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同僚、部下、上司、プライドが高い人がいる…
プライドが高い人と一緒に仕事をしていると、必要以上にストレスがたまりがちです。ただでさえやるべき業務に精一杯な中で、プライドが高い人を傷つけないように会話に気を遣ったり、相手のご機嫌を取ったりするシーンもあるでしょう。
今回は、プライドが高い人の特徴や対処方法をご紹介します。会社内でのプライドが高い人を中心に解説しますが、身近な友人や家族、恋人などの関係性でも応用が利く内容になっています。円滑なコミュニケーションのためにぜひご参考ください。
プライドが高い人の特徴
例えば見るからに自信満々だったり、人に対して強い物言いをしたりする人は、すぐに「プライドが高そうだから気をつけよう」と自衛ができます。しかし中には、見た目は普通に見えるのに内心では非常に高いプライドを持っている人も。
プライドが高い人の特徴として挙げられるものを4つご紹介します。できる限り事前に相手のプライドの高さを見わけ、適切な対応を取れるように心がけてください。トラブルを未然に回避できれば、対人関係でのストレスも最小限に抑えられるでしょう。
1.否定されることや馬鹿にされることをひどく嫌う
プライドが高い人は、否定されることや馬鹿にされることに強い拒否反応を示します。自分の中で作りあげた価値観を大切にしていて、傷つけてくる人は敵と見なします。特に「誰かより下に扱われる」のは大嫌いです。
普通の人では怒らないような「相手をからかう類のジョーク」でも、プライドの高い人は激昂する傾向があります。見た目には出ていなくても、胸の内では相手への敵意が燃えたぎるように生まれ、感情的になってしまいます。
2.自分の非を認めることができない
プライドが高い人は、自分の間違いを認めることができません。明らかに間違っていると指摘を受けても素直に認められず、言い訳を並べて自分を正当化させます。自分が「間違っている」と思われることが我慢ならず、他人の責任であるとアピールします。
常に完璧な人物でいたい欲求があるため、非を認められないという短所を作りがちです。恥をかきたくない気持ちも強く、人前で笑い物にされることも嫌います。素直に間違いを認めると、まるで自分が「相手に屈服した」ように見えると考えています。
3.負けず嫌い
プライドが高い人は非常に負けず嫌いです。もちろんこれは「努力家」という長所にも繋がる性質です。しかし、中には自分が勝つためには手段を選ばない人も存在します。ライバルを卑怯な手を使っておとしめたり、悪口や陰口を言いふらしたりなどが当てはまります。
「自分が誰かより劣っている」という事実を見たくありません。特に営業職や販売職など、実績が数字で表れる仕事では負けず嫌いが発揮されます。一見笑顔で相手を祝福していても、心の中ではジェラシーをギラギラとたぎらせているのです。
4.自分に自信がないことも…
プライドが高い人は、自信に満ちあふれているタイプが多い傾向があります。しかし中には、自分に自信がないからこそ、プライドで去勢を張ってしまう人も。人に知られたくない「本当の自分」を隠すために、プライドを高くして身を守っています。
失敗をしたり恥をかく機会があったりしても、プライドを高く持っていれば「何があっても特に気にしていない自分」を装えます。本来は繊細な心を持っている人が多く、本音を出して甘えられる場所を求めていることも。
プライドが高い人の心理
そもそもプライドとは「自尊心」や「誇り」のことを指します。そのため「プライドが高い=悪いこと」ではありません。しかしプライドが高すぎると、自分を優位に見せようとするあまり対人トラブルを起こしやすくなります。
プライドが高い人の心理は「自分は優れた人間だ」と思いすぎているという点です。もちろん心を健全に保つためには、自分を愛することはとても大切。しかし自己愛が高まりすぎると、自分自身を過大評価するように。
自分への評価が世間からの認識とズレると、さまざまなトラブルが起こります。しかしプライドが高い人は「自分は間違っている」とはなかなか思えないため、周囲との摩擦が起こっても「周りが間違っている」と思いこみます。
プライドが高い人は強い信念を持っていたり、チャレンジ精神が旺盛だったりもしますが、自己評価においては非常に繊細なのです。プライドが原因で信用や人間関係を失ったとしても、自分を変えようとしません。なぜなら、本人にとって「自分」は「変える必要の無い正しいもの」だからです。