もう二度とセクハラされないために!今後の防止対策

ここでは、もう二度とセクハラされないために準備したい「今後のセクハラ防止対策」を4つご紹介します。セクハラは心に大きなダメージを残す行為です。ショックを受けてしまう前に今から備えをしておくことで、効果的な対処が可能になります。

1.社内に信頼できる人を作る

今後セクハラを受けたときに「相談できる相手」を作っておきましょう。可能であれば一定の地位や権力を持っている人が望ましいですが、本音を話せる相手であれば誰でも構いません。「一人で抱え込まずに済む環境」をつくることが大切です。

できれば感情的にならず、冷静に客観的に物事を判断してくれる人物を選びましょう。被害を受けたショックで正常な判断ができなくなった場合でも、一緒に適切な対応を考えてくれる人がいれば大きな安心を得られます。

2.相談できる専門窓口を見つけておく

セクハラを受けたときに、プライバシーが守られたまま相談できる場所を事前に探しておきましょう。「セクハラ被害に遭っている」と認識していても、肝心の会社側がセクハラ問題を把握していない可能性があるためです。

社内の相談窓口や通報窓口、コンプライアンス窓口などを調べ、もしもの場合に備えることをおすすめします。セクハラで精神的に落ち込んでしまうと「調べるための労力」を負担に感じやすくなるため、行動力と判断力がある段階でリサーチを進めましょう。

3.証拠を記録しておく

セクハラを社内報告する場合も、外部機関に相談をする場合も、大切なのは「証拠」です。証拠がなければ上司も人事も大きな判断を下せません。最悪の場合、勇気を出して報告したのにもかかわらず「被害妄想だ」といわれてしまう可能性があります。

ボイスレコーダーを準備して、いつでも録音を開始できる状態にしておくことが望ましいでしょう。スマートフォンのレコーダー機能でも十分に証拠として残せます。ボールペン型のような見た目ではわかりづらいレコーダーもあるため、事前に購入するのもおすすめです。

4.セクハラする上司と距離を置く

セクハラをする上司とは距離を置き、空間的にもコミュニティ的にも関わりを持たないように心がけましょう。一緒に過ごす時間が増えるほどセクハラを受ける可能性が上がり、ストレスを感じてしまいます。

最初からコミュニケーションのきっかけを断っておけば、悩む必要もありません。可能であれば事前に人事や他の上司に相談し、部署やチームを分けてもらえるか打診しましょう。

本当につらい時はどうしたらいい?

セクハラの被害を受けて精神的に追いつめられてしまった場合や、会社に味方がいない場合は、休職や転職をすることも一つの選択です。何より優先するべきはあなたの心と体。助けてくれない同僚や上司よりも、自分自身の健康と尊厳を尊重するべきなのです。

休職する場合は担当医から通院の証明をもらいつつ、会社規定を確認しておきましょう。転職準備は休職中でも可能です。また弁護士への相談は無料でも可能なケースがあるため、まずは悩みを相談して今後の対策を考えましょう。

「一人で悩みを抱え、誰にも相談せず、ただ我慢し続けて何も解決もできない状態」が最も最悪なケースです。第三者の意見を取りいれながら前向きに問題が解決できるよう、自ら行動を選択していくことが大切です。

自分だけが我慢し続ける必要なんてない

今回は、セクハラの定義や事例、対処方法、予防策などをご紹介しました。

セクハラは、一人の人間としての尊厳を踏みつぶす行為です。心を傷つけ仕事へのパフォーマンスを低下させる「悪質な嫌がらせ」であるのにもかかわらず、大ごとになることを避け相談できない人が多い傾向にあります。

セクハラは決して「我慢するべき問題」ではありません。体と心がボロボロになってしまう前に、然るべき相手や期間に相談を行いましょう。自分の尊厳を守れるのは、いつだって自分なのです。

この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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