価値観の違いとは?価値観が違う人と仕事するときのコツ&円滑に進める方法

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職場に価値観が違う人がいる…

私たちは、一人ひとり違う個性を持っています。見た目はもちろん、考え方や価値観などもそれぞれ違います。お互いに違う人間だからこそ惹かれ合うこともあれば、価値観が違う人同士が同じコミュニティにいることでトラブルが発生してしまうケースもあるでしょう。

とくに毎日通う職場で価値観が合わない人がいると、大きなストレスを感じてしまうことも。相手と距離を取って解決できればまだしも、相手が同じチームの同僚や直属の上司などの近しい関係性である場合は、価値観が合わないことで精神的にひどく疲れてしまいます。

今回は、価値観が違う人とうまく仕事をするコツや、価値観が違う相手と仕事をするときにしてはいけない行動などをご紹介します。お互いを尊重し合う関係性を目指しながら、自分の心を守るためのコツも身につけましょう。

価値観の違いとは

価値観の違う相手との付き合い方をご紹介する前に、そもそも「価値観の違い」とは何なのか?という部分から解説していきます。

まず「価値観」とは、「どんなことに価値を見いだすのか」という考え方です。よりわかりやすく表現するのであれば「物事の考え方」ともいえるでしょう。ひとつの物事への感じ方や好み、善悪などの判断基準となるのが「価値観」です。

つまり「価値観の違い」とは「物事の判断基準の違い」です。仕事においては「どの仕事を優先するべきか」「どのように進めるべきか」「誰にどのような仕事を振るか」などで違いを感じるケースが多いでしょう。

私たちは一人ひとり違った環境で生まれ育ち、違う感性を持っています。価値観が違うこと自体は決して悪いことではなく、複数人が集まるコミュニティで違いを感じることは自然な状態なのです。

価値観の違いが起きる瞬間・原因とは?

この世界は、各々が違った価値観を持つ個人の集合体です。当然ながら、物理的・精神的に距離感が遠い人とは価値観の違いを感じづらいでしょう。価値観の違いが起きる原因は、コミュニケーションを取ることです。

会話やチャットなどのコミュニケーションがあるからこそ、お互いの意見を伝え合うという状況が生まれます。最初は相手のことをまったく知らない者同士だった時点から、会話を重ねるごとに相手の考え方や人間性を知り、自分との違いを見つけていきます。

特に仕事上では、マニュアルやレギュレーションの枠組みの外にある会話から価値観の違いを感じやすく、自己開示を行うほどに違いに気づくといえるでしょう。ビジネスにおいて定められたマニュアルの中では自分の意見は生まれづらいためです。

価値観が違う人と仕事をするときにうまく運ぶコツ

趣味や娯楽のコミュニティであれば、価値観が似ている人とだけ一緒にいることも可能です。しかし職場では、価値観の違う相手と長時間一緒に過ごす必要があります。ときには価値観の違う者同士が力を合わせて、仕事を成功に導かなくてはならないこともあるでしょう。

ここでは、価値観が違う人と円滑に仕事をするためのコツを6つご紹介します。「価値観が合わないな」と思っているのは相手も同じかもしれません。無理をせず適切な距離を取り、お互いに気持ちよく付き合える関係性を目指しましょう。

1.まずは相手の言葉に耳を傾ける

価値観が違う人と仕事をするときには、相手の言葉を否定せずに耳を傾けることをおすすめします。お互いの美学や正義が違ったとしても、ただ「違う」というだけです。法律を犯したり誰かを傷つけたりしていない以上、決して「どちらかが間違っている」というわけではありません。

自分とは違う意見を言われたら、つい否定をしたくなるものです。しかし、まずは相手を理解しようとする姿勢が大切。相手の意見を尊重することは、同時に自分の意見も尊重してもらえることにつながります。

2.深入りしすぎず、程よい距離感を保つ

価値観の違う相手と無理に仲良くなる必要はありません。もちろん価値観の違いを乗りこえて親密な関係性になれれば幸福なことですが、すべてのケースでうまくいくとは限りません。ときには価値観の違いが摩擦を生み、トラブルが起きてしまうこともあります。

「価値観が合わないな」と思った相手には、基本的には深入りをしないように努めましょう。程よい距離感を保つことでビジネスライクに接することができ、価値観の違いにイライラし始める手前の距離でコミュニケーションが取れます。

3.自分にとっていい刺激だとポジティブに受けとめる

価値観は、今までの人生経験により培われます。価値観が違う相手は、自分とは違う環境で、違う経験をしてきた人といえるでしょう。見方によっては今までの自分にはない物事の捉え方を教えてくれる相手になります。

価値観が違う相手と話していると、今まで当たり前だと思っていた物事に違う視点や気づきを与えてくれます。意見の違いからモヤモヤした感情を持つ場合もありますが、「新しい視野や観点を学ぶためのチャンスだ」とポジティブに受けとめることも大切です。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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