目次
5.他の上司に相談する
相手の理不尽な怒りに手が付けられないと感じた場合は、他の上司に事態を相談しましょう。現場を見たことがある上司であれば話が早いですが、あまり関わりがない上司の場合はレコーダーで現場の音声を録音したデータを聞かせると話がスムーズです。
また一人では上手く伝えられないことでも、仲間を作って複数人で相談すると事態の深刻さを伝えやすいでしょう。すぐに異動や減給などの処罰がされる可能性は低いと思われますが、少なくとも上司から厳重注意をしてもらえるはずです。
6.人事に部署異動の相談をする
他の上司に相談をしても思ったような成果が得られなかった場合は、人事に直接相談をしにいくことをおすすめします。人事は社内での人間関係トラブルが表沙汰になることを防ぎたいため、具体的な策を打ってくれる可能性が高いでしょう。
現在の仕事に強いこだわりがない場合は、理不尽な上司から離れるために部署移動の相談をするのも一つの手段です。理不尽な上司の元で心を病ませてしまうくらいなら、別の部署に行って健全な環境で働いたほうが心身の健康につながります。
理不尽にキレられたとき、自分の怒りを抑える方法
理不尽に怒られるとカッとなってしまいますよね。言いかえすべきか怒りを飲み込むべきか、正解の行動がわからなくなってしまいがちです。
ここでは、理不尽に怒られたときに自分の怒りを抑える方法を6つご紹介します。怒りという感情は、使い方次第で自分も相手も傷つけてしまうものです。怒りを上手にコントロールをして味方につけ、必要以上にストレスを感じないように感情を制御しましょう。
1.心の中で悪口をいう
実際に口に出すと問題になってしまいますが、心の中ではどんなに口汚い言葉でののしっても怒られません。理不尽に怒られたら心の中で悪口をいい、できる限りスッキリしておきましょう。
2.深呼吸をする
理不尽に怒られてイラッとしてしまったら、まずはその場を離れて一人の空間を作ることをおすすめします。トイレやロッカーなど周りに人がいない場所で、心を落ちつかせるためにゆっくりと深呼吸をしましょう。
鼻から深く息を吸って、口から吐く。何回か繰りかえすとだんだん気持ちが安らかになっていきます。ネガティブな気持ちを切りかえる方法としておすすめです。もしも可能であれば一旦外へ出て、自然や風を感じながら深呼吸をするとさらにリフレッシュできます。
3.職場の友人に相談する
人間関係で悩んだりストレスをためたりしたとき、一人でも相談できる相手がいると安心感を得られます。理不尽に怒られてしまったら職場の友人に相談して、感情をシェアさせてもらいましょう。ただ黙って話を聞いてもらうだけでも、心のつかえが取れます。
特に精神的に追いつめられている人は、考え方が悲観的になりやすいため第三者からの意見が大切です。判断力が下がっている可能性もあるため、信頼できる相手からのアドバイスに耳を傾けましょう。思わぬ対処法やアイデアをもらえるかもしれません。
4.無理やりでも笑顔を作る
つらいときに無理やり笑うと、さらに心が苦しくなるものです。しかし、怒りという感情を抑えるためには「笑顔」は効果的な側面も。笑顔は緊張を和らげて、気分を明るくする作用があるといわれています。また笑顔を作るだけで精神的に余裕が生まれるという説も。
理不尽に怒られてイライラしたら、鏡に向かって笑顔を作ってみましょう。笑顔を作るだけでは元通りの精神状態には戻れないかもしれませんが、冷静になるためのきっかけとしては十分です。
5.「今、余裕がないんだな」と相手の怒りに寄りそう
理不尽に怒ってくる相手に同情することで、怒りのボルテージを下げることができます。怒りをぶつけてくる相手のことを「感情のコントロールができない状態なんだろうな」「今は心に余裕がないからこんなに怒っているんだろうな」と思いましょう。
相手を客観的に見ることで、ふと冷静になれる瞬間があります。すると相手が求めている反応や言葉も予想が付きやすくなり「どう行動するのがベストなのか」がわかることも。
6.反面教師だと思うようにする
どんなにイライラする相手でも、尊敬できない相手でも「反面教師」だと思えば自分の糧になってくれます。軽蔑する対象であるほど「こうならないためにがんばろう」「自分は感情をコントロールできる人間になろう」と何度でも思えるのです。
反面教師の観点で見れば、ストレスの原因だった上司も「勉強の対象」に。自分の人生をより豊かなものにしてくれるための材料だと認識し、遠慮せずに利用させてもらいましょう。「悪いお手本」として役だってもらえれば、受けるストレスも価値あるものになります。