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「人付き合いが苦手…人と関わるのが疲れる…」
「会社での人付き合いがつらい」「初対面の人との雑談が疲れる」など、人付き合いが苦手で悩んでいませんか。
社会で生きるために避けて通れないのが人付き合いです。それだけに、人付き合いの悩みは尽きません。一方で、人間関係が苦にならない、世渡り上手な人がいるのも事実です。その違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、人付き合いに向き合うヒントについて考えていきます。人付き合いが上手い人、苦手な人の特徴から、人付き合いに疲れないコツや克服法をまとめました。人間関係に疲れてしまった人も、ちょっとした工夫で「人付き合いしたくない」「人が苦手」という気持ちが変わるかもしれません。
人付き合いが苦手な人に共通する6つの特徴
人付き合いが苦手だと感じるのは、どのような時でしょうか。
どのようなときにストレスを感じるのかを細かく観察してみると、共通する性格がみえてきます。細やかな気配りができる人は、繊細な気質の持ち主といえます。人よりいろいろなことに気づけるため、人付き合いにも気を使いがちです。
また、相手のことを考えすぎるあまり自分のことを上手に伝えられず、人付き合いに疲れてしまうことも。人付き合いが苦手と感じる人の特徴を一つずつみていきましょう。
1.内向的な性格
人付き合いが苦手な人は、内向的な傾向にあります。興味の対象が自分の内面に向かうことが多く、1人で過ごすことが苦になりません。
人付き合いのなかで、積極的に話しかけるよりは聞き役にまわるのも、内向的な人の特徴といえます。自分から話題を提供することが少ないため、物静かな印象を持たれることも多くなります。そんな印象を意識して、必要以上に発言に気を使うのも人付き合いが苦手になる理由の一つでしょう。
2.人に目を見られることが苦手
目をみながら会話をされるとそわそわしてしまう人も、人付き合いが苦手な場合があります。相手にじっとみつめられながら話をされると、気になって話に集中できません。そのため意識的に視線を避けてしまい、相手によくない印象を与えてしまうことも。
会話は相手の様子を観察し、バランスを取りながら進めるものです。気をつけたいのは、目を合わさずに下を向くと、スムーズな会話がしにくくなること。視線を外すと相手の表情が読み取れず、何を思っているのかがはっきりとわかりません。相手の様子を推し量ることができず、スムーズなコミュニケーションを妨げてしまいます。
参考:【NHK健康】「人が怖い」「視線が気になる」と感じる社交不安症の症状、チェック法、治療
3.人の気持ちを考え過ぎてしまう
人にどう思われているかを考えすぎてコミュニケーションが重荷になってしまうのも、人付き合いが苦手な人の特徴といえます。
不快な思いをしないよう、相手を思いやりながら会話をするのはいつでも心がけたいものです。しかし、相手の気持ちばかりを想像しすぎて、コミュニケーションが苦手になる場合があります。
また、相手がどう受け止めるかが気になり、思ったことがいえずにフラストレーションを感じることもあるのです。
4.パーティーなどの社交場が苦手
人付き合いが苦手なタイプから、特に大勢の人が集まる場所が苦手だという声も聞かれます。
初対面の人が多く集まるパーティや会食などは、社交性が必要とされる場所。物おじせずに話しかけて輪の中に入り、その場になじむスキルが必要です。話しかけるだけでも緊張するような、人付き合いの苦手な人には避けたい場所かもしれません。
5.人に頼まれたら断れない
お願いされると断れず「また引き受けてしまった」と落ち込む人も多いものです。嫌なことをはっきりと断れないのも人付き合いが苦手な人の特徴といえます。「断ったら嫌われるかも」と相手の気持ちが気になり、キッパリと断ることができません。断ることが苦手なため、お願いされるような会話を避けることもあるほどです。
6.人に気を使い過ぎてしまう
誰かと一緒にいると気を使い過ぎてしまうのも、人付き合いが苦手と感じる原因となります。
人付き合いを深めるためには、普段から周りをよく観察し、相手の気持ちになって行動することが大切です。しかし、相手を思いやった行動も、行き過ぎるとストレスの原因に。優しさから生まれる気づかいですが、自分が疲れてしまっては楽しい時間を過ごせず、苦手意識が増してしまいます。
人付き合いが上手い人に共通する6つの特徴
人付き合いが苦手だと感じるタイプには、もともと話すのが得意ではない人もいれば、何かがきっかけでなってしまった人もいます。
苦手意識を感じていても、もっと気楽に人付き合いができたら、と思う人も多いはず。
ここでは、人付き合いが上手な人の特徴を紹介します。
1.一定の距離を保って接している
人付き合いに欠かせない「距離感」。人付き合いが苦手だと、新しく知り合った人との距離の取りかたに悩むことは多いでしょう。人付き合いが上手な人は、相手が心地よいと感じる距離で接することができます。個人的な領域に深く踏み込みすぎて、相手にストレスを与えることがありません。
また、相手との距離を上手に保つには、自分のパーソナルスペースがわかっていることが大前提です。自分を守りながら相手を傷つけないやりとりができると、人付き合いが苦手になりません。
2.人のことが好き
人が苦手ではないこと、まさに人付き合いが上手な理由といえます。
人と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思うと、相手をよく観察するようになります。相手がどんな人なのか、何をすれば喜ぶのかを自然に考えられる人を嫌がることはないでしょう。
どんな相手にも興味を持って接することが、人付き合いを上手に進める一歩になるのです。。
3.積極的に話しかける
初対面でも積極的に話しかけられるスキルがあると、人付き合いが苦手になることが減ってくるものです。
人付き合いの上手な人は、会話上手な人が多いのも特徴です。「この場を楽しくしたい」と、気軽に話題を作り、自分から積極的に話しかけます。「この話題はふさわしくないかも」「これを言ったらどう思われるかな」など、相手にどう思われるかを気にしません。
楽しい時間を過ごすために会話をすることが人付き合いを苦手と感じない秘訣です。
4.褒め上手
褒められて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。積極的に相手を褒めるのも、人付き合いが上手な人にみられる傾向といえます。人を褒めるのは意外と難しいものです。「人が苦手」という目線で向き合っても、褒めたいポイントはなかなかみつからないものです。
また、お世辞でむやみに相手を褒め尽くしても、本心が伝わってしまいます。積極的に相手をよく観察し、本心から「すごい」と思えるところをみつけられると、人付き合いへの苦手意識もなくなっていくでしょう。