コミュニケーション能力とは|コミュニケーションスキルを高める5つの方法

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人と話すことが得意になりたい…!

人と交流する場面で、人と話すことへの苦手意識をなくしたいと感じる時があるかと思います。「会話」は、人間関係を構築する上で欠かせないコミュニケーション手段です。人と話すことは、他者とコミュニケーションする上で欠かせない要素といえます。

本記事では、コミュニケーション能力を高めるためにできることを5種類ご紹介します。コミュニケーションスキルが高い人の特徴を基に、自分にぴったりな方法を見つけていきましょう。

コミュニケーション能力の定義とは

コミュニケーションとは、心理学辞典で「相手との情報のやりとり」と定義されています。人の会話や交流の中で、必要な情報を交わすために話したり、表現したりすることをコミュニケーションといいます。コミュニケーションには、言語で交わす「バーバルコミュニケーション」、身振り手振りや目線、表情など非言語で交わす「ノンバーバルコミュニケーション」があります。

コミュニケーション能力は、人間関係を良好に築くための「スキル」です。家族や友人、恋人などの人間関係の構築を良好に、そして他者と信頼関係を得る手段が「コミュニケーション能力」なのです。

コミュニケーション能力を高めたいと考えた時、身近にいるコミュニケーションスキルの高い人を手本に、自分にできる方法を試してみることから始めてみましょう。

参考:2020年 株式会社有斐閣出版 中島義明他 『心理学辞典』p.277-278

参考:一般財団法人日本教育推進財団日本コミュニケーション能力認定協会「コミュニケーション能力とは?」

会話がうまい!コミュニケーション能力が高い人の特徴

コミュニケーション能力が高い人の特徴は「人との会話」が上手いことです。話が上手い人は、自分の話をわかりやすく伝えられたり、話を上手く引き出せたりしています。普段の会話から話しやすい相手の話し方や話の聞き方の特徴を探し、実践することは、コミュニケーション能力の向上につながります。

ここからはコミュニケーション能力の高い人の特徴をご紹介していきます。会話上手な人の特徴の理解を深めていきましょう。

1.相手の立場に立って、わかりやすく説明することができる

会話の内容がわかりやすい人は、「相手の立場に立った目線」を持ちながら会話しています。家族や恋人などは、自分にとって身近な存在であっても、考えや価値観は違うものです。相手の立場を理解しながら説明することで、相手は説明された内容が理解しやすくなります。

「相手の立場に立つ」とは、相手の意見や考えに耳を傾け、相手の話や相手に関心を持つことです。相手の立場や考えを尊重しながら会話をすることで、わかりやすく説明する力を身につけていくことができます。

参考:マイナビウーマン「人の気持ちを考える8つの方法。相手の立場に立つには」

2.話題のストックが多い

話し上手な人は「話題の引き出し」が多い方です。例えば、時事ニュースに詳しかったり、スポーツ情報を把握していたりしています。話題のストックが多いことで、相手との関係性を問わず話せるのです。

コミュニケーション能力の高い人は、相手が関心のある話題を会話の中に入れています。最近のニュースや話題の出来事などに目を通しておくことは、良好な対人関係を築く一歩といえるでしょう。

3.例え話をするのが上手い

物事の見方を変換するのが得意なことも会話上手な人の特徴です。物事を多面的に捉えられる人には「例え話」が上手な方が多いです。会話で物事を例えることで話をより理解しやすくなります。

会話の中に例え話を取り入れるためには、普段から1つの物事を多面的に捉える意識づけが大切です。1つの事柄から「他の事柄や最近話題の出来事と共通する部分はないか」という視点を持つことで、相手が興味関心のある内容で話しやすくなります。相手がイメージしやすいもので例えることで、より会話が弾むでしょう。

4.相手の相談を引き出す能力が高い

コミュニケーション能力の高さは、言葉を伝える力だけではありません。相手の話に耳を傾け、相手の話したいことを引き出す力もコミュニケーションを高めるために必要です。

コミュニケーションとは、自分と相手との情報のキャッチボールです。相手からも情報を得るためには「傾聴力」を高めることを意識してみましょう。傾聴するとは、聞き手に徹するだけでなく、相手の気持ちに寄り添いながら聴くことです。

相手の話を聞く際には、真剣に相手の話に耳を傾ける姿勢を意識することも大切です。

参考:厚生労働省HP こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「傾聴とは」

5.自分と相手の共通点を見つけることができる

初対面の人と会話をする時に、上手く話せないと悩まれる方も少なくありません。相手の興味関心がわからない時には、まず自分のことを話すのも良い方法です。自分のことを相手に伝える中で、相手との共通点を探してみましょう。

相手もどのような人かわからないと、会話に緊張してしまいます。自分の経験や幼少期の体験などを少し話してみましょう。自己開示をすることで話しやすいムードを作れます。自分の話を少しだけ話すと、相手も話がしやすくなるのです。

参考:[email protected] 東洋大学 今こそ身につけたい“教養”、大人のためのWEBマガジン「​​コミュニケーションスキルとは?心理学の専門家に聞いた、ビジネスで活かせる5つのコミュニケーション術」

コミュニケーション能力には種類がある!?

コミュニケーション能力とは相手と自分、双方向から情報を交換する時に活かせる能力です。相手と円滑なコミュニケーションをとるためには、会話の中で情報を言葉で交わす「言語的コミュニケーション」だけでなく、言葉以外も重要な要素といえます。

コミュニケーションにおける言葉以外の部分には、相手の表情やしぐさなどが挙げられます。表情やしぐさは「非言語コミュニケーション」と呼ばれます。相手の言葉から情報を得るだけでなく、相手の感情や思いなどを言葉以外の部分からも読み解いているのです。

コミュニケーション能力を高めるためには、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションの両方が大切です。具体例もあわせてみていきましょう。

1.言語的コミュニケーション

言語的コミュニケーションとは、会話で発言する「言葉」そのものの意味や内容を指しています。自分の考えや価値観などの情報を言葉にすることは、コミュニケーションで欠かせません。

例えば、仕事の場面では会議中に自分の意見を発言することが挙げられます。準備していたプレゼンテーションの内容を頭の中で整理し、「言葉」にして相手へ伝えるかと思います。またプライベートの場面では、違う色の服を試着したい時に、自分が相手にしてほしいことを言葉で伝えます。具体的には「白色の服を試着したい」と言葉にして伝えることが例に挙げられます。

相手へ伝えたい情報を「言葉」に変換して、言葉をキャッチボールするコミュニケーションが言語的コミュニケーションなのです。

2.非言語的コミュニケーション

非言語的コミュニケーションとは、会話する相手の声のトーンや表情、身振り手振りを指します。人と対話する時、言葉の情報だけでなく、視覚や聴覚から得られる情報からも相手の感情や意図していることを読み解いているのです。

例えば、帰宅した家族の「ただいま」の時を考えてみましょう。「ただいま」と言った家族から得られる情報は、言葉の情報だけではありません。うつむいたままの姿、声のトーンがいつもより落ちているなど、視覚や聴覚からも相手の情報を得ているのです。

この場合であれば、非言語的コミュニケーションをもとに、帰宅した家族が疲れているかもしれない、何か落ち込んでいるのかもしれないと瞬時に予測を立てているといえます。

コミュニケーション能力には、自分の考えを相手へ言葉にして伝える力、そして視覚や聴覚から得た情報から相手の感情や状況を読み解く力も含まれているのです。

参考:ハートクリニックこころのはなし「No.12バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーション」

参考:医療法人社団平成医会「メラビアンの法則とコミュニケーション」

コミュニケーションスキルを高める5つの方法

最後に、対人関係のコミュニケーションスキルを磨くための方法をご紹介します。コミュニケーション能力は、「相手へ伝える」「相手の話を聴く」「伝えたい意図を汲む」の3つのスキルが重要です。

それぞれのスキルを磨くために、5種類のコミュニケーションスキルを高める方法を自分の長所と照らし合わせてみてくださいね。

1.例え話をする癖をつけよう

相手の知っている内容に例えて話すことで、会話の内容はわかりやすくなります。理解されやすい話ができるようになると、相手の共感も得やすいです。会話で例え話を取り入れるスキルを身につけるのも有効です。

例え話をする癖をつけるためにできることは2つ挙げられます。1つめは、時事ニュースに目を通すことです。例え話は、相手が知っている物事で例えるのが前提です。最近話題になっていることや、流行している物事を把握しておくことで、例え話がしやすくなるでしょう。

2つめに、普段から自分の身の回りで起きた出来事に対して、似ていること探しをするのも方法の一つです。例えば、青空を見た時に「まるで、ハワイの海のようだ」と連想します。ハワイの海と表現されると、澄み切った青色が想像しやすくなります。

日常から、情報を得たり自分の中で連想を膨らませたりして、コミュニケーションスキルを高めていきましょう。

2.コミュニケーション能力が高い人の真似をする

あなたの周りに話しやすい人がいると思います。そんな話しやすい人は、会話上手な人の特徴を持っていることが多いです。身近にいる話しやすい相手の会話術の特徴を意識して真似してみることは、会話のコツをつかむきっかけとなり得るのです。

コミュニケーション能力の高い人の会話のテンポ、話し声のトーン、表情など「言葉」以外の非言語的コミュニケーションに注目してみましょう。会話のテンポや表情は真似しやすい部分です。まずは取り入れやすい特徴の真似から始めることで話し方のコツをつかめるのです。

真似することで会話を楽しめるようになってきた時には、自分の長所を活かした会話の方法を探してみるのも大切です。より自分の良さを活かしたコミュニケーション方法を見つけやすくなります。

3.相手に興味関心を持つ

話を真剣に聞く姿勢も、コミュニケーションスキル向上において大切です。相手の話に割って入ったり、相手の考えや意見をはじめから否定したりしないことが大切です。相手の話に耳を傾けることで、相手は話がしやすくなります。

会話内容が自分の知らない内容なら、「教えてほしい」と質問をする姿勢も重要です。相手の話に興味関心を持ちながら聞く姿勢は、相手の話を上手く引き出すだけでなく、自分の知見を広げることにも繋がります。

4.結論から話す癖をつける

結論をはじめに話すことも方法のひとつです。結論から話すと、相手にわかりやすい話し方ができます。結論から話す癖がつくことで、重要な情報を相手へ伝えられるようになるでしょう。結論を話した後に、自分の考えや結論に至った背景を伝えると、相手は話を聞きながら内容を整理しやすくなるのです。

自分が話し手になる時には、話の流れも意識してみてくださいね。相手が会話の内容を整理しやすい話し方を心がけていきましょう。

5.バックトラッキングを実践する

バックトラッキングとは、相手の話したことを繰り返す相づちの方法です。「オウム返し」とも呼ばれ、相手の話を聞いた後に理解していることを示す時に活躍します。

相手の発言を受け止め情報を落とし込む時に、相手の言葉を繰り返すことで、話の内容を整理しやすくなります。相手の言葉を復唱することで、相手の考えを確認できます。

バックトラッキングを会話で実践すると、相手は自分の意見に賛同してもらっているという安心感が得やすいです。一方、繰り返しすぎると、相手に「本当に聞いているのか」と不信感を与えてしまう場合もあります。相づちは会話の中で、適度に挟むようにしましょう。

参考:東洋経済ONLINE「信頼される人は「オウム返し」で聞いていた!「波長を合わせる聞き方」のすごい効果」

人との会話を楽しめるようになろう!

本記事では、コミュニケーション能力とは何か、会話が上手い人の特徴とコミュニケーションスキルを高める5つの方法をご紹介してきました。
円滑なコミュニケーションにおける「会話」が重要です。会話とは、相手との情報のキャッチボールです。双方向の会話には、話す力と、相手の話に関心を持って聞くことがポイントです。話を聞く際には、発言の言葉と共に話し方から得られる情報も気に留めるようにしてみてくださいね。

会話が上手い人のコミュニケーション方法を実践するうちに、少しずつ人と話すことが楽しいと思えるようになれることを願っています。

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

清水真心

清水真心

フリーランスライター・メンタルトレーナー|音声配信でも活動。心理学卒、手帳とくま好き。元銀行員営業職。自身もうつ病、不安障害、パニック障害の発症経験がある。「穏やかな暮らしと心の伴走者」がモットー。

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