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相手の立場に立つことは意外と難しい!?
相手の立場に立って考えることを意識していますか?相手の立場に立って考えることができないと、人間関係で思わぬトラブルが起こったり、仕事が円滑に進まなかったり、家庭内の不和につながったり、さまざまな弊害が出てきます。
相手の立場に立って考えるということが癖づけられるとメリットも多いのですが、自分本位に思考を巡らせてしまうのが人間です。意識して改善しないと相手の立場に立って考えることは難しいと言えるでしょう。
相手の立場に立つことのメリット
相手の立場に立って考えることのメリットは、人間関係の良好化です。
自分中心に考えがちな思考を変えて、相手の立場に立って考えることで、視野も広がったり、多面的に物事を捉えられるようになったり、さまざまなメリットがあります。
1.人から信頼を得られるようになる
相手の立場に立って考えることの一番のメリットは、人から信頼を得られるようになることです。例えば、いつもひとごととしてそっけなく相手の話を聞いていた人が、相手に寄り添って話を聞くようになると、信頼を得られ、人間関係が良好になります。
2.相談されることが増える
人から信頼されるほど相手の立場に立って考えることができる人には、当然悩み相談のお願いが来やすいです。
他人事ではなく自分事として相談を聴き、相手の立場に立って考えて適切なコミュニケーションをとることで、様々な人から相談を受ける人間になることができるでしょう。
3.人間関係が円滑になる
相手の立場に立って考えられることで、人間関係も円滑になります。
自分本位に物事を捉え言動に移す人は、自分の責任や不快感を相手のせいにします。
他責思考がなくなることで、些末なことから人間関係にヒビが入ることなく、円滑な人間関係を築けるようになります。
4.「仕事ができる人」という印象に繋がる
相手の立場に立って考えられる人は、気配り上手な人とも言えます。さまざまな人の微妙な調子の変化を感じ取れるため、チーム内の雰囲気の調整役やチームをけん引する存在になりやすいでしょう。
気配り上手になることで、「あの人は仕事ができる人だ」という印象を持たれることが増えます。
5.回り回って自分に返ってくる
相手の立場に立って考えることができる人は、自分本位な考えではなく、相手の立場に立って考えることができるので、信頼を得やすいです。
そしていい意味での人間関係を長期的に築いていくことで、自分が困ったときに自然と周りの人が手を差し伸べたくなる人になります。
回り回って自分に益が返ってくることで、さらに相手の立場に立って考えることができるようになろうと努めるでしょうし、好循環が生まれます。
6.自分の言動を見直すきっかけになる
相手の立場に立って考えられる人は、相手の言動や雰囲気から学ぶ姿勢が強く、自分自身の言動を見直すきっかけをつくることができます。
自分の言動を見直すことで長所は伸ばし、短所は改善しようというポジティブな考えを持っているので、人から信頼を得たり、人が集まってきたり、人に助けてもらえたりすることが多いです。
まずは、デキる人を真似るところから始めよう
では、相手の立場に立って考えられる人になるには、どうしたらよいのでしょうか。
自分本位に物事を捉えがちなのが人間の性質なので、一朝一夕に相手の立場に立って考えられる人になることは難しいかもしれません。
ですが、相手の立場に立って考えられる人を真似ることで、理想に近づくことはできます。実際に具体例を見ていきましょう。
相手の立場に立って考えることができる人の特徴
相手の立場に立って考えられる人には、いくつかの特徴があります。自分本位ではなく、相手ファーストで物事を考えられる人の特徴を後述したので、参考にしてください。
1.相手の気持ちに寄り添うことができる
相手の立場に立って考えられる人の大きな特徴の一つが、相手の気持ちに寄り添えることです。
相手がどのような状況で、どのようなバックグラウンドを持っているかということに気を配りながら、相手の意見が自分の意見と違ったとしても、一旦相手の意見や考えを尊重し、寄り添うことができます。
2.周りにポジティブな人が多い
相手の立場に立って考えられる人の周りにはポジティブな人が多い可能性が高いです。
なぜなら、相手の立場に立って考えられる人は、ネガティブな言葉を発しがちな人からは距離を置き、自分の心身をベストな状況にしている可能性が高いからです。
その結果ポジティブな人が周りに集まり、より一層相手の立場に立って考えられる人になっていることが多いのです。
3.人生経験が豊富
物事を多面的に捉えられるという意味でも、相手の立場に立って考えられる人はさまざまな人生経験をしていることが多いです。
中には非常に辛い経験をしたことがきっかけで、相手の立場に立って考えられるようになったという人もいるでしょう。
4.誰にでも優しく接することができる
相手の立場に立って考えられる人は、人によって自分の態度を変えたり、自分の感情をぶつけることで相手を傷つけません。
誰に対しても優しく、裏表なく接するので、人からの信頼を得やすいです。
5.トラブルに巻き込まれづらい
ついつい自分本位な考えや感情を他人にぶつける人は、人間関係のトラブルに巻き込まれがちです。
その点、相手の立場に立って考えられる人は、そういった余計なトラブルに巻き込まれることが少なく、人間関係の上でも自己管理やリスクヘッジができていると言えます。