社会に自分の居場所がないと感じる瞬間は?居場所を見つける5つの方法

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自分の居場所がない…

居場所とは、その人が心を休めたり、活躍したりできる環境を指します。

つまり、居場所がない状態とは精神的に落ち着ける場所や、活動しても成果を残せないと本人が思い込んでいる状態。そのような安心できる場所がないと孤独感が強くなって、人生にも前向きになれません。

本記事では、社会に自分の居場所がないと感じる瞬間や、居場所を見つける5つの方法を紹介します。心が安らぐ仲間を見つけて、より充実した日々を送りましょう。

参考:goo辞書「い‐ばしょ〔ゐ‐〕【居場所】 の解説」

自分の居場所がないと感じる瞬間とは?

自分の居場所がないと感じる瞬間は人それぞれ。休日に会う友達がいない、仕事以外に連絡する相手がいない、などさまざまな要因が考えられます。

今の環境に気の合う友達や、心を許せる人がいないことで、自分の居場所がないと感じる方もいるでしょう。

心理学の分野において、居場所は「個人的居場所」と「社会的居場所」の2つの意味を持ちます。

  • 個人的居場所:他者との関わりから距離を置いて、自分を取り戻せる場所で自分の部屋や家庭を指す
  • 社会的居場所:会社や学校などの他者との関わりを通じて自分を確認できる場所を指す

個人的居場所や社会的居場所がないと、自分の居場所がないと感じやすくなります。ここからは、具体的に「自分の居場所がない」と感じる瞬間を7つ紹介します。

参考:現代ビジネス「「家にいるのに帰りたい…」と感じてしまう不思議な心理の「正体」」

1.休日に会う友達がいないとき

引っ越したばかりや友達と喧嘩をしたばかりなどの理由で休日に会う友達がいないと、居場所がないと感じやすくなります。なぜなら休みに遊ぶ友達がいないと部屋に引きこもったりひとりで出かけたりするしかないからです。

仕事はあくまでもビジネスの場なので、深い話はしないことが多いです。そのため、社会人になってから学生時代のような、休日も遊ぶ仲の良い友達ができない人もい多いです。

少しなら良いのですが、それが何か月も続くと居場所がない状態に耐えられなくなりますよね。

2.仕事以外に連絡する相手がいないとき

気が付いたらメールの一覧が仕事相手ばかりで、それ以外で連絡する相手がいない……。昔の友達に連絡する用事もない……。このような状況もプライベートで孤独を感じやすいので自分の居場所がないと感じます。

業務上の話しかしないと、深い人間関係にはならないので、同様に居場所がないと思いやすいです。

3.職場で自分以外の人たちが仲良くなっていたとき

自分の居場所がないと感じる瞬間として、職場で自分以外の人たちだけでプライベートで遊んだ事実をSNSで見つけることがあります。SNSの投稿を見て初めて、「私以外の人がいつの間にか仲良くなっている」と気が付くのです。

なぜ自分だけ誘われなかったのかと悲しくなります。そのため、自分だけ仲間外れにされたような気分になって、自分の居場所がないと感じやすいです。

4.家族と喧嘩をしたとき

家族と喧嘩をしたときは、本来はくつろげるはずの家が居心地の悪い場所になります。そのため、必然的に自分の居場所がないと感じやすいです。

家族と喧嘩をすると「自分の存在意義って何だろう」「家族のために頑張っているのに」「自分が家にいる意味はあるのか」とネガティブに考えてしまいます。

一時的な喧嘩は仲直りをすれば自然と前向きな気持ちに戻ります。しかし、常に家族とぎくしゃくしている方は、より居場所がないと感じやすいです。

5.友達と喧嘩をしたとき

友達と喧嘩をするとプライベートや学校で話す相手がいないので、自分の居場所がないと感じやすいです。

たとえ喧嘩中と言っても、あからさまに自分が避けられているのが分かると、誰でもつらい気持ちになります。そうなると夜も眠れなくなったり、不安が止まらなかったりして毎日暗い気持ちで過ごしていませんか?

すぐに仲直りができれば良いですが、喧嘩が長期間に渡るとそれだけ自分の居場所がないと思う時間も長くなります。

6.SNSで周囲の人が華やかな生活に見えたとき

SNSでフォローしている人が、どうしても華やかで充実しているように見えて、自分の居場所がないと感じやすいですよね。

特にインスタグラムは上手にできた料理、充実した日、カフェに行った日、などキラキラした生活をしたときに載せる傾向があります。ほとんどの人は1日中ゴロゴロ過ごした日の写真を撮って、インスタグラムに投稿することは少ないです。

ただ、気持ちが不安定なときだと、どうしても周りの人が華やかな生活に見えるときはあります。

7.悩みを相談できる相手がいないとき

友達がいても、自分が聞き役ばかりで悩みを相談できる相手がいないと、これも自分の居場所がないと感じやすいです。どうしても聞き上手な人は、最初は自分が相談していても気が付いたら相手の話を聞いている傾向があります。

悩みを抱え込むと、眠れない、家事や仕事に集中できない、など日常生活に影響が出ます。どうしても耐えられないときはオンライン上でも相談できるので、そういったサービスを利用してくださいね。

杉本しほ

杉本しほ

1997年生まれ、兵庫県明石市出身。フリーのライター兼占い師。不安障害になった経験から、同じようなメンタルで悩んでいる人に寄り添える記事を書きたいと思っています。

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