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職場に、話しかけづらい人がいる…
心の健康を保つためには「ストレスのたまりやすい場所や人からは距離を置くこと」が基本です。しかし、職場や上司など生活と近い関係性のストレス源からはなかなか逃げられません。
特に頻繁にコミュニケーションを取る必要がある上司や同僚が苦手な場合は、ストレスを感じる機会が多くなります。元々人とのコミュニケーションを取ることが苦手な人は、毎日が対人ストレスとの闘いでしょう。
今回は、話しかけづらい人に話しかける方法や、コミュニケーションのコツなどをご紹介します。人間関係の構築が得意な人のスキルを真似て、少しずつ自分にも取りいれていきましょう。苦手な人との会話がスムーズになれば、仕事へのストレスも減少します。
自分から話しかけられない…話しかけるのが苦手…
自分から人に話しかけるのが苦手な人は、いくつかの原因が考えられます。
- 引っ込み思案な性格
根本的に自分に自信がなく、引っ込み思案な性格の人はコミュニケーションが苦手です。正しく空気を読めているのか不安になったり、自分が会話に求められているのかを不安に感じたりします。性格の形成は幼少期の環境や出来事に起因している可能性も。
- 過去の人間関係にトラウマがある
過去の人間関係にトラウマがあり、他人とのコミュニケーション自体に恐怖心や不安を感じているタイプです。自分の言葉で誤解をさせてしまったり、いじめや嫌がらせを受けたりした結果、自分から人に話しかけるのが怖くなってしまいます。
- 自分がどう思われているのか不安
他人からの目を気にして身動きが取れなくなるタイプです。話しかけることによって自分がどう思われるか、変な人だと思われないか、失敗をしてしまわないかなど不安に捕われます。人からよく見られたい気持ちが強く、恥をかくことを恐れています。
悩みの形は人それぞれですが、社会生活を営む上で避けて通れないのが会話でのコミュニケーション。自分がなぜ人に話しかけることが苦手なのかを理解した上で、円滑なコミュニケーションのためのヒントを取りいれましょう。
自分から話しかけるのが上手い人に共通する5つの特徴
あなたの周りにも、コミュニケーションを取るのが上手な人がいるかと思います。コミュニケーションが得意な人は人間関係の構築が上手なだけではなく、自分から率先して話しかけている姿が印象的です。
苦手な人との関係性を良いものにしてストレスを減らすためには、自らが率先して話しかけてコミュニケーションを取ることが必要になります。まずは、自分から話しかけるのが上手い人に共通する特徴を5つご紹介します。
1.常に笑顔
自分から話しかけるのが上手い人は、いつも笑顔を作っている人が多い傾向です。確かに「ムッ」とした顔をした人に話しかけられたら「何事か」と構えてしまいます。人に話しかける時はいつも笑顔、がコミュニケーションの鉄則です。
満面の笑顔や張りついた笑顔のまま話しかけられても不気味なため、口角の端を上げるアルカニックスマイルを心がけましょう。笑顔で話しかければ相手に敵意がないことを伝えやすいですし、心を開いてくれやすくなります。
2.誰に対してもフランク
自分から話しかけるのが上手い人は、誰に対しても良い意味で距離感が近く、フランクなコミュニケーションを取ります。後輩や部下相手であれば親しみやすい会話で緊張を解き、先輩や上司相手であれば最低限の礼節を弁えた上で人懐っこさを演出するのが上手です。
距離感の近いコミュニケーションを取りながらも「なれなれしさ」がないのが魅力的で、立場の垣根を超えた関係性を作ります。自分が心地いい会話をするだけではなく、相手が不快にならない距離感を保てる点も魅力です。
3.ポジティブな友人が多い
「周りの人たちは自分自身の鏡」といいますが、自分から話しかけるのが上手い人にも当てはまります。積極的にコミュニケーションを取るタイプの人の周りには、ポジティブでエネルギッシュな人たちが多く集まる傾向です。
本人も友人たちも「人生を楽しくするためには、他人と積極的にコミュニケーションを取るべき」と考えていて、実際に行動にも反映させています。ポジティブな人たちの集団はさらにポジティブな人たちを呼びよせ、前向きな気持ちの人たちが集まる好循環が生まれます。
4.相手によってコミュニケーション方法を変えられる
自分から話しかけるのが上手な人は、相手が不快にならない適切なコミュニケーションを取るのが得意です。型にはまったコミュニケーションに縛られずに、相手によってコミュニケーションの方法を変えて「お互いにとって最も心地良い関係性」を作ります。
人が「話しやすい」と思える方法は千差万別。テキストコミュニケーションが好きという人もいれば、情熱的なフィジカルコミュニケーションが好きな人もいます。話しかけるのが上手な人は「相手が求めている接し方」をすぐに判断できるため「この人と話しているとリラックスできる」と感じてもらえます。
5.人と距離感を詰めるのが上手い
自分から話しかけるのが上手な人は、人と距離感を詰めるのが上手い傾向です。人に話しかけられるのを待たず自分から率先してコミュニケーションを取る人のため、必然的に「会話をした回数」が多くなります。
つまり「会話の経験値」が高く、相手が求めている距離感を察して対応する能力も高いのです。人ごとに違うパーソナルスペースを会話や雰囲気から理解し、必要以上には足を踏みこみません。絶妙な距離感で相手の心を開かせます。