目次
- 社会人として知っておくべき、ハラスメント
- ハラスメントの意味・定義とは?
- あなたはいくつ知ってる?全35個のハラスメントの種類一覧!
- 6.アカハラ(アカデミックハラスメント)
- 7.ジェンハラ(ジェンダーハラスメント)
- 8.リスハラ(リストラハラスメント)
- 9.スクハラ(スクールセクシャルハラスメント)
- 10.ドクハラ(ドクターハラスメント)
- 11.キャンハラ(キャンパスハラスメント)
- 12.テクハラ(テクスチュアルハラスメント)
- 13.カラハラ(カラオケハラスメント)
- 14.カスハラ(カスタマーハラスメント)
- 15.フォトハラ(フォトハラスメント)
- 16.ヌーハラ(ヌードルハラスメント)
- 17.スモハラ(スモークハラスメント)
- 18.レリジャスハラスメント
- 19.ラブハラ(ラブハラスメント)
- 20.マタハラ(マタニティハラスメント)
- 21.パーハラ(パーソナルハラスメント)
- 22.ブラハラ(ブラッドタイプハラスメント)
- 23.テクハラ(テクノロジーハラスメント)
- 24.エレハラ(エレクトロニックハラスメント)
- 25.ゼクハラ(ゼクシャルハラスメント)
- 26.カジハラ(家事ハラスメント)
- 27.オワハラ(終われハラスメント)
- 28.ソーハラ(ソーシャルハラスメント)
- 29.エアハラ(エアーハラスメント)
- 30.スメハラ(スメルハラスメント)
- 31.ペットハラスメント
- 32.エイハラ(エイジハラスメント)
- 33.シルハラ(シルバーハラスメント)
- 34.マリハラ(マリッジハラスメント)
- 35.レイハラ(レイシャルハラスメント)
- 加害者にも被害者にもならないために、しっかり対策しておこう!
社会人として知っておくべき、ハラスメント
ハラスメントは職場だけでなく、夫婦・恋人や親子・友達、初対面の相手に対しても起こり得るもの。心身にダメージを与えるハラスメント行為は、残念ながら社会に根強い問題として残っています。
有名なハラスメントとしてセクハラやパワハラをイメージする方は多いかもしれません。しかし、セクハラやパワハラ以外にもハラスメントの種類はさまざま。仲よくコミュニケーションを取っているつもりが、いつの間にかハラスメントに認定されてしまうこともあるでしょう。
今回は、ハラスメントの意味や知っておくべきハラスメントをご紹介します。自分がハラスメントを受けていることに気づけるように、また同時に気づかない内にハラスメントの加害者になってしまわないように、この記事でハラスメントについて学んでおきましょう。
ハラスメントの意味・定義とは?
ハラスメントの意味は「嫌がらせ」です。
嫌がらせと聞くと、まるでいじめのような行為だと感じる人もいるでしょう。もちろん、ハラスメントの中には明確な悪意の上で行われる場合も多くあります。しかし、ハラスメントの怖いところは「気づかぬ内に、自分もハラスメント加害者になっているかもしれない」という点です。
ハラスメントの定義は「相手が不快であるか」。自分の言動によって他者に不利益を与えたり、不愉快にさせたりすることがハラスメントです。加害者の意図は関係なく、被害者がハラスメントだと思うかが判断基準です。
参考:一般社団法人日本ハラスメント協会「ハラスメント種類 最新(2021年版)」
あなたはいくつ知ってる?全35個のハラスメントの種類一覧!
ハラスメントの種類は時代と共に増えています。ひと昔前まではありふれた光景だったのに、今ではハラスメントとして扱われるケースも少なくありません。
その中でも、比較的身近なハラスメントを35種類ご紹介します。いくつ知っているか数えながら、ハラスメントについて学びましょう。
参考:ハラスメントの定義とは?全35種類の○○ハラスメント一覧
1.パワハラ(パワーハラスメント)
パワハラ(パワーハラスメント)は、同じ職場で働く人同士で起こります。役職や社内での地位を背景に、精神的・身体的苦痛を与えるハラスメントです。適切な仕事量の範疇を超えて業務を押しつけたり、殴る・蹴るなどの暴行に及んだりします。
上司から部下に対して行われるイメージがありますが、社内の人間関係で優位に立っている部下から上司へ行われるケースもあります。意図的に同僚の前で激しく叱ったり、通常業務には関係ない仕事をさせたりなど、執拗に嫌がらせを行い被害者を追い詰めます。
2.セクハラ(セクシャルハラスメント)
セクハラ(セクシャルハラスメント)は、性的なハラスメントです。男性から女性に行われる場合が多いですが、男女に限らず異性間で行われます。セクハラは「対価型セクハラ」と「環境型セクハラ」のふたつに大きく分かれています。
対価型セクハラは、立場が上の人が下の人に行うセクハラで、権威や社会的地位を利用します。環境型セクハラは、立場に大きな違いはない人が性的な嫌がらせをし、相手を不快にさせたり働く環境を悪化させたりします。女性相手だと胸を揉む、結婚や出産について質問する、などが環境型セクハラに含まれます。
3.セカハラ(セカンドハラスメント)
セカハラ(セカンドハラスメント)は、セクハラを受けた人が二次的被害を受けることです。例えば、上司からのセクハラの被害を会社に訴えたのに「君の勘違いではないか」「君が自分から誘ったのではないか」と疑われてしまうケースが当てはまります。
セクハラ加害者が罰を受けないどころか、被害者が責められ被害妄想だと言われてしまいます。また、セクハラの我慢を強要されるだけではなく、さらなるハラスメントの引き金になってしまうこともあるでしょう。
4.モラハラ(モラルハラスメント)
モラハラ(モラルハラスメント)は、精神的な嫌がらせです。外から見ているとハラスメントが行われていると気づきづらく、隠蔽されやすいのが特徴です。無視や仲間外れなど陰湿な嫌がらせが多く、被害者にプレッシャーをかけて精神的に追い詰めます。
努力を認めてもらえなかったり、人格を否定されるような言葉を言われたりと、被害者のプライドを傷つけます。配偶者間や親から子、教師や上司からなどで行われることが多い傾向です。継続的に行われるハラスメントで、被害者は自信を喪失していきます。
5.アルハラ(アルコールハラスメント)
アルハラ(アルコールハラスメント)は、飲酒やアルコールにかかわる嫌がらせです。お酒が飲めない人に無理やり飲ませたり、意図的に酔いつぶれさせたりなどが当てはまります。社内の上下関係を利用した、上司から部下へのハラスメントのケースが多い傾向です。
飲みの席でアルコールドリンク以外を用意しない、またさせないように仕組むなど、飲めない人への配慮をしないのもアルハラに含まれます。アルハラは急性アルコール中毒を引き起こす可能性があり、命の危険をともなうハラスメントです。