「人が嫌い…」人間嫌いの原因・克服方法|適度な距離感を掴むコツ

リレーションシップ

人が嫌い…人間が嫌い…

人付き合いが苦手で、人が嫌いな自分を「おかしいのだろうか」と悩んではいませんか。人間嫌いになると自分から人を遠ざけるようになります。悩みを相談できる友人や知人もいないため、ひとりで抱え込んでしまう人も多いでしょう。

そこで最初に伝えたいのが、人間嫌いは決して悪くはないということです。人が嫌いなのも個性です。「人間嫌いな自分はどこか欠陥があるんだ」と思い詰めないでください。

しかし、人間関係を避けて社会生活を送るのは簡単ではないですよね。人が嫌いだと他人とのちょっとした会話が苦痛になったり、人と一緒にいるだけで疲れたりすることがあるでしょう。「もう少し人間関係を円滑にしたい」と思う人もいるでしょう。そんなあなたに、人間嫌いを克服する方法をお伝えします。

人間嫌いの原因は?

人間嫌いにはさまざまなタイプがあります。人が怖かったり信用できなかったり、それぞれあるでしょう。

しかし、もともと人が嫌いだったわけではないはず。いじめにあったり、他人に裏切られたりした原因があって人が嫌いになってしまうことが多いのです。まず、あなたがどんな理由で人間嫌いに陥ってしまったのかを知りましょう。

1.過去にいじめられた経験がある

いじめられた経験があるとトラウマになり、人を信じられなくなる原因になります。人と関わると、またいじめられるのではないかと考えてしまい、恐怖心から他人を信用できず人間嫌いになってしまうのです。

いじめによって心と体が傷ついたこと、いじめのターゲットになった屈辱感は、言葉にできないほど苦しいものです。いじめられたつらい経験は、年月が経っても心の中に残ります。もっと人と関わりたい、信じたいと思っても過去の記憶がフラッシュバックし、なかなか他人に心を開くことができなくなるのです。

2.大切な人に裏切られた経験がある

恋人や親友、信頼していた上司など、大切な人から裏切られた経験があると人が嫌いになってしまいます。

相手がかけがえのない存在であればあるほど、裏切られたときのショックは大きいものです。心に大きな傷を負い、二度とだまされたくない、傷つきたくないという気持ちが強くなります。信頼して裏切られるくらいなら、最初から誰も信じないほうがマシだと思ってしまうのです。

大切で信頼していた人から裏切られた経験は心に深刻なダメージを与え、再び人を信じる気持ちを奪ってしまいます。

3.両親からの愛情を感じられなかった

親からの愛情を感じられずに育った経験も、人間嫌いの原因になります。

両親から怒られながら育った、しつけが厳しかった、干渉がひどかったなどがあると萎縮した状態で成長します。すると、大人になっても「何かすると叱られるのではないか、嫌われるのではないか」と考え、自分に自信が持てなくなってしまいます。

自己肯定感が育たず、「自分は愛されない」と思い込むため心を閉ざす場合もあります。親からの愛情を感じられずに育つと、他人を信頼できない要因につながるのです。

人が嫌いな人の特徴

人が嫌いな人には共通した特徴があります。人間嫌いな人は人との関わりを避け、ひとりでいることが多かったり、誘いを断ったりする傾向があります。また、コミュニケーションを取ること、自分のペースを乱されるのが苦手な人も多いのです。

ここでは人が嫌いな人の特徴を3つ紹介します。あなたに当てはまるものがあるか、チェックしてみてくださいね。

1.大勢の場所に出かけない

人が嫌いな人は、大勢の場所に出かけるのを極力避ける傾向にあります。人間関係を構築したり、コミュニケーションを取ったりするのが苦手な人が多いからです。

大勢の中でどう会話をすればいいのかわからないので、会社の飲み会や食事に誘われても参加したくないと思います。人付き合い自体がストレスになるため、ひとりでいるほうが楽だと感じる人もいるでしょう。

また、人間嫌いには周りの目が気になるタイプもいます。「こんなことを言ったら変だと思われないか」「私は周りからよく思われていないかも」などと思い、大勢の人がいる場所は怖くて出かけられないこともあるのです。

2.会話するときに目を合わせない

人が嫌いな人はコミュニケーションを取るのが苦手で、他人の目を見て話せない人が多い傾向にあります。人を遠ざける生き方をしているためどう接していいのかわからず、他人の目を見られなかったり、素っ気ない返事をしたりするのです。

また、目を合わせられないのは「自分の本音を悟られたくない」と思っている場合も。自分に自信がなく、自分を守ることに必死なのです。

人が嫌いな人は、コミュニケーションや人との距離の取り方をよくわかっていないことがあります。

3.仲の良い友達がいない

人が嫌いな人は、人付き合いや集団行動を避け、ひとりで行動する傾向があります。そのため、仲の良い友達ができにくいのです。

いじめられたり裏切られたりした経験があると、簡単には人を信じられません。自分から心を開くことができないので、正直な気持ちを素直に話せる友達も少ないのです。

ひとりを楽しめる人はそのままでも問題ないでしょう。しかし、本当は人に頼りたい、良好な関係を築きたいと思っている人は孤独に苦しんでいる場合もあるのです。

あぬ

あぬ

フリーライター。ネガティブで自己肯定感が低いことが悩みだったが、インドで楽に生きる方法を見つける。電子書籍「どんなに自己肯定感が低くても生きやすくなるすごいインド思考術」ベストセラー1位獲得。

関連記事

特集記事

TOP