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職場で信頼を得たい!もっと頼られたい!
私たちは、人生の大部分を「仕事」と共に生きています。仕事にやりがいを感じる、達成感や充実感を得られるほどに、人生は豊かになるといっても過言ではありません。
仕事で幸福を感じられる要素として「職場での信頼関係」があります。多くの人から信頼を得られ、頼られる人物になることで自己肯定感が上がり、今まで以上に仕事へのポジティブな想いが生まれるでしょう。
今回は、職場で信頼を得る方法や「信頼関係を得るコミュニケーションのコツ」などをご紹介します。信頼される人物になるためには「仕事がデキる」以外の要素も大切です。ポイントを掴んで、より充実した毎日を送りましょう。
長い時間を一緒に過ごすからこそ、職場の信頼関係は重要
職場の人たちとは、ほぼ毎日顔を合わせます。信頼関係が整っていれば正直に意見を伝えやすくなり、お互いに心地よい働き方ができるようになるでしょう。信頼関係ができていないと相手を疑いがちになるため、本音を伝えづらくなってしまいます。
お互いに信じあえる仲間との仕事はやりがいを感じ、チーム全体の生産性もアップ。安心して仕事を任せられ、トラブル時のサポートも円滑になります。職場の空気も穏やかになり「人間関係のストレスのない職場」が叶うでしょう。
「仕事の人と特別な絆は必要ない」と考える人もいますが、効率を考えるとむしろ逆の場合も。信頼関係があるからこそ、お互いに支えあい協力しあえるため、結果的に仕事がうまく回ることもあるでしょう。長い時間を一緒に過ごす相手だからこそ、信頼関係を得るメリットは大きいといえます。
職場で信頼を得る方法
信頼しあえる関係性のためには、人間同士の相性も大切です。しかし元々近しい間柄ではない場合も、コミュニケーション次第で信頼を得ることは可能です。
ここでは、職場で信頼を得る方法をご紹介します。信頼を得るためには、打算的な行動は基本的にNGだと思ってください。献身性や純粋な思いやり、そして誠実さが鍵となります。
1.まずは自分が信じて頼る
職場で信頼関係を得るためには、まずは自分から相手を信じて頼りましょう。人は「自分を信頼して頼ってくれた人」に心を開きやすいものです。「信じてくれている人がいる」という気持ちは自信になり、相手への感謝に変わります。
能力や人柄を疑われている相手に、心を開こうとは思えません。信頼関係のための第一歩は、自分から「あなたを信頼していますよ」とアピールすること。実際に言葉にして伝えるのもよいでしょう。
2.メンバーの言葉や行動に関心を持つ
自分に興味を持ってくれる相手には好感を抱きやすいものです。信頼関係を得るためにはチームのメンバーに関心を持ち、言葉や行動を観察しましょう。趣味や好みに共通点を感じたらぜひ話しかけ、感情をシェアすることが大切です。
信頼関係は「お互いに興味や関心を持った間柄」であるほどに得られやすくなります。どれだけ仕事の能力が高くても、誰とも話さずにコミュニティから外れている人とは信頼関係は築きづらいためです。
3.全員に対して誠実でいる
信頼関係を築くためには「誠実さ」が必要不可欠です。誠実さとは、嘘をつかず自己保身をせず、相手を思いやり良識やモラルを尊重することを指します。特定の人物だけではなく、職場のすべての人に誠実でいるよう努めましょう。
たとえ仕事の能力が特別に高くなくても、誠実な人は仕事を任されるようになります。また職場以外のコミュニケーションにも誘われる可能性が上がるでしょう。誠実であることは「信頼に足る人物」のための最も重要な要素ともいえます。
4.プライベートも少しだけ曝け出してみる
職場の人たちと「仕事の話」をするのは当たり前。一歩踏みだして「仕事以外の話」をしてみましょう。家族や出身地の話など、プライベートな話題であるほど相手の心の壁を開きやすくなります。自分の情報を相手に公開することは「自己開示」とも呼ばれる方法です。
好きなアーティストや休日の過ごし方、ペット、恋愛の話題など。一見仕事には不必要に思える話をすることで「仕事以外の話も話せる間柄」という関係性が育め、信頼関係の構築につながります。
信頼関係を築く上質なコミュニケーションのコツ
信頼関係を築くと職場の居心地がよくなるだけではなく、チームや部署全体のモチベーションアップにつながります。特定の人物だけではなく「チーム全員が信頼関係で結ばれている状態」を作ることができれば、ひとり一人が本来持っている力をしっかりと発揮できる環境が整うでしょう。
ここでは、信頼関係を築くために必要なコミュニケーションのコツをご紹介します。まずは、自分と同じように相手やチームを考えることが大切です。すべての人が気持ちよく過ごせる職場のために、無理のない習慣から取り入れてみましょう。
1.常に笑顔でポジティブな会話をする
信頼関係を築くためには「ポジティブで明るい雰囲気を持った人」だと思われることが大切です。一緒にいるだけで気持ちが明るくなるような人物は、多くの人から「仲良くしたい」「この人と過ごす機会を設けたい」と思われるでしょう。
常に卑屈で悪口ばかりをいっているような人は、周りからも疑われて距離を取られがちです。信頼されるためにはいつも笑顔でいることを心がけ、会話の内容も前向きなものにしましょう。
2.メンバー全員の意見をしっかり聞く
特定の人だけをひいきして、人によって対応の優先順位をつける人は信頼されづらい傾向にあります。信頼関係を築きたい場合はメンバー全員の意見をしっかり聞き、すべての人を平等に扱うように心がけてください。
信頼のためには「誠実さ」が必要ですが「公平であること」も誠実さの要素の一つです。また、自分の意見を押しつけないことも大切。全員の意見をしっかりと聞いた上で、誰かが一方的に損をしないような意見を「考える姿勢」こそが信頼につながります。
3.相手の身になって考える
自分の目線だけで判断せず、視野を広げて「相手の身になって考えること」ができる人は信頼されやすい傾向にあります。信頼のために必要なものは、仕事の能力以上に「思いやり」です。人に優しくできる人でなければ、信頼を得ることはできません。
自分以外の価値観や感受性を理解しようと努め、さまざまな年齢や立場の人の気持ちを想像できる人こそ信頼に足る人物です。答えに悩んだときでも、他者を理解する姿勢を持っていることが周囲に伝わっていれば、サポートを受けることができるでしょう。
信頼関係を構築し、信頼される人になろう!
今回は、信頼される人になるコツや、信頼関係が築けるコミュニケーションの方法などについてご紹介しました。
信頼関係は、ただ「仲がいい」だけでは育まれません。もちろん距離が近い関係になることも大切ですが、それ以上に誠実であることや親切であることなどの「人間性」が重要視されます。
まずは相手に興味を持ち、笑顔で会話をすることから始めてみましょう。ネガティブな雰囲気をまとっているままでは、なかなか信頼関係は築けません。ポジティブさをアピールするよう心がけ、お互いに明るい感情をシェアできる関係性を目指してくださいね。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。