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理不尽な上司にストレスがたまる…
世の中は理不尽なことだらけです。どれだけ自分が誠実に仕事をしていても、あらぬ疑いをかけられたり雑な扱いを受けてしまったりすることがあります。理不尽な怒られ方をするとストレスがたまりますよね。
理不尽な上司に真っ当な抗議をして余計に怒らせてしまうことも。「触らぬ神に祟りなし」とはいいますが、自分の怒りの感情をどこにぶつければいいのかわからず、モヤモヤした気持ちを抱いてしまいます。ネガティブな心理状態では、仕事のパフォーマンスに悪い影響が出ることもあるでしょう。
今回は、理不尽に怒る人の心理や対処法、怒りを抑えるためのコツなどをご紹介します。相手の特徴を学んで最善の対処法を学び、できる限りストレスのない職場環境を整えましょう。感情のコントロール方法を学ぶと、会社外でも活用できます。
なぜ、理不尽に怒られるのか?
上司に理不尽に怒られるのにはいくつかの理由があります。
1.上司側の問題
上司側だけが「真っ当な理由で怒っている」と思っている状態です。しかし実際は部下に正しく仕事内容を伝達していない可能性があります。もしくは上司の機嫌が悪く、八つ当たりのような形で部下でストレス発散をしてしまっているケースも。
2.部下側の問題
部下が「理不尽」と思っているだけで、実際は真っ当な理由で怒られている状態です。個人のやりがいや「やりやすいやり方」ばかりを押しとおそうとして、チーム全体の効率や生産性を考えられていない可能性があります。
3.お互いの伝達不足の問題
上司は部下の理解不足に気づけず、部下は上司の真意をくみ取れていません。お互いに責任がある可能性がありますが、会社経験の豊富な上司が「部下に正確に伝達できていない状態」が問題であるケースが多く、本人が自らの問題点に気づけていない状態です。
理不尽に怒る人の心理・特徴
ここでは、理不尽に怒る人の心理や特徴を6つご紹介します。理不尽な怒られ方をすると心が疲れてしまいますが、最善の対処法を考えるためにもまずは相手を観察してみましょう。相手の心理状態を予測することができれば、最小限の労力でストレスを減らせる可能性が高まります。
1.プライドが高い
プライドが高いほど「傷つけられた」と感じるきっかけは多いものです。そのためプライドが高い人は人一倍ショックを受けやすく繊細であり、怒るきっかけが多い傾向にあるでしょう。怒る理由が「プライドが傷つけられたから」であるため、周りから見ると理不尽な怒り方をしているように見えます。
プライドが高いこと自体は悪い個性ではありません。責任感やこだわりを持ちやすい性格という魅力でもあります。しかし自分のプライドに周囲を巻き込み、フラストレーションをぶつけている場合は「理不尽」と思われてしまうでしょう。
2.日々のストレスをぶつけている
理不尽に怒る人は、自分と同じように「相手も心や感情がある人間だ」という認識が抜けています。生きていれば誰でもストレスを感じるものですが、多くの人は上手に解消しながら社会生活を営んでいます。
しかし理不尽に怒る人はストレスを「人」にぶつけがちです。まるでサンドバックを殴るように人に強い言葉をぶつけ、自分だけがスッキリした気持ちに。ストレスをぶつけられた相手がどう感じているかまで想像できていません。
3.自分が悪いと認められない
自分が悪いと認められない人は、理不尽な怒り方をしがちです。冷静に考えれば明らかに非がある状態でも、何かしらの理由にこじ付けて自分を正当化します。「悪いのは相手、自分は絶対に間違っていない」という気持ちが先行しているため、真っ当な話しあいができません。
良識やモラルに当てはめればあり得ない内容で怒られるため、責められた側は理不尽さを強く感じます。自分が悪いという決定的な証拠を突きつけられても間違いを認めない場合もあり、周囲も呆れてしまい当人から距離を取ります。