離婚までは考えていないけれど、毎日つらい…

結婚とは、紙一枚でできるものです。しかし、その紙一枚の持つ社会的意味は大きいものです。結婚生活の愚痴を言ったり相談したりすると、相手によっては「そんなに嫌だったら離婚すれば？」と言われてしまうこともあるでしょう。

しかし、実際にはそのように簡単なものではありませんよね。そもそも夫婦円満について悩む理由は、パートナーを嫌いになりたくないからという人も多いでしょう。「好きな人をずっと好きでいたい」「この人と良い家庭を作っていきたい」と思うからこそ、理想と現実のギャップに悩むのです。

夫婦生活に悩みを抱いている多くの人は、悩みを離婚と直結させているわけではありません。どうにかして相手との関係性を改善し、お互いに幸福感を抱きながら理想の家庭を作っていきたいと思っています。

とはいえ、夫婦間の不安や悩みはすぐに解決することも難しいもの。不満点をお互いに言い合っても、うまく妥協点を見つけられないこともあるでしょう。それぞれ違った価値観を持つ人間同士の問題なのですから、それも同然のことといえます。

旦那や妻との関係に疲れたときのストレス解消法

他人同士が同じ屋根の下で共同生活を送る以上、一定量のストレスは避けられません。一人のときと同じように振る舞ってばかりでは、人間関係が破綻してしまいます。円満な夫婦関係を維持するためには、それぞれが上手にストレス発散をすることが大切です。

ここでは、旦那や妻との関係に疲れたときのストレス解消法をご紹介します。モヤモヤ感を発散して心に余裕を持ち、クリアな状態での関係構築を目指しましょう。

1.家族以外の人との時間を過ごす

夫婦生活でストレスがたまったときには、家族以外の人との時間を過ごすことをおすすめします。人間関係に限らず、ストレスケアの基本はストレス源から距離を取ることです。原因と真摯に向き合うことは大切ですが、気分転換を取り入れないと視野が狭くなってしまいます。

家族以外の人と過ごすことで心がリフレッシュされ、余裕を持った状態で家庭に戻ることができます。また第三者だからこその客観的なアドバイスをもらえることもあるでしょう。

2.休日の過ごし方を見直す

家庭で受けたストレスをできる限り翌日に持ち込まないために、休日の過ごし方を見直すことをおすすめします。とくに普段から家事でストレスを感じている人は、週に1日は家事を完全に手放す日を作ってみてはいかがでしょうか。

家庭にストレスを感じていると、休みの日に家にいたままでは気持ちがリフレッシュできません。休んでいるつもりなのに疲れが取れない日ほど、虚しくなる休日はありませんよね。自分にとって最も癒やしを感じられる時間の過ごし方を、今一度考えて実行してみましょう。

3.「当たり前」を手放す

夫婦関係におけるストレスを解消するためには、普段から当たり前にやっていることをやめてみることをおすすめします。自分が当たり前にやっていることは、相手にとっても当たり前にやってもらえることとして認識されます。

この機会に負担に感じていることを言葉にして伝えるのもよいでしょう。例えば「明日からトイレ掃除の回数を減らすね」「次から、床に落ちたままの靴下は洗わないからね」のように、労力の割合を減らすことを明確に伝えてみてはいかがでしょうか。

夫婦円満のためには適度な距離感が大切

今回は、夫婦関係における倦怠期の原因や解決方法のヒントなどをご紹介しました。いつの時代もどのような夫婦にも、倦怠期は訪れるものです。苦しい時期を乗り越えて仲よく暮らしている夫婦は、お互いのプライベートに踏み込み過ぎず、尊重し合って生活しています。

好きな人やパートナーのことを、すべて知りたいと思うのは自然なことです。夫婦だからこその嫉妬や独占欲などもありますよね。しかし、自分が大切にされるためには相手を大切にすることが重要です。

夫婦関係において、相手は自分自身の鏡でもあります。不満は我慢するのではなくしっかり伝え合い、フェアな関係性を築いていきましょう。時には家庭に新鮮さを招き入れ、気分転換することも忘れないでくださいね。

※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。