」
あなたは、人付き合いが得意なほうですか?苦手なほうで、そもそも人間関係なんてめんどくさいと思っていませんか?
社会生活を送る以上、人間関係は私達の生活と密接に関わってきます。職場や学校に加えて、近所、趣味の世界においてもたくさんの人との関わりがあり、それだけ悩みごとも多くなりがち。さらには対面での付き合いだけでなく、SNSにおける非対面の人間関係による悩みも増えています。
今回は、人間関係を苦手に感じる原因とその克服法を紹介します。上手な人間関係について理解し、人付き合いにまつわる悩みをすっきり解決しましょう。
人間関係の維持が苦手…
人と話すのはさほど苦痛でなくても、同じ人との関係を長く維持するのが苦手なタイプは多いです。浅い付き合いは問題なくできても、深く付き合うのはめんどくさい、トラブルが恐いなどの理由があるからです。
反対に、友達になったからには長く深く付き合いたいと思うがゆえに、相手にのめり込んでしまい適切な距離を保てなくなる人もいます。
いずれのケースにせよ、特定のグループに固執したり、長く交流したりすると、どんどん居心地が悪くなって苦痛になるのです。付き合い始めの浅い関係なら簡単に切れても、関係が長く続くと、本音では嫌なのに離れられない状態に陥ってしまいます。
他人が嫌いになってしまう原因・タイミング
他人を嫌いになる原因は人によってさまざまですが、多くの人に共通する原因もあります。
よくある原因をあらかじめ知っておくことで、問題が発生する前に相手と少し距離を置けるでしょう。そして「一般的によくあるケースなのだから」と大らかに構えることで気持ちにも余裕が生まれます。この余裕が、他者への怒りや恨みの軽減につながります。
次にあげる原因は、あなたも過去に一度は経験があるはずです。その時に自分はどう感じたかを思い出しながら見ていきましょう。
1.陰口を言われた・陰口を聞かされた時
陰口を言われたり、聞かされたりするのが他人を嫌になる最も多い原因です。悪口を言われるのは、だれしも気分が悪いもの。
でも、悪口を面と向かって言われるよりも、陰で言われた方がもっと嫌になります。信用していた人が、裏で陰口を言っていたことがわかった時は、その人を全く信用できなくなります。
また、自分に対する悪口ではないとしても、その場に居ない第三者の陰口を聞かされたらどういう気持ちになるでしょうか。「この人は、私の居ない所では私の陰口を言っているかもしれない」と感じて、やはり嫌な気持ちになりますよね。
2.一人の人に依存される・余裕がない時に相談される
他人が自分のことを頼ってくれるのはうれしいものです。でも、いつも頼られたらどうでしょうか。利用されている、またはめんどくさいと感じてしまうでしょう。
できるだけその人を助けてあげたいとは思っていても、自分自身が忙しくて余裕がない時に、お構いなしに相談されたらやはりイラっとしてしまいますよね。
突き放すのも申し訳ないし、かといってやさしくすると、当たり前のように頼ってくるからストレスになってしまう。こういうジレンマが高じると、自分も疲れるし、その人のことも徐々に嫌になってきます。
3.マウントを取られた時
自分の方が有能だとアピールして上から目線で話す人、自分が絶対だと言って他者の意見を聞き入れない人、このようにマウントしてくるタイプがいます。
無意識にマウンティングしていることもあります。でも、たとえ無意識であったとしても、話の中に自慢を感じると、その人の話を聞くのが嫌になるのです。
またマウントを取る人は、こちらが嫌悪感をあらわにしてもなかなか気づかないので困りものです。
4.グループ行動を求められた時
グループ行動を好む人もいれば、単独行動を好む人もいます。一般的に、単独行動を好む人は集団行動が苦手です。
めんどくさいから一人で行動したいのにもかかわらず、グループ行動を要求された場合、高いストレスにつながるでしょう。
また、グループ行動を好む人であっても、意にそぐわない集団行事を強制されたり、苦手な人達との付き合いが続いたりすると、やはり嫌になってしまいます。
人間関係の悩みは少しずつ解決していこう
人間関係で起きる悩みはつきません。そして、悩みとなる原因を完全に避けて生きることもできないのです。
だからといって、悩みを放置していたらストレスはたまるばかりで、あなたの心身の健康に良くありません。悩みがあれば少しずつ解決していきましょう。
特に、大人は自我が確立しているため、他人が嫌いという感情を簡単には消し去れません。だからこそ、他人を嫌いになっても良いのです。ただ、嫌いと思い続けることで自分自身が苦しまないように、少し他人と上手に付き合う工夫をしましょう。
一度に解決できなくても大丈夫です。人間関係で起こる悩みに対し、その時々で対応を考えて行きましょう。