人に興味が持てない人の心理・特徴|他人に興味を持つ方法7選

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他人に興味が持てない…

「なぜ人に興味を持たなくてはいけないのだろう?」。人に興味が無いと、この質問に上手く答えられない人が多いのではないでしょうか。確かに、人に興味を持たなくても生きることはできます。

しかし、人に興味を持てれば、今よりももっと人生は豊かになります。今回は、人に興味が持てない人の心理や理由、人に興味を持つための方法などをご紹介します。無理矢理ではなく自発的に人に興味を持てるようになると、今まで見えなかった幸せが見えてくるでしょう。

人に興味が持てない人の3つの心理とは?

「人に興味を持たない」というと、どこか冷たい印象を受けるかもしれません。しかし、人に興味を持たないからこそ避けられるリスクがあります。場合によっては、人間関係におけるいざこざを回避するために、あえて人に興味を持たない選択をしている可能性も。

人に興味を持たない人の心理を3つご紹介します。無関心は、決して「冷たい」「ドライ」というだけではありません。自分なりの幸福を追いもとめているからこそ、他人へ無関心であることをわざわざ選んでいるのかもしれないのです。

1.人間関係でストレスをためたくない

人間関係のトラブルは、私たちにとって身近なストレスのひとつです。しかし、最初から他人に興味や関心を持たずにいれば、人と深く関わらずに済みます。友達や人脈は広がりづらいかもしれませんが、トラブルに巻き込まれる可能性も減ります。

人に興味を持たなければ、相手のことを知ろうとしません。質問や会話が減り、コミュニティで孤立します。一見寂しい状態に思えるかもしれませんが、孤立・孤独こそが「人間関係のトラブルに巻きこまれないための最善策」でもあります。

人間関係で極力ストレスをためたくないと思っているので、人の名前を覚えることすらおざなりになりがちです。飲み会やパーティーなどの人が集まるイベントにもほとんど参加せず、周囲からは「付きあいが悪い」と思われてしまうことも。

しかし本人にとっては「面倒ごとに巻きこまれるくらいなら、最初から孤独である方がいい」と本気で思っているため、改善するつもりがない場合も多いでしょう。

2.人の裏の顔が怖くて関わりたくない

人間には本音と建て前が存在するもの。言葉とは裏腹の本音を知り、人間が怖くなった経験がある人も少なくないでしょう。人に興味が持てない人は「本音」を恐れている可能性があります。表面だけでは見えづらい人間の本心を恐れ、相手を必要以上に信頼しないよう努めている場合も。

「裏の顔にショックを受けるくらいなら、最初から表の顔も知らないままでいい」と自分の心を傷つけないために、あえて興味を持たないようにしてるのです。自分の心を守るためには、ある意味で合理的な判断ともいえるでしょう。

3.自由に生きていきたい

他人のことを知りすぎると、思いやりや気遣いが生まれます。円滑なコミュニケーションのためには優しさが必要ですが、気遣いは同時に「自分と他人をつなぎとめるための足かせ」にもなるでしょう。それなれば、最初から誰とも関係性を構築しなければ自由に生きられます。

大事な人が増えるということは、守りたいものが増えるということ。自分以外の大切なものが増えると、行動が制限されていきます。誰からも束縛をされずに自由に生きていきたい人にとって、他人への関心は障壁になってしまうこともあるのです。

人に興味が持てない人の特徴

人に興味が持てない人には、周りからみても気付くほどの特徴があります。本人は興味のなさを隠しているつもりかもしれませんが、コミュニケーションの中で現れる表情や態度によって周りにはバレてしまうものです。

ここでは、人に興味が持てない人の特徴をご紹介します。無意識のうちに該当する行動を取ってしまっていなかを確認してみましょう。表面的にはどのように演じていても、ふとした瞬間に本音は漏れてしまうものです。

1.プライベートの話をしない

人に興味がない人は、プライベートの話をしません。相手の人間性自体に興味がないため、その人がプライベートで何をしていようが自分には関係ないと思っています。そのため自分のプライベートの話も滅多にすることはありません。

会話がスムーズに進行するための話題として用いることはありますが、自分のことを相手に知ってもらいたいという欲求自体が希薄です。同時に相手のことを知りたいと思っていないため、他者とのコミュニケーションはビジネスライクな会話のみで十分だと思っています。

2.相槌しか打たない

他人に興味を持てない人は、相手の会話を広げる必要性を感じない傾向にあります。そのため相手が何を話しても「そうなんだ」「へぇ」「なるほどね」などの相槌ばかりで、話が盛り上がりません。そもそも、盛り上げる必要がないとすら感じています。

雰囲気が悪くなることで自分の不利益になると感じれば善処しますが、基本的にはリアクションが薄いことが特徴です。「それって〇〇ってこと?」のような深掘りする返答はなく、相手にとっても話していてつまらないと感じさせます。

3.自分の話ばかりしている

他人に興味が無い人は、相手の話を聞かずに自分の話ばかりすることがあります。「相手の話を聞いてあげよう」という気持ちよりも「自分の話を聞いてほしい」という欲求のほうが勝ってしまい、相手の話を妨げてでも自分の話を続けてしまいます。

相手自体に興味がないため、自分ばかり話していることで相手がどう思っているかを考えません。もしもそれが原因で相手に嫌われてしまおうと、大きな問題には捉えないのです。興味がない相手に嫌われても精神的ダメージはほとんどありません。

4.表情に変化がない

人に興味がない人と話していると、表情に変化がないことに気付きます。言葉では「面白いね!」と言っていても目が笑っていなかったり、終始無表情のまま会話をしていたり、周りからすると、何を考えているのかわからない不気味な印象を抱きます。

よく言えば自分に正直なタイプですが、周囲からは腹を割って話せないような相手だと認識されてしまうでしょう。「話していてもつまらなさそうにしている」と感じる相手とは、誰しも距離を置きたくなるものです。

5.SNSに他の人が写っていない

人に興味が持てない人のSNSには、家族や友人のような本人以外の人物がほぼ写っていません。他人と過ごす時間よりも、自分ひとりで過ごす時間に価値を置いているためです。他人に興味がない人にとって、他人と過ごす時間はストレスの原因になります。

SNSは基本的に、ライフスタイルや喜怒哀楽の瞬間を掲載してシェアする場です。他人に興味がない人のライフスタイルの中に、自分以外の登場人物はほぼ存在しません。興味の対象は自分や仕事、環境であり、自分以外の誰かではないのです。

6.ひとりで打ち込める趣味がある

人に興味が持てない人は、自分ひとりだけで打ち込める趣味がある傾向にあります。例えば車やバイク・作曲・楽器・絵画・映画鑑賞・読書・料理・ガーデニング・ゲームなど、他人が関与せずとも成り立つ趣味を持っている人は、ストレス発散さえも自分自身だけ完結できます。

他人の存在に依存せずにメンタルコントールができるという点では、精神的に自立できているといえるでしょう。しかし他人に興味が持てないことで周囲との交流が薄くなり、自分の力だけで解決できない問題を抱えたときには困難に直面する可能性があります。

7.人と距離を取りたがる

他人に興味が持てない人のコミュニケーションは、パーソナルスペースに他人を入らせないことが基本です。「ここから先は絶対に踏み込まないでほしい」という心のスペースが人一倍広く設けられており、精神的な距離感を感じさせます。

自分のプライベートの話を聞かれそうになったら話題を変えたり、話好きの人から物理的な距離を取ったりと、一貫して必要以上に他人と関わらないように努めています。周りからすると、冷たくドライな印象やミステリアスな印象を受けるでしょう。

8.悪口を言われても気にしない

他人に興味がない人は、周りに悪口を言われても気にしません。興味がない相手からどう思われても、何も気にする必要がないと考えています。そのため相手の気持ちを考えずに、思ったことをそのまま言葉にしてしまうことがあります。

「この言い方は相手に嫌な思いをさせるだろうか」と考えずに言ってしまうため、ひんしゅくを買うことも少なくありません。しかし本人は「興味のない対象に気を使う必要はない」と考えており、状況が悪化してから自分の不利益に気付くことも。

人に興味が持てない3つの理由

人に興味を持たないように自分をコントロールしている人もいれば、本当は「人に興味を持ちたい」と思っているのに……と悩んでいる人もいます。人に興味が持てない理由はさまざま。

人に興味が持てない理由として挙げられるものを3つご紹介します。特に、今後は人に興味を持てるようになりたいと思っている人は、自分がなぜ興味が持てないのかを分析しましょう。正しく原因を理解することで、効果的な対処法が打てるようになります。

1.過去に人間関係のトラブルがある

過去に人間関係のトラブルがあり、つらい気持ちになったり面倒くさいと感じたりした人は、人に興味を持ちづらくなります。興味を持った末にトラブルに見舞われるくらいなら、最初から興味関心を示さずに孤立を選んでいた方がマシ、という考え方です。

特に、自分で感受性が強いタイプだと自覚がある人は、トラブルが原因で興味を捨てがちです。なぜなら、下手に他人に興味を持つと事情に入れこんでしまうから。感情移入した結果、トラブルに介入しやすいとわかっているためです。

2.人とコミュニケーションを取ることが苦手

元々、人とコミュニケーションを取ることが苦手な人も、人に興味を持ちづらい傾向があります。例えば、スポーツ観戦が苦手な人がサッカー選手に興味がないように「苦手なものにわざわざ興味を持たない」のは自然なことでしょう。

苦手なのに無理をして興味を持とうとしても、ストレスがたまるだけです。他人と必要以上のコミュニケーションを取りたいと思わなければ、最初から興味を持つ必要はありません。

また、コミュニケーションを取ることが苦手な人のなかには、相手とのキャッチボールが苦手な場合も。自分ばかり話をしてしまったり、うまく自分の話をできなかったりすることで、コミュニケーションを取ることが苦手だと感じる人も多いでしょう。

3.自分の心を開くことが苦手

自分の心を開くことが苦手な人は、人間関係にストレスを感じやすいもの。心から信頼していない相手との時間を過ごすくらいなら、最初から興味を持たずに無関心を装っていた方が気が楽です。

警戒心が強い人にとって、人間関係の構築はストレスの連続です。「この人には心を開いていいのか?」と疑ったり、信じかけた時に裏切られたり。ストレスの積み重ねで心がすり減ってしまうなら「興味を持たない」は立派な自衛手段だといえます。

またこのタイプの人は「なかなか他人を尊敬できない」という場合もあります。例えば職場だと、自分よりも仕事ができる相手しか尊敬できず、素直に意見を聞くことができません。相手を内心で見下しやすく、本音を話すこともほとんどありません。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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