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今の職場が働きづらい…
従業員のモチベーションが下がって困っている、職場環境を良くしたいと思っても、何をすればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
働きやすい職場の特徴で最も多かった項目には、人間関係が良好なことが挙げられています。具体的には、直属の上司が話を聞いてくれる、数年に1度異動があって人間関係がリセットされるなどの回答がありました。
従業員にとって働きやすい環境を整えると、業績アップや職場全体の雰囲気の向上が期待されます。この記事では、働きやすい会社の特徴や働きやすい職場作りの方法について紹介します。
参考:ヨムーノ「【調査】7割の社会人が、今の職場は「働きやすい」と回答!「働きやすい」職場とは?」
取り入れたい!働きやすい会社の特徴
会社で離職率が高い、業績がなかなか上がらないなど、さまざまなことで困っている事業主もいるのではないでしょうか。
改善するのには手間もかかるし、ひとりでやろうとすると難しくてなかなか手が回らないことも多いです。しかし、働きやすい職場づくりをすると、従業員のモチベーションが上がる、離職率が下がる、会社の業績が上がるなどのメリットがあるのです。
そんな働きやすい職場には特徴があります。ぜひ特徴を自分の会社に取り入れて、社員が働きやすい職場にしていきましょう。
1.上司・部下が関係なく意見を言いやすい環境
上司から部下に対して、自由に意見を言いやすい環境が大切です。中には部下から上司に意見をすると、苦言を呈されるような会社もあるのではないでしょうか。意見を言いにくい職場は、社員も働きにくく感じてしまいます。
働きやすい職場では新入社員の意見が採用されて商品やサービスを作っていたり、会議で意見を言いやすくしたりする環境づくりなどがされています。
2.福利厚生がしっかりしている
福利厚生は採用活動や人材定着、社員のエンゲージメント向上などに有効です。
また、福利厚生をしっかり導入して整えることで、会社全体の信頼度も高まります。従業員を大切にする企業は、自己管理や人材育成をしっかりしている印象を社会に与えられます。
結果的に、会社のイメージアップができて、採用時に人が集まりやすかったりほかの会社から評価されやすかったりするのです。
3.女性への支援が充実している
女性への支援が充実していると、働きやすい職場と言えるでしょう。女性が働きやすい職場になると、キャリア形成や職場の活性化ができるからです。
女性への支援は以下のものがあります。
- 育児休暇
- 育児のための在宅勤務
- 子供の送り迎えができる時間に帰れる
- 育児以外の支援例も書く
- 復職研修制度
- 相談できる環境作り
最近は男性も育児休暇を取る時代です。出産や育児に関しては女性だけでなく男性への支援も考えましょう。
4.努力を正当に評価してくれる
努力を正当に評価してくれる職場は、社員のモチベーションが上がりやすく、働きやすいといえます。
逆に、働きにくい職場は上司の好き嫌いで成果が判断されたり、勤続年数だけ高くて仕事をしない人が高い給料をもらっていたりします。そうなると、社員は不満を持って退職を決断することにもつながるでしょう。
働きやすい職場は正当な評価を行うために、上司と部下が定期的に面談を行う機会を作る、評価の基準を社員全員に公表するなどの工夫をしています。
5.無駄なコミュニケーションがない
働きやすい職場は、飲み会やイベントなど無駄なコミュニケーションがないことも特徴です。飲み会やイベントもたまにであれば良いのですが、毎週のように強制されていると社員が疲れを感じてしまうことも。
また、飲み会は給料が出ないことがほとんどです。プライベートを充実させたい社員にとっては、ただ時間外に拘束されて上司の愚痴を聞かされるだけの苦痛な時間になってしまいます。
6.時間外労働がない・少ない
時間外労働がない、または少ないと働きやすい職場に近づきます。労働時間でチェックする項目は残業時間や休日出勤の割合です。
一般的に残業時間の平均は月20時間前後と言われています。1ヵ月に20日間の出勤をした場合、1日あたり平均1時間の残業となります。20時間の残業だと、社員は仕事とプライベートを両立できる範囲内だと言えるでしょう。
そして、時間外労働をしたときに残業代が出るのは、働きやすい職場では当たり前の規則です。もし仕事を持ち帰らせる、タイムカードを押した後に残業をさせるなどを常習化しているなら、今すぐに改善することをおすすめします。