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愚痴や文句ばかり言う人と距離を置きたい…
あなたの職場や学校にも、愚痴や文句ばかり言う人がいませんか?文句ばかり言う人と一緒にいると、こちらの気持ちまで暗く沈んでしまいますよね。文句が多い人は悪口や陰口も多く、思わず耳を塞ぎたくなってしまうこともあるでしょう。
文句が多い人は、文句を言うことによって快感を抱きます。愚痴や文句の形でストレス発散をしているため、なかなか習慣を変えることができません。周りが我慢して付き合う必要はなく、自分の心を守るために適切な距離感を設けることが大切です。
今回は、愚痴や文句が多い人の特徴や適切な接し方をご紹介します。「相手にも悪気があるわけではないから……」とストレスを押し込めずに、自分の心が明るくなる方向に行動を起こしましょう。自分の心を守ってあげられるのは、自分自身だけなのです。
文句ばかり言う人の5つの特徴・心理
ストレスを内側に押し込めてしまう人にとって、周りを気にせずに愚痴や文句を言う人の心理は理解できないものです。「どうして周りに迷惑をかけてまでネガティブな発言ができるの?」と不思議に思ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、文句ばかり言う人の特徴や心理をご紹介します。相手と余計なトラブルを起こさないためには、相手の心理を知るのが近道です。愚痴や文句の裏側に隠された心理を知り、適切なコミュニケーションを心がけましょう。
1.承認欲求が強く自分の話を聞いてほしい
承認欲求が強く自分の話を聞いてほしい人は、愚痴や文句を通して周りからの注目を得ようとします。「自分はこれだけ我慢しているんだ」「こんなに文句がある中でもがんばっているんだ」という気持ちを知ってほしいのです。
人よりも着眼点が多いことや視野が広いことをアピールするために、重箱の隅をつつくような細かい文句を言うことも。「そんな所に気付けるなんてすごいね」という言葉や評価を求めており、自分の有能さが周りに広まることを求めます。
2.現状を変える力がない
愚痴や文句ばかり言う人は、自分で現状を変える力がありません。今の環境を変えたいとは思っているものの、どう変えたらいいのかわからなかったり、自分にはその力がないと自負していたりするため、文句を言うしかないのです。
現状を変える力はないものの、文句がなくなるわけではありません。文句を通して不満を主張することで、自分ではない誰かに動いてほしいとも望んでいます。また文句を言うことでストレス発散になり、気持ちを割り切ってがんばるための力にもなるでしょう。
3.自分の味方に引き込もうとしている
文句が多い人は、自分の文句を聞かせる相手を味方に引き込もうとする傾向にあります。とくに悪口や陰口に関する文句が多い人はこのタイプが多いでしょう。自分の気持ちに同調してくれる相手を探しており、「文句があるのは自分だけではない」と思いたいのです。
コミュニティ内で孤立することを恐れる分、味方が多いと気が大きくなり「自分の意見は正しい」と思えます。自分が思い込んでいるからこそ批判を恐れずに文句が言えるタイプと、自分に自信がないからこそ味方を増やして自信をつけようとしているタイプがいます。
4.相手の気持ちを考えられない
愚痴や文句が多い人は、相手の気持ちを考えることが苦手です。基本的に、人は文句を聞かされていい気分にはなりません。愚痴や文句はストレス発散方法でもあるため、一切言ってはいけないわけではありませんが、基本的には言われた相手を少なからず嫌な気持ちにするものです。
しかし文句が多い人は「自分の発言によって相手がどう思うか」まで考えが及ばず、自分勝手な愚痴ばかりを話してしまいます。自分のストレスが発散できればそれでいいと考えており、振る舞い方を変えないと周りから少しずつ味方が減ってしまうでしょう。
5.文句や愚痴以外に話題がない
文句や愚痴以外に話題がない人は、顔を合わせるたびにネガティブな話をするしかありません。人とのコミュニケーション手段が文句や愚痴しかない状態です。自分と相手にポジティブな共通点を見つけられず、結局文句や愚痴ばかりになってしまう場合も。
愚痴を言う本人としても、「できれば他の話題も選びたい」と思っている可能性があります。しかし相手と何を話したらいいのかわからなかったり、相手のことをあまり理解できていなかったりすると、数少ない共通点である職場や同僚の文句ばかりになってしまいます。