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人間関係に疲れてしまった…
人間関係の構築は、人生で避けては通れないものです。しかし、「この人といるとい楽しい!」と思う時もあれば、「人間関係に疲れた……」と思う時もあるのではないでしょうか。
また、人間関係はコントロールが難しく、ストレスを感じやすいものです。周りの人と良い関係を作ろうと努力するけれど、空回りしたり距離感ができてしまったりするからです。
この記事では、人間関係で疲れる原因や対処法を紹介します。
人からの連絡がストレスに感じる…
人からの連絡は、仕事でもプライベートでも日常的に来るものです。しかし、人からの連絡でストレスを感じてしまう場面は多々あります。
メールやチャットなどのコミュニケーションツールは、自分と相手のレスポンスにラグが発生しやすいからです。
例えば、「相手に早く返事をしなきゃ……」「なかなか返事が来ないな……」などとプレッシャーを感じてしまったり、気を揉んでしまったりすることがある方も多いでしょう。
このように、ラグや返事に対するプレッシャー・不安などで、人からの連絡がストレスに感じます。
友人関係・対人関係で疲れる原因
友人関係・対人関係は、良好な関係を築けていれば、心地良い安心感や楽しさを生み出してくれるでしょう。しかし、人間関係は気疲れや誤解を生むネガティブな感情を生み出してしまう場合もあります。
人間関係にストレスを感じながら生きていると、疲れが蓄積してしまいます。人間関係でストレスを感じないために、疲れる原因を知っておくことが大切です。
ここからは、友人関係・対人関係で疲れる原因を紹介します。
1.毎日たくさんの人から連絡が来る
毎日たくさんの人から連絡が来ることは、人間関係で疲れる原因につながってしまいます。「返事をしないといけない」プレッシャーや「返事をするのがめんどくさいな……」と感じ、手間になってしまうからです。
また、グループチャットでは「自分とは関係ないメッセージを読まないといけない」や「自分も発言した方が良いのか」などと思い、余計に疲れを感じるでしょう。
2.仕事とプライベートの境界線がなくなっている
人間関係で疲れを感じている人は、仕事とプライベートの境界線がなくなってはいないでしょうか。仕事の人間関係がプライベートまで続いたり、仕事の連絡が休みの日まで入ったり、境界線がなくなる原因があります。
カルビー株式会社が2020年に「女性のテレワークに関する実態調査」を実施しました。結果は、テレワークをすることで疲れを感じる原因に「仕事とプライベートの境界線が曖昧」と答えた女性が53.2%いました。
このように、仕事とプライベートの境界線がなくなると、休める気がなくなってしまい疲れてしまう原因になります。
参考:SalesZine編集部「オンとオフの境界線が曖昧」など約6割がテレワーク疲れ ひとやすみが高い生産性のカギ/カルビー調査
3.友達同士の喧嘩に巻き込まれている
友達同士の喧嘩に巻き込まれるのは、人間関係で疲れる原因です。両者の意見を聞いて、波風を立てないように対応をするのは疲れしてしまうからです。
波風を立てないような言葉選びをしたり、両者の感情を押さえたりするのは気を使います。最初は良かれと思って入った仲裁が、だんだん面倒になってしまうのです。
また、対応を間違えると仲裁に入ったあなたが悪いと言われてしまうこともあるでしょう。
4.友達の愚痴や相談に乗りすぎている
友達の愚痴や相談に乗りすぎていると疲れます。特に心優しい人ほど悩んでいる人を放っておけず、「なんとか力になりたい」と相談に乗りすぎてしまいます。
しかし、何度も愚痴や相談を聞いていると苛立ちやストレスを感じてしまう原因になるでしょう。
5.共感性が高く、周囲のネガティブ発言を吸収してしまう
周囲の人のネガティブな発言は、あなた自身にも悪影響を及ぼします。特に共感性が高い人は、敏感に反応してしまうでしょう。
人が周囲のネガティブな発言やストレス、不安を取り込みパフォーマンスに悪影響を及ぼす原理を「セカンドハンド・ストレス」と言います。
カリフォルニア大学リバーサイド校の研究者ハワード・フリードマンとロナルド・リジオは、「セカンドハンド・ストレス」について論文を発表しました。論文には、人はストレスを感じている他者を目にすると、神経系に瞬時に悪影響を受ける場合があると書かれています。
また、自らの不安を言葉や態度で表現している人が視界に入ったとき、自分も同様の感情を経験する可能性が高いのです。結果、脳のパフォーマンスが悪影響を受けてしまいます。
参考:Harvard Business Review 他人がまき散らすストレスに“感染”しない4つの方法
6.相手にどう思われているか気にしてしまう
相手にどう思われているか気にしてしまうと、自分らしく生きられず、生きているだけで疲れてしまいます。常に周りの目や意見を気にして本当にやりたいことを我慢するので、生きづらくなってしまうのです。
Marisol ONLINEが働くアラフォー女性320人を対象に行った「自分が周りにどう思われているか気になるか」の調査結果を見てみましょう。「気になる」と答えたのが32%、「やや気になる」が50%、「気にならない」が18%でした。80%以上の回答者が「自分が周りにどう思われているか気になる」ことがわかりました。
多くの人が周りの目を気にしてしまいますが、自分で自分を生きづらくしています。
参考:Marisol ONLINE 8割以上が周りの人からの視線が気になり、自分をよく見せるために努力をしている!
7.人前で自分らしさを出すことができない
人前で自分らしさを出せず、人間関係に苦労してる人もいるでしょう。最近では、SNSが発達し自分のキャラクターを作りやすくなったのは、ひとつの原因として挙げられます。
また、自分に自信がなかったり、相手から嫌われたくないと思っていたりする気持ちも自分らしさを出せない原因です。
とはいえ、自分らしさを出せないと、生きる上で窮屈な気持ちになってしまいます。窮屈な気持ちは、人間関係を心から楽しめず、疲れさせれしまうのです。