夫婦カウンセリングとは|生涯のパートナーとの関係を修復しよう

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亀裂が入っている夫婦関係を修復したい…

結婚は「この人と一生一緒に過ごしたい」という思いがあってこそするものです。すべての夫婦が、結婚を決めたときには幸福な未来を想像していたことでしょう。しかし、人生は何が起こるかわかりません。

長い年月をともに過ごしているうちに、夫婦関係に亀裂が入ってしまうことは珍しくありません。お互いの価値観がすれ違ってしまったり、どちらかが一方的に不満を貯めていたり……。夫婦の数だけ、それぞれの悩みがあるものです。今回は、亀裂が入った夫婦関係を修復する夫婦カウンセリングについてご紹介します。夫婦の問題を2人で抱えきれなくなったときには、心理士を交えてコミュニケーションをとることで解決の糸口がつかめるかもしれません。

夫婦(カップル)カウンセリングとは?

夫婦カウンセリングとは、心理士(カウンセラー)の意見を交えながら夫婦間の問題を解決に導くカウンセリングです。恋愛関係や婚姻関係にある異性や同性同士を対象としており、類似するカウンセリングであるカップルカウンセリングも同様の目的を目指します。

夫婦カウンセリングを受ける理由はそれぞれですが、主に夫婦間で発生したトラブルを解決するために取り入れられます。何らかの理由で亀裂が生じた夫婦関係の修復を目的とし、冷静な第三者である心理士を定点観測者としながらお互いが納得する関係性を目指すカウンセリングです。

中には離婚の話を冷静に進めるために夫婦カウンセリングを利用する場合もあります。最終的な着地点は夫婦が求めている関係性によりますが、納得感を持った上でお互いが同じ方向を向いて歩める状態をサポートします。

夫婦カウンセリングのメリット

一般的に夫婦カウンセリングは、既に問題を抱えた夫婦が利用するカウンセリングです。もちろん円満な夫婦がトラブルを予防するために利用するケースもありますが、少なくとも現代の日本ではレアケースだといえるでしょう。

ここでは、夫婦カウンセリングのメリットとして挙げられるものをご紹介します。家庭内で発生した問題が夫婦の手に負えない状況になっている場合は、心理士の意見を取り入れることで解決に進む可能性があるでしょう。

1.夫婦間のトラブルを解決に近づける

夫婦カウンセリングを利用することで、夫婦間のトラブルが解決に近づきます。夫婦が抱えているトラブルの種類はさまざまです。会話の減少や不倫、セックスレス、将来へのビジョンの違い……。心理士は、あらゆる夫婦間の問題について親身に話を聞き、アドバイスを与えてくれます。

現在の夫婦の状況を客観的に分析した上で的確な助言を受けられるため、はっきりとした結論が出ない場合でも気持ちが前向きになれるでしょう。トラブルの渦中にいる人間がなかなか気づけない問題点も指摘してもらえます。

2.パートナーの本音がわかる

夫婦カウンセリングを通して、パートナーの本音がわかります。夫婦という近い関係だからこそ、いつの間にか本音が言えなくなっていたり、気持ちを言葉にすることを忘れてしまっていたりするものです。

夫婦カウンセリングではお互いの本心を言葉にすることで、すれ違っていた気持ちを再び通わせることができます。本人に言えないことでも心理士を通して伝えることで、隠されていた相手の本心に触れられ、お互いの誤解が解けたり愛情が深まったりすることがあるでしょう。

3.冷静な第三者の意見を聞ける

夫婦カウンセリングでは第三者である心理士を通し、客観的で冷静な意見を聞くことができます。夫婦カウンセリングにおける心理士は、臨床心理士の資格を持っていたり心理学に精通していたりするケースが多く、専門家の視点から的確なアドバイスをもらえるでしょう。

夫婦間でトラブルを抱えていると、感情的になったりお互いの意見をぶつけ合ったりしてしまうことも多いものです。状況を第三者として観察できる心理士を挟むことで、本人たちが気づいていない問題の本質について指摘してもらえることが期待できます。

夫婦カウンセリングを成功に導くための3つのコツ

ここでは、夫婦カウンセリングを成功に導くためのコツを3つご紹介します。夫婦カウンセリングに限らず、カウンセリングはただ通うだけではなかなか成果が現れないものです。目的意識を持ちカウンセリングを受けることで、費用以上の気づきを与えてくれるでしょう。

1.パートナーや心理士の話を最後まで聞く

夫婦カウンセリングでは、パートナーや心理士の話を最後まで聞くことが大切です。人の話を最後まで聞くことは対人コミュニケーションの基本です。しかし感情がたかぶると、「自分の意見も聞いてほしい」という気持ちが先行してしまうこともあるでしょう。

発言を被せたくなる衝動をぐっと堪え、パートナーや心理士が話し終わるまで待つ気持ちが求められます。夫婦カウンセリングでは、どちらかだけに味方をしたりどちらかだけの意見を聞いたりすることはありません。必ず自分の気持ちを話すターンも回ってくるので、待機しつつ相手の話に耳を傾けましょう。

2.相手を理解する姿勢を持つ

夫婦カウンセリングを成功に導くためには、相手を理解する姿勢を持つことが大切です。夫婦は近しい関係性だからこそ、相手の気持ちを理解するよりも自分の気持ちを理解してもらうことを優先しがちになります。

もちろん、相手に理解を求めることもコミュニケーションにおいて重要なポイントです。しかし、お互いに「自分の気持ちを受け入れてほしい」と思ってばかりでは、いつまでも歩み寄ることができません。まずは相手の本音を聞き、心情を理解しようと努める姿勢を持ちましょう。

3.まずは一人だけでも行動する

夫婦カウンセリングは、夫婦が向いている方向性が同じだとスムーズに進みます。しかし時には、どちらか一人だけがカウンセリングに前向きになっており、パートナーは消極的というケースも珍しくありません。

「カウンセリングに行こう」と誘っても邪見に扱われ、心を痛めてしまう人もいるでしょう。夫婦関係を修復したい人は、まずはモチベーションが高い側の人だけでもカウンセリングを利用することをおすすめします。パートナーがカウンセリングに非協力であることは多いものです。夫婦カウンセリングという名前ですが、まずは一人からでもカウンセリングは予約可能です。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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