仕事による吐き気はストレスのサイン?吐き気の原因や対処法|吐き気以外のSOSサイン

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仕事のことを考えると気持ち悪い…朝起きたときに吐き気を感じる…

過去に「ストレスによる体調の変化」を感じたことがある人は多いのではないでしょうか。頭痛や肩こり、食欲不振、腹痛など、私たちはストレスを受けることによりさまざまな体調変化に悩まされることがあります。

ストレス由来の症状として、特に多くの人を悩ませているもののひとつが「吐き気」です。中には胃痛や嘔吐を伴うような症状に苦しんでいる人もいるでしょう。

今回は、ストレスによる吐き気についてご紹介します。吐き気が起こる原因から吐き気以外のストレスサインまで、幅広く解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。

そもそも、吐き気が起こる原因は?

ここでは、吐き気が起こる原因として挙げられるものを6つご紹介します。吐き気の原因は、日常の中で誰でも悩む可能性がある身近なものから、命にかかわる症状であることも。生活習慣や体調を振りかえりながら、自分の状態と照らしあわせてみましょう。

1.ストレス

ストレスを感じると吐き気が起こることがあります。消化器官の働きには自律神経が深く関わっていて、過度なストレスを感じると副交感神経が活発になり胃酸が過剰に分泌されます。また、ストレスは交感神経にも伝わり、胃の血管を収縮させたり、胃粘液の分泌を減らしたりすることも。

胃粘液の分泌が減って抵抗力が弱まった状態の胃に、普段より多い量の胃液が分泌されることで炎症が起こり吐き気を感じるようになるのです。またストレスによる吐き気は急性の症状が多く、検査をしても症状の原因となる異常が見つからないことも少なくありません。

参考:医療法人社団 平成医会「ストレスが一因となって起こる吐き気」

2.緊張

緊張による吐き気を感じる症状は、神経性嘔吐症(心因性嘔吐症)と呼ばれます。健康上の問題がないのにもかかわらず、吐き気や嘔吐が生じる状態を指します。試験や発表会などのプレッシャーのかかるイベントや、人前に出るときの緊張感によりストレスを感じて引きおこされることが多いです。

対症療法として制吐剤が用いられることもありますが、緊張そのものをケアするために抗不安剤が処方されるケースも。また緊張による吐き気が日常生活に支障を来たしている場合、カウンセリングを通して認知行動療法を行うことでストレスへの耐性を高める治療も用いられます。

参考:横幕鍼灸院「神経性嘔吐症」

参考:一般社団法人 日本小児心身医学会「(7)心因性嘔吐」

3.睡眠不足

睡眠不足による吐き気も、ストレスによる吐き気と同じように自律神経に関連しています。人間は日中に活動をしているときは交感神経が優位になっていますが、睡眠中は副交感神経が優位に。副交感神経が優位になると、体を休めるためのホルモンが多く分泌されます。

しかし睡眠不足になると交感神経と副交感神経の切りかえがスムーズにいかず、交感神経が優位のままに。副交感神経は消化器官の動きを活発にするため、十分な睡眠を取ることで寝ている間に消化が促進されますが、交感神経が活発になると消化液の分泌が減少し、消化不良になってしまいます。

参考:医療法人社団エムズ「睡眠不足による吐き気はなぜ起こる?自律神経の乱れが原因?おすすめの対処法について、医師が解説します。」

4.暴飲暴食による胃腸の不調

ストレスをためると吐き気の原因になりますが、ストレス解消のために暴飲暴食をしてしまうとさらなる吐き気を誘発します。暴飲暴食は胃の粘膜に急性の炎症を起こす可能性があり、急性胃炎によって吐き気や痛みが現れてしまうのです。

急性胃炎の症状は、吐き気の他に胃痛・腹痛・むかつきなどが現れます。症状が重い場合は嘔吐や不快感がいつまでも続くことも。多くは2~3日で収まりますが、長引いたり何度も繰りかえしたりする場合は医師の診察を受けるとよいでしょう。

参考:一般社団 大阪府医師会「急性胃炎」

5.消化管系の病気

消化管系の病気とは、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸などにまつわる病気を指します。以下に、主な症状として吐き気を伴う病気を記載します。

  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 機能性ディスペプシア
  • 感染症胃腸炎
  • 胃がん
  • 腸閉塞
  • 胆のう結石
  • 総胆管結石
  • 胆のう炎
  • 早期すい臓がん

記載された病気以外でも吐き気が現れる可能性はあるため、違和感のある吐き気が続く場合は専門医を受診することが大切です。また受診の際は、吐き気以外の症状(腹痛・放屁・食欲不振・しゃっくり・胸痛・背部通など)も伝えることで適切な医療につながります。

参考:社会医療法人三愛会 三愛メディカルセンター 消化器病・内視鏡センター「病名・症状一覧」

参考:MSDマニュアル家庭版「消化器症状の概要」

6.脳の病気

脳に関わる病気の中にも、吐き気が症状として現れるものがあります。吐き気・嘔吐は脳梗塞・脳腫瘍・良性発作性頭位めまい症・メニエール病などのサインかもしれません。命に関わる疾患の可能性もあるため、違和感がある場合はすぐに受診をすることが大切です。

特に小脳や脳幹部に起こる脳梗塞は進行性卒中と呼ばれ、時間をかけて症状が悪化するケースが多い傾向にあります。最初は軽い吐き気やめまいだけであっても油断できません。自己判断せずに診断を求めましょう。

参考:いのうえ内科脳神経クリニック「脳神経内科で扱う主な症状」

参考:医療法人社団 東京石心会 新緑脳神経外科 横浜サイバーナイフセンター「脳疾患の前兆について」

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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