目次
人と深い関係を築くことができない…
他人と信頼関係を築ければ、より楽しく豊かな人生を送ることができます。お互いに信頼しあえている関係性は心地よく、困ったときには頼れるという安心感もあります。
しかし、信頼関係を築くためにはお互いを尊重する心が必要です。相手を信用できない・相手から信用されない人は信頼関係を築くことが難しく、孤独感を抱えがちです。
今回は、人と深い関係を築けない原因や、信頼関係を築くための方法をご紹介します。家族や友人、職場、恋人などさまざまな関係性を洗練させるために、ぜひ役立ててくださいね。
信頼関係の意味とは
信頼関係とは「お互いに信じあい、頼りあい、支えあえる関係」のことを指します。信頼関係はお互いの性別や年齢、社会的地位、国籍、収入などに影響されずに結べる関係性です。異性同士でも年齢が離れていても信頼関係を結ぶことができます。
お互いに価値観が違っていても信頼関係は結べ、違う考え方を尊重しあえる関係になれます。他人と信頼関係を結ぶためには、主に時間と「共有した思い出」が必要です。一緒にトラブルを乗りこえたり、愛情を与えあったりすることで少しずつ信頼関係が構築されていきます。
基本的に、信頼関係は短期間で結ばれるものではありません。時間をかけながら相手を理解し、自己開示をし、相手と自分の違いを尊重した上で育まれる関係性です。お互いの人となりを十分に理解してこそ信頼しあえます。
深い関係を築けない・信頼関係を築けない主な原因
周囲と良好なコミュニケーションを取るにあたり、信頼関係を築くことは大切です。しかし中には、他人と信頼関係を結べずに対人関係でトラブルを起こしやすいタイプの人がいます。そして信頼関係を築けない背景には、必ず原因があるものです。
ここでは、他人と深い関係を築けない・信頼関係を築けない原因を3つご紹介します。他人との距離を縮めづらい原因を知り、信頼をしあえる人間関係を目指しましょう。
1.自分が人を信じていない・頼ることができていない
自分が人を信じていない人や他人に頼ることができない人は、深い信頼関係を築きづらい傾向があります。信頼関係は「相手から信用してもらえる」だけではなく、自分も相手を信用しなくては成立しません。
すぐに人を疑う人は相手に信頼を寄せることはできません。また信用できない相手を頼ることもできないでしょう。表面的には仲良く過ごせていたとしても、内心では相手の本音を疑い信用できていないタイプです。
2.人の話を聴くことが苦手
相手から信用されるためには「あなたのことを理解しようとしている」という気持ちを伝える必要があります。信頼関係を結ぶためには相互理解が重要です。そのため、人の話を聴くことが苦手な人は相手から信用されづらい傾向にあります。
自分のことばかり話して相手の話をさえぎっている人は、相手からすると「自分のことを理解しようとしてくれていないな」と感じます。自分は相手のことを信用しているのに相手からはされず、平等な信頼関係を結ぶことが困難です。
3.自分の本音を人に話すことが苦手
信頼関係を育むためには、自己開示(ありのままの自分を相手に伝える行為)が必要です。そのため、自分の本音を人に話すことが苦手な人は信頼関係を築きづらい傾向があります。
本当の自分を相手に伝えられていないため、相手に理解してもらえている実感が持てません。友好的に接してもらえたとしても「本当の自分を知られたら嫌われてしまうかもしれない」という不安が捨てきれず、心から相手を信頼できないタイプです。
人と信頼関係を築くには、どうしたらいいのだろう?
人と上手に信頼関係を築けない人は、コミュニケーションが一方的になっている可能性があります。自分は楽しく話しているつもりでも、相手は気を遣って疲れているかもしれません。
とはいえ「あなたと話していると気を遣う」とハッキリと教えてくれる人は少ないものです。仲がいいと勝手に思っていた相手になぜか距離を置かれ「自分の何が悪かったんだろう……」と悩んでしまう人もいるでしょう。
人と信頼関係を築くためには「一緒にいて楽しい」だけでは難しいものです。相手が何を求めているかを察し、思わず心を開いてしまうような「リラックスできる関係性」を目指しましょう。