価値観の違いの乗り越え方とは?今よりも絆を深める3つのヒント

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大切な相手との価値観の違いの乗り越え方を知りたい…

価値観が違う相手と話していると、まるで自分や相手の常識が間違っているかのような感覚を抱くことがあります。価値観は人それぞれであり、正解はありません。

関係性の浅い相手であれば、価値観の違いを感じても大きな問題にはならないでしょう。しかし、近しい関係性の相手との価値観の違いは、ストレスの原因になってしまいます。

今回は、価値観の違いによるトラブルや、価値観の違いを乗り越えるための方法などをご紹介します。価値観の違いは、長い期間をともに過ごしている夫婦や親子でさえあるものです。自分の価値観とは違った言動をとられても、怒らずに受け入れられる習慣を身に付けましょう。

価値観の違いにおける例

ここでは、価値観の違いにおける例として挙げられるものを3つご紹介します。深い愛情や友情で結ばれている相手でも、少しの価値観の違いで絆が壊れてしまうこともあるでしょう。特に恋人や夫婦の場合は、早い段階で価値観の違いを認識して歩み寄る努力が必要になります。

1.恋愛の価値観の違い

恋愛における価値観の違いは、破局や浮気の原因となってしまうことがあるでしょう。例えばどちらかが「恋人がいても異性の友達とは遊びたい」と思っていても、もう一方が「恋人ができたら異性とは連絡をとらないでほしい」と思っている場合は、争いが生まれることが予想されます。

価値観の違いは、どちらが正しいという問題ではありません。自由な恋愛を楽しみたいという人にとっては、生活の中心が恋人になるタイプのパートナーには息苦しさを感じるものです。独占欲が強い人にとっては、パートナーが異性の友人と楽しんでいることに激しい嫉妬心を抱いてしまうでしょう。

2.金銭感覚の違い

金銭感覚の違いは、お互いのライフスタイルや成育歴に影響を受けます。例えば家が裕福ではなく、節約や我慢が当たり前の環境で育った人は、大人になっても散財することに抵抗感を覚えることがあります。反対に、裕福な家で育った人はお金を出すべきシーンでは出し渋らない傾向に。

金銭感覚が違う人同士だと、食事をする際の店選びから予算の違いが生まれます。恋人や夫婦の場合は、デートに使う予算や家電製品を購入する際の値段などにも違いを感じるでしょう。結婚生活はお金のやりくりの連続です。何にお金をかけるかの価値観が違うと、生活の細かなシーンでストレスがたまっていきます。

3.仕事の価値観への違い

仕事への価値観が違うと、職場でストレスがたまりやすくなります。例えば、仕事にストイックで努力を惜しまない人にとっては「安定した給料がもらえれば仕事のクオリティはどうでもいい」と思っている同僚の存在はストレスの原因になるでしょう。

反対に、昇給や昇格に無関心な人からすると、仕事に熱血な人に対して「自分たちまでがんばらないといけない雰囲気になってしまう……」とけむたく思うことも。また恋人や夫婦間などでも仕事への価値観が違うと、仕事をがんばるパートナーに対して「家庭や自分との時間を疎かにされている」と感じてしまうこともあるでしょう。

価値観が違うことで起こるトラブル

ここでは、価値観が違うことで起こるトラブルについてご紹介します。価値観とは、人生そのものだといえます。今までの人生経験を踏まえて培われた考え方こそが、現在の価値観です。そのため価値観の相違は相手の人生や人間性への疑念を抱かせ、関係性に亀裂が入る原因になります。

1.カップルの破局や夫婦の離婚

価値観が違うことで起こりやすいトラブルは、カップルの破局や夫婦の離婚です。例えば「異性と連絡をとるのをやめてほしい」と言ってもパートナーが聞いてくれなかったり、パートナーに趣味にお金を使うことを非難されて愛情が薄れたりなどが挙げられます。

相手との関係性を守りたい気持ちはありつつも、自分らしさを維持するためにどうしても価値観を手放せないこともあるでしょう。相手に愛情があるからこそある程度は耐えることもありますが、我慢が限界になると「自分らしさを失ってまでこの人といたくない」と思ってしまいます。

2.お互いにストレスをため込む

違った価値観を持っていると、お互いにストレスをため込んでしまいます。価値観が違う相手と関係性を維持したいと思っている場合、お互いに不満がないように妥協し合うものです。歩み寄り理解し合おうとは努めますが、本来の自分らしく振る舞うことはできません。

我慢するほど「自分には、もっとありのままの姿で過ごせる相手がいるのでは?」と今の関係性に疑問を抱いてしまいます。ストレスをためているのは相手も同じであるため、小さなきっかけでお互いへの不満が爆発してしまうこともあるでしょう。

3.相手に見返りを求めてしまう

価値観の違いを我慢するほど、相手に見返りを求めてしまいます。「自分はこれだけ我慢しているのだから、自分の価値観も尊重してほしい」と不満をためていくのです。もちろん、日頃からお互いへの感謝の気持ちを意識できている場合は、価値観の違いさえも絆を深める要因になります。

しかし相手に我慢をさせているのが当たり前になってしまうと、いつしか感謝を忘れてしまいます。相手に自分の努力を認めてもらえていないと感じると、違う形で見返りを欲し、関係性に亀裂が入る原因に。我慢させていた側からすると「急に相手が怒り始めた」という感覚になり、会話が噛み合わない事態になってしまいます。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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