職場・仕事でストレスがたまる人へ|会社でのストレスを溜めない方法

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仕事でストレスがたまる…

あなたは仕事でストレスがたまっていませんか?

働いている以上、多かれ少なかれストレスがあるのは自然なことです。でもストレスがたまりすぎて辛さを感じるようになったり、仕事に行くのが嫌になったりしたら、早めに対処することが必要です。ストレスが解消されない状態が長引くと、仕事の効率が落ちて職場に迷惑をかけるだけでなく、あなた自身のやる気や健康にも悪影響を及ぼすようになります。

今回は、仕事でストレスがたまる原因と解消法を紹介します。これを読んでストレスを溜めない方法を理解し、仕事で高いパフォーマンスを発揮しましょう。

職場や会社でのストレスの原因とは?

仕事でのストレスには、さまざまな原因があるのです。大きく分けて、仕事のやり方など自分自身の能力に起因する要因と、会社の上司や職場環境など外的な要因があります。また、それらが合わさった自分への評価や給与などもストレスの要因です。

ここではストレスの原因になりやすいものを紹介します。ストレスは意識的に気をつけないと、見過ごしてしまうことが案外多いものです。「自分はストレスなんてない」という人も、知らず知らずのうちにストレスをためてしまわぬよう、あてはまる項目がないかチェックしてみましょう。

1.タスク管理がうまくいかない

やるべき複数の仕事を同時に抱えそれらを管理できず、うまくこなせないことで、ストレスが起こります。

優先順位をつけられず納期に間に合わないものが出てきた結果、複数の催促が同時に入ると、余計に一つのことに集中できなくなってくるのです。

並行して多くの仕事を同時にこなすのは難しいものですが、依頼する方はあなたの都合など気にせずに頼んでくることがあります。すると、次々と入ってくるタスクに対処できず、強いストレスを抱いてしまいかねません。

2.上司とソリが合わない

会社勤めにおいて、上司との相性はとても重要です。上司にリーダーシップがない、フォローをしてくれないなど上司の能力に関する問題があります。また、同僚と比べて不公平な扱いを受けたり、無茶な仕事を押し付けられたり上司の人間性による問題もあるでしょう。

いずれにせよ、ソリが合わない上司がいる職場ではストレスが多くたまる傾向にあります。こういった問題を会社に伝えるのは難しく、思い切って伝えたとしても解決に至らないことも多いでしょう。

3.ハラスメントを受けている

先ほどと同じ人間関係によるストレスですが、攻撃性はこちらの方が高いため、より強いストレスを受けやすくなります。

セクシャルハラスメントやパワーハラスメントが有名です。他にも、言葉や態度で嫌がらせをするモラルハラスメント、お酒を強要するアルコールハラスメント、女性だけにお茶くみをさせたり体力仕事を男性だけに強要したりするジェンダーハラスメント、リストラに追い込むリストラハラスメントなどがあります。

どれも上司が意図的に行ったり隠蔽されやすかったりするため、周りの助けが得にくいのが特徴です。

4.職場環境が悪い

空調設備が悪くて暑すぎる・寒すぎる、工場の機械音がうるさい、机やいすが体に合わないなどの物理的な職場環境の悪さは、ストレスがたまる要因になります。

また、職場で陰口を言い合っている、同僚によるいじめがある、必要以上に規則に厳しい先輩が多いなど、人間的な職場環境の悪さによってもストレスを受けるのです。

いわゆるブラック企業はこれらの環境が劣悪で、会社に提言しても改善されない実態が見受けられます。

5.仕事量が多すぎる

仕事量が多すぎてこなせないと、上司や周りからのプレッシャーが強くなり、それがストレスの原因になります。また、長時間労働の常態化につながりやすいため、過労によるストレスを生みだしかねません。

近年、仕事に起因する過労死や精神疾患が取りざたされています。そのため、厚生労働省の主導によって「働き方改革」も推進されているのですが、特に中小の会社にとっては改善がなかなか進めにくいのが現状です。

多忙が長期にわたり続くと、労災に至らないとしても健康を損ねる可能性は高くなり、身体的なストレスにもつながってくるのです。

6.評価や待遇が見合っていない

一生懸命働いているけれども、なかなか給与が上がらない、昇格してもらえないなど、待遇が自分の働きに見合っていないと感じることがあります。会社のために真面目に成果をあげてきたと思う人程、それが評価されない時はストレスになるかもしれません。

同期入社の知人や後輩が自分より先に昇格した時は、そのショックは計り知れません。これまでの努力は何だったのかと考えたり、仕事に対する意欲も下がりかねません。

仕事のストレス、解消法を教えて!

ストレスの解消法はいろいろありますが、職場の中で解消するのは難しいので、やはり帰宅後や休日に行えるものを見つけるのが良いです。

まず考えられるのが、趣味や好きなことに没頭して嫌なことを忘れるようにすることです。運動で体を動かして、落ち込んだ気持ちを解消するのも良いでしょう。これらによって、ストレスフルな精神状態をやわらげることができます。

次に、仕事でつらかったことを家族や恋人・友人に話すことです。積極的に嫌なことを思い出す行為ですが、他者に苦しい胸の内をさらけだし、共感してもらうことで癒しを得られるでしょう。身近に話せる人がいない場合は、最近増えている電話の傾聴サービスを活用するのも手段の一つです。

 

山崎 誠汰(やまざき せいた)

山崎 誠汰(やまざき せいた)

グローバル企業での人材マネージメントや育成活動を通じて、楽しく働ける心の在り方やモチベーションを高める方法を体得。劣等感や無力感で落ち込み戦線離脱した人達を、対話で復活させた経験を活かして、前向きになれる記事の制作に取組み中。

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