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褒められ慣れてない…褒められると戸惑ってしまう
人から褒められた時、どう返したらいいかわからずに曖昧な態度を取ってしまう人も多いのではないでしょうか。
褒められ慣れておらず戸惑ってしまう人は、褒められた時に相手の心象を悪くしてしまう可能性があります。
褒められた時の返し方にはどのようなバリエーションがあるのでしょうか。また、相手との関係性をよりよくするためには、どのように振る舞えばよいのでしょうか。
仕事で嬉しいことを言われた時、どう反応をしたらいい?
仕事で嬉しいことを言われた時、反応に戸惑ってしまい、微妙な空気になってしまった経験をお持ちの人もいるでしょう。
素直に嬉しいと伝えることで相手とのコミュニケーションが円滑になりますが、コミュニケーションにひと工夫を加えることでさらに相手に好印象を持ってもらえます。
また、対面ではなくテキストでのコミュニケーションの際にできるひと工夫もあります。
上司に褒められた場合は「褒めてくださってありがとうございます!」と素直に喜びを表現したり、同僚から褒められた場合は「いつも関わってくれてる〇〇さんのおかげだよ!」と相手にも配慮しながら返答したりしましょう。
褒められた時の返事のポイント
褒められた時の返事で重要なのは、素直に相手の気持ちを受け入れることです。
謙遜しすぎたり、自分を卑下したりしてしまうと、せっかく褒めてくれた相手の気持ちをないがしろにしてしまいます。
ここから褒められた時の返し方のポイントを解説するので、参考にしてみてくださいね。
1.相手が喜ぶ返事をする
褒められた時の返し方で一番のポイントとなるのが、相手が喜ぶ返事をすることです。
褒められた時は素直な気持ちで相手の言葉を受け止めて、「ありがとうございます!」と一言伝えるだけでも、相手と気持ちよくコミュニケーションを取ることができます。
「ありがとう」以外にも「あなたのいつもの協力のおかげで〇〇ができた」「あなたのおかげで仕事を円滑に進めることができた」など、相手を意識した返答は効果的です。
2.謙遜しすぎない
褒められた時に「それほどのことでは……」と謙遜をする人も多いです。
多少の謙遜が必要な場合もありますが、あまりに謙遜しすぎると「この人は自分に自信がないのかな」と思われてしまう可能性がありますし、最悪の場合は人間関係にヒビが入ってしまう可能性もあります。
「お褒めいただき恐縮です」と伝えるなどの適度な謙遜は必要ですが、「私にはそこまでの能力はありません」などの自分を卑下する過剰な謙遜はやめておきましょう。
3.相手を褒める
さらに相手とのコミュニケーションを円滑にする方法に、褒められた時に相手の良い部分を褒めて返すテクニックがあります。
褒められて素直に喜ぶだけでなく、相手の良い部分も普段から見ているという証にもなり、相手に好印象を持たれやすいです。
「ありがとうございます。〇〇さんのアドバイスのおかげです」などと伝えてみましょう。
4.間違った敬語を使わない
褒められた時の返し方では間違った敬語を使わないように、日頃から尊敬語・謙譲語をうまく使い分けましょう。
尊敬語は相手を自分より一段上に見た表現、謙譲語はへりくだった表現です。上司から褒められた時の返し方には必ず敬語表現が入ってくるので、ビジネスマナーとして勉強しておくのがよいでしょう。
5.相手の言葉に対して、まず感謝する
相手が労いの言葉をかけてくれたとき、必要なのはまず感謝の気持ちを伝えることです。
褒められた時は舞い上がってしまいがちですが、「そのような言葉をかけてくださり、ありがとうございます」と素直に感謝するのが、褒められた時の返し方として相手に信頼感を与えやすいです。
6.対面の場合は笑顔を心がける
対面で褒められた時の返し方としてのさまざまなパターンを見てきましたが、返答と同様に大切なのが笑顔です。
笑顔で感謝の念を伝えれば、相手に好印象を与え、その後のコミュニケーションを円滑に進めるきっかけにもなります。
逆に、適当な返事で感謝の意を伝えても、伝えたい感情は伝わりません。
褒められたことに対する感謝の意や、嬉しかったという気持ちを十分に相手に伝えるために、言葉と共に笑顔を忘れずに付け加えましょう。
7.テキストの場合は、「。」ばかりで淡白にならないようにする
メールなどテキストを媒体として褒められた時の返し方として、相手の身分や役職にもよりますが、失礼でない程度にエクスクラメーションマーク(!)をつけたり、場合によっては絵文字を使ったりすることも効果的です。
ただし、相手の身分や役職が上の立場だった場合、記号や絵文字が失礼にあたることも多いので、注意して使いましょう。