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見栄っ張りな人と関わるのが難しい…
社会に出てさまざまな人たちと関わっていると、時には見栄っ張りな性格の人に出会うことがあるでしょう。見栄っ張りな人は「自分の話を聞いてほしい」という欲求が強いため、最初はただの話好きな性格と認識されることが多いです。
しかし話しているとだんだんと違和感を抱き、「もしかして見栄を張っているだけ?」と気付きます。相手が見栄っ張りだとわかると、話しているだけでストレスを感じてしまいますよね。長時間の自慢話を聞いているだけで、精神的に疲れてしまうものです。
今回は、見栄っ張りな人の原因や特徴、見栄を張る人と上手に関わる方法などをご紹介します。見栄っ張りの人と付き合うためには、相手の地雷を踏まないようにやんわりと距離を取ることが大切です。上手な接し方を学び、ストレスを抱えない方法を見つけましょう。
見栄を張るのは、プライドが高いことが原因!?
見栄を張ってしまう大きな原因は、プライドが高いことです。プライドが高い人は自分が下に見られたり笑われたりすることに強い抵抗感を抱くため、自分のステータスをアピールすることによって「自分は相手より上の存在だ」と伝えようとします。
誇張表現を用いたり、時には嘘をついたりしてまで自分の強さを誇示したいのです。コミュニティ内で尊敬されたい気持ちや一目置かれたい気持ちが高く、承認欲求を満たすことで自分の価値を確認したがります。
プライドが高い性格自体は悪いことではありません。しかしプライドの高さがあだとなり、他人に対して攻撃的になったり見栄を張ったりする人とは付き合いづらさを感じます。見栄っ張りな人と接するためには、相手のプライドを傷つけないように注意する必要があるでしょう。
見栄っ張りな人の特徴
ここでは、見栄っ張りな人の特徴として挙げられるものを4つご紹介します。早い段階で特徴に気付くことで、相手に深入りする前に距離を置くことができます。人間関係でストレスをためないためにも相手の言動を観察して本質を見抜き、適切な対応を心がけましょう。
1.ブランド物が好き・お金に執着心がある
見栄っ張りな人は、ブランド物が好きだったりお金に執着心があったりすることが特徴です。自分を大きく見せることを重要視しているため、「高級品を買えるほど生活の余裕がある」「自分は良い物が分かる人間だ」という気持ちをブランド物を身に付けることでアピールします。
外見で見栄を張るためにはある程度のお金が必要です。また見栄っ張りな人にとって、年収や資産は自分を誇示するための大きなステータスになります。そのためお金に執着し、目先の利益に飛びついてしまうことも珍しくありません。
2.自分の経歴や経験を自慢する
見栄っ張りな人の発言内容は、すべてが嘘というわけではありません。自分の経歴や経験に自信を持っているからこそ、声を大にして自慢するタイプもいます。学歴や会社での実績を吹聴し、いかに自分が優れた人間であるかを周りに知ってもらおうと努めます。
見栄っ張りな人の中には、実際に素晴らしい実績や高い学歴を持っている人もいるでしょう。しかし何度も同じような自慢話を聞かされる側としては、ストレスがたまってしまいます。
3.いじると怒る・冗談が通じない
見栄っ張りな人はプライドが高いため、「いじり」に強い拒否感を抱きます。たとえ冗談でも自分が人から下に見られたり、雑に扱われたりすることに我慢できないのです。周りからすると、和やかな雰囲気の中で突然怒りだす見栄っ張りの人に驚いてしまうでしょう。
もちろん、いじりだとしても自分が不快に感じたら相手に伝えるべきです。いじられるのが嫌いだとアピールすることは自分の心を守るために必要な行為ですが、ほんの小さな冗談にさえも怒っていると「付き合いづらい人」というイメージが定着してしまいます。
4.「できない」「知らない」が言えない
見栄っ張りな人は、自分が無知であることに対して恥ずかしさを覚えます。そのため、できないことや知らないことがあっても素直に言い出せません。特に後輩や部下など自分より社会的地位が下だと判断した相手には、プライドを手放してまで教えを請うことができません。
その場では「知っている」と嘘をつき、後から必死に勉強している人も多いでしょう。見栄っ張りな人にとって「知らないのに知っていると嘘をついた」とバレてしまうことは、無知だと思われるのと同様に恥ずかしい事態なのです。