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「人に嫌われたくない」をやめる7つの習慣
ここでは、「人に嫌われたくない」と思っている自分から卒業するための習慣を7つご紹介します。今の自分を無理に変える必要はありません。まったく違う自分を目指すのではなく、新しい価値観や習慣も取り入れてあげる感覚で試してみましょう。
1.他人の感情はコントロールできないと割りきる
世の中で変えられるのは、自分と未来だけです。他人と過去は変えられません。他人の感情はコントロールできないものとして割りきり、相手の一挙一動に不安を感じないように努めましょう。
どれだけ周囲に気を使っても、他人である限り相手の本音はわかりません。相手があなたに感謝をしてくれても、それが本心かは決してわからないのです。他人の心という目に見えないものに翻弄(ほんろう)されるよりも、ありのままに生きたほうが自分の心にとって健康的です。
2.無理に人に合わせない
あなたがどれだけ無理をして他人に合わせたとしても、相手はあなたが無理をしていることに気づかないもの。人知れずストレスを抱えて精神をすり減らすのではなく、自分の価値観や美意識を尊重し、よい意味で自分本位になりましょう。
もちろん社会で生きている限り、ある程度周りに配慮する気持ちは必要です。しかし最低限の配慮は、お互いが気持ちよく過ごすためです。相手が気持ちよくても自分だけ苦しんでいるのであれば、それは気遣いではなく我慢でしかありません。
3.成功体験を積みあげて、自信をつける
人に嫌われるのが怖い原因は、自分に自信がないことの可能性があります。小さな成功体験を積み上げて、少しずつ自信を付けていきましょう。自分に自信が持てれば他人の意見を気にせずに生きる力を身につけられ、周囲の評価よりも自分の意思を尊重できるようになります。
大きな目標を持つことも大切ですが、ゴールに至るまでの道で小さな目標をいくつも設定することをおすすめします。「やりとげた」という気持ちが自分に自信を与え、自己肯定感を高めてくれるためです。コツコツと努力を重ね、自分を愛せるようになるきっかけを作ってあげましょう。
4.自分の意思を大切にする
自分の意思を大切にすることで、相手の意見に流されないように生きていけます。とはいえ、今まで周りを優先してきた人は突然「他人よりも自分を大事にしよう」と言われても、どうすればいいかわからずに困ってしまいますよね。
まずは「自分はこれが好き」という気持ちを否定しないであげてください。自分が嫌いなものを主張する行為・誰かを否定する行為は多くのエネルギーが必要ですが、「好き」の発信であれば気を楽に持てます。
もしも自分の好きなものを否定されても流されずに「あなたは好きじゃないんだね」と相手の意見を受けとめ、自分を否定しないことが大切です。ポジティブな意思表示をすることで、自分の心を守ってあげてくださいね。
5.物事をポジティブにとらえる
人に嫌われることを恐れていると、相手の小さな仕草や態度が気になってしまいます。たとえば挨拶をしたときに無反応だと、相手に聞こえていないだけなのに「無視されたのかな」と不安になってしまいがちです。
精神的に堂々とするためにも、物事をポジティブに捉えるように努めましょう。挨拶が返ってこなかったら、もう一度声をかけてみればいいのです。ネガティブな想像を膨らませて落ちこむよりも、前向きに考えて行動に起こすことが大切です。
6.心に余裕を持つ
人の目を気にせず自分に自信を持つためには、心に余裕が必要。自分を追いつめすぎないように適度に休み、プライベートの時間を設けましょう。
精神的な負担が大きいとネガティブな思考のパターンに入りやすく、周りの目が気になってしまいます。おおらかな精神は、余裕のある生活によって生まれます。
7.「嫌われない」より「好かれる」ための努力をする
相手に嫌われない努力よりも、好かれる努力を始めましょう。たとえば、相手に嫌われないために自分の意見を隠せば揉め事の原因にはなりづらいかもしれません。しかし、ありのままの自分を隠している限りストレスはたまるものです。
自分の意見をはっきり伝える人は、相手への信頼感も同時に伝えられます。お互いに違いを尊重しあい、一歩先の関係性になれる可能性があります。相手の立場になりながら、お互いがフェアになれる関係性の構築を目指しましょう。
「人に嫌われたくない」をやめて、自分に目を向けよう
今回は「人に嫌われたくない」と思う心理や、嫌われることを必要以上に恐れてしまう自分を変えるためのヒントをご紹介しました。
違う人間である限り、本当の意味でお互いに理解をすることはできません。他人という超えられない隔たりは、ときに寂しさや亀裂を生む要因にもなります。しかし、違う人間だからこそお互いを尊重しあえ、理解しようと努めることができます。
嫌われたくないと恐れるのではなく、まずは自分自身の心や価値観を大切にしてあげましょう。自分を大切にすることでこそ、お互いにいたわり尊重できる相手と巡りあえるのです。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。