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SNSに疲れた…やめたいのにやめられない…
現代の私たちの生活は、インターネット環境が整備されていることやスマートフォンを持っていることが当たり前になっています。オンラインでのコミュニケーションは、現実でのコミュニケーションと同様に重要です。
他者とのコミュニケーションツールとして便利な各種SNSは、お互いの近況を知ったり絆を深めたりするのに役立ちます。しかしSNS中心の生活をしていると、ふとした瞬間に疲れを感じることがあるでしょう。
今回は、SNS疲れの原因や対処法をご紹介します。SNSは便利である反面、特有の苦しみや焦りを生み出すツールでもあります。SNSと健全に付き合うためにも、適切な距離感を保ち心の健康を守りましょう。
SNS疲れの3つの原因
遠く離れている人とも簡単につながれるSNSは、寂しさを埋めるのにはピッタリのツールです。しかしときには、アプリを開くのもおっくうになるほどのストレスを感じることも。現実では問題なく過ごしている人でも、SNSで疲れをためてしまうケースがあります。
ここでは、SNS疲れの原因として挙げられるものをご紹介します。SNSにも現実と同じような人間関係があるからこそ、小さなすれ違いでトラブルが起こってしまいがちです。周りのライフスタイルが簡単に見れるSNSは、ストレスの原因にもなってしまうのです。
1.自分と他人の投稿を比べてしまう
自分と他人の投稿を比べてしまうと、SNS疲れを感じやすくなります。SNSでは、生活の中のよい部分しか見せないものです。人生の一部を切り取った断片のみを投稿するのは誰しも同じですが、周りのキラキラした投稿を見ていると自分に自信がなくなってしまうことがあるでしょう。
とくに家や車やブランド品などは、規模や価格で価値を測りやすいため劣等感の原因になりがちです。また体型や顔立ちなどのルックスもつい比較して落ち込んでしまいます。幸福の形は人それぞれだとはわかっていても、比べることをやめられません。
2.SNS上でのやり取りに義務感を抱いている
オンラインでのコミュニケーションが当たり前の現代だからこそ、SNSでのやり取りに義務感を抱いてストレスをためてしまうことがあります。「同僚の投稿には必ず反応しなければ」「いいねを押さないと嫌われてしまうかも」などのように自分を追い込んでしまいがちです。
最初は楽しかったSNSでのコミュニケーションも、いつの間にか仕事のように「やらなくてはいけないこと」になってしまい、ストレスの原因に。フォロワーに職場の先輩や上司などがいると、当たり障りのない内容を選んでばかりで自分らしい発信もできなくなってしまいます。
3.周りからの評価が気になる
本来SNSは自分の近況報告をしたり人とのコミュニケーションを楽しんだりするツールですが、SNS中心の生活をしていると自分の投稿が周りから批評されるような感覚になります。
影で笑われていないかや馬鹿にされていないかなどが気になり、ストレスを感じてしまうのです。一度疑心暗鬼になってしまうと、好意的なコメントすらも「本当はこんなこと思っていないのでは?」と懐疑的に受け取ってしまうでしょう。
SNS疲れを感じやすい人の特徴
今は多くの人がさまざまなSNSを使っていますが、ストレスなく使いこなせる人もいればストレスを抱え込んでしまう人もいますよね。SNSの使い方に原因があることも多いですが、性格が影響しているケースもあります。
ここでは、SNS疲れを感じやすい人の特徴をご紹介します。性格はすぐに変えられるものではありませんが、疲れてしまう原因を知ることで今後のSNSとの付き合い方のヒントになるでしょう。自分を否定せずに、より豊かなSNS生活のために役立ててくださいね。
1.人付き合いに真面目
人付き合いに真面目な人は、SNSで疲れをため込んでしまいやすい傾向にあります。自分の投稿に反応してくれた人にまめにお礼を言ったり、「自分も反応を返さなくては」とプライベートの時間を削ってでも相手の発信を欠かさずチェックしたりなど、相手との関係性を壊さないように尽力します。
まめな性格であるため、周りからは気遣いができる人と思われる一方、SNSでの立ち回りにストレスを感じて疲れてしまうことも。自分よりも周りの意見を大切にしがちで、素直な意見を言えずに当たり障りのない投稿ばかりになってしまいます。
2.承認欲求が強い
承認欲求が強い人は、SNSで疲れをため込みやすいでしょう。SNSは、やろうと思えば何千、何万という評価を集められるツールです。投稿内容や使い方次第で、現実の世界では考えられない人数に注目されることが可能です。
「自分を見てほしい」と思っている人にはピッタリのツールに思えますが、承認欲求が強いほどSNSは苦しいものとなります。自分よりもルックスが優れている人や豊かな暮らしを送っている人、現実世界での知名度がある人、技術が高い人、センスがある人……。SNSの世界で目立つためには、さまざまなタイプのライバルと戦わなくてはなりません。
もちろん自分ならではの魅力をアピールできればいいのですが、目立ちたがり屋の人は一定数の評価をもらえても「もっと欲しい」と欲張ってしまいがちです。わずかな批判コメントをいつまでも引きずってしまい、心を病んでしまうこともあるでしょう。