育児のイライラが止まらない!子育て中のストレス解消方法は?

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育児のストレスでイライラする…解消方法はある?

子どもとの毎日は驚きと発見の連続です。毎日少しずつ成長していく子どもを見ていると、感動や喜びを感じますよね。しかし子育ては楽しいことばかりではありません。喜びの数と同じように、イライラを感じる回数も多いものです。

愛しい我が子とはいえ、自分と子どもはあくまで個人と個人です。子どもが大きくなるほど自分との性格や価値観の違いが大きくなり、争いを生むこともあるでしょう。子どもが小さい頃は世の中の常識や対人コミュニケーションの基本も備わっていないため、親の心が疲れるのも当たり前です。

今回は子育てで子どもにイライラする原因や、ストレス解消方法をご紹介します。子育てで感じたイライラはできる限りその日のうちに解消して、翌日に持ち越したくないものです。上手にフラストレーションを発散して、心に余裕を持った状態で子どもと接することができるように心がけましょう。

子育てで子供にイライラする原因

子育てで子どもにイライラする原因は人それぞれです。子どもへのイライラは、親と子どもの性格の違いはもちろん、子どもの成長段階による違いやライフスタイル、他の家族との関係性、経済状況などが複雑に絡み合って発生します。

ここでは、子育てで子どもにイライラする原因として挙げられるものをご紹介します。子どもにイライラすること自体は決して悪いことではありません。大切なのは原因を理解し、感情的になりそうな自分を客観的に観察することで、解決につなげていく姿勢です。

1.子供が何を考えているのかわからない

子どもが何を考えているのかわからないというストレスは、親の精神をすり減らします。まだ言葉が話せない赤ちゃんにとっては、泣き声が唯一のコミュニケーション方法です。親は泣いている理由がわからず右往左往し、イライラや不安が募ってしまいます。

子どもが成長して言葉を話せるようになっても、語彙力が少ないため自分の気持ちを適切に伝えられず、親も子どももイライラしがちに。子どもに言われた通りに行動したのにもかかわらず「違う!」と言われることもしばしば。親としてはどうすればいいのかわからなくなってしまいます。

2.ストレスを発散する時間がない

子どもがある程度自立して動けるようになるまでは、基本的には親がすべての生活の面倒を見なければなりません。赤ちゃんの頃は3時間おきの授乳や離乳食づくり、寝かしつけ、トイレのお世話、お風呂とやるべきことに追われ、普段の家事もままなりません。

子どもが大きくなってくると、仕事に復帰する人も多いでしょう。プライベートの時間がなかなか取れずに、自分のストレスを発散する余裕がありません。子育ては肉体的にも精神的にも疲労がたまる営みのため、ストレスが発散できていないと心の余裕がなくなって視野も狭くなります。

3.言葉遣いが乱暴になってきた

子どもが成長して言葉を覚えると、会話による意思疎通ができるようになりますよね。成長の喜びは他には代えられないものですが、子どもの言葉遣いが乱暴になってくると親が心を傷めることも増えてきます。

例えば「お母さんの馬鹿!」や「お母さんなんかもういらない!」などのような攻撃的な発言をされると、それが子どもの本意ではないとわかっていても落ち込んでしまいます。子どもの成長のいい面と悪い面を同時に感じているような気持ちになり、現状を素直に喜べずにジレンマを感じてしまうでしょう。

4.努力が報われないと感じる

子育ては、基本的に報いを求めると裏切られてしまうものです。親の思い通りに育てようとしても、もともと持っている子どもの素質や個性はまったく違うものであることは珍しくありません。「将来のために」と勉強や習い事に投資しても、子ども自身が楽しめずに放り投げてしまうこともあるでしょう。

赤ちゃん時代の日々のお世話や、成長してからの毎日の食事づくりなど、一般的に親に求められる責務をこなすだけでは褒められることは少ないもの。親の性格や環境によっては、心身を大きくすり減らして子育てをしているのにもかかわらず、誰からも感謝されない日々が続いて精神的に参ってしまいます。

ストレスで子供に当たってしまう…

子育てでイライラがたまると、ストレスで子どもに当たってしまうこともあるでしょう。親は、親である前に一人の人間です。感情があれば怒りも悲しさも感じます。ストレスが限界までたまると、時には爆発してしまうものです。しかし親のストレスをぶつけられた子どもは驚き「自分のせいかもしれない」「親を怒らせないように行動しないと」と気を使うようになることも。怒られたことにショックを受け、ありのままの自分を親の前で出せなくなってしまうこともあるでしょう。

子どもは幼いほど、怒られている理由の本質を理解できません。そのため表面的に親を怒らせないよう振る舞おうとしたり、いい子であるように本心を殺してしまったりするのです。そのまま大人になると、社会でも生きづらさを感じてしまう可能性があります。子どもが心身ともに伸び伸びと育つためにも、親自身のメンタルケアのためにも、子育てのイライラは早期に解消する必要があります。親が自分のメンタルを自分でコントロールすることで、子どもや家庭にもよい影響を与えられるのです。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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