「人付き合いに疲れた…」人間関係をリセットしたくなる人の特徴

ここでは、人間関係をリセットしたくなる人の特徴として挙げられるものを6つご紹介します。性格や価値観、普段のコミュニケーションなどを振りかえりながら、自己理解をさらに深めましょう。

1.人に気を使いすぎてしまう

自分よりも周りを優先しがちで、人に気を使いすぎてしまう人は人間関係をリセットしたがります。コミュニケーションが好きな人にとっては人間関係は良いものですが、気遣いができる人にとってはストレスの原因にもなってしまうものです。

「自分らしく正直に接しよう」と思っても、周りの雰囲気が悪くならないようについ気を使ってしまったり、本音を封じ込めてしまったり。周囲の意見に合わせてばかりで、常に嘘をついているような感覚になってしまいます。

2.周りからの評価が気になる

周りからの評価ばかりを気にしてしまう人は、人間関係に疲れてリセットしたいと思いがちです。自分がどうありたいかよりも、周りにどう思われたいかを優先して考えているタイプです。そのため、陰口や評価には常に敏感にアンテナを張っています。

ありのままで生きることを怖いと感じ、周囲に抱かれるイメージや評価によって自己価値を判断しています。他人の心や本音を完全に理解することはできないため、人間不信に陥り焦燥感や不安を抱きがちです。

3.本当の自分を知られるのが怖い

「本当の自分を人に見せたくない」と思っている人は、人間関係をリセットしたいと思う傾向にあります。人は誰しも本音と建て前があるものですが、本音の部分を見せたら人に嫌われてしまう・笑われてしまうと思って恐れているタイプです。

また、人一倍パーソナルスペースを大事にしている人の場合も。心の中に「ここから先は踏み込んでほしくない」と思っているボーダーラインがあり、少しでもオーバーしてきた相手には「もう縁が切れてもいい」と思うほどのネガティブな印象を持ってしまいます。

以下の記事では、自己開示(自分の思っていることや情報を相手に正直に話すこと)が苦手な人の特徴や、上手に自分を表現するコツなどをご紹介しています。「本当の自分を相手に知ってもらいたい」「自己開示が苦手な自分を変えたい」と思っている人は、ぜひ参考にしてください。

「自己開示が苦手…」自己開示の意味とは?自分を上手に表現する方法

4.一人で過ごす時間が好き

もともと一人で過ごす時間が好きで、人と一緒にいると疲れてしまうタイプの人は人間関係を軽視しがちです。コミュニティで生きるために仕方なく人間関係を築いている場合もあり、ストレスが一定値を超えたら自ら関係性を手放すことに躊躇しません。

みんなとワイワイ集まるよりも、ゆったりと静かに一人で過ごしたいと思っています。または、人間関係は特定少数のみで十分だと思っていることも。わずらわしい人間関係に悩まされるくらいであれば、一人で孤独なほうがマシだと感じているタイプです。

5.感受性が強く周りの影響を受けやすい

感受性が強く周りの影響を受けやすい人は、人間関係の中で周囲の感情を敏感に受けとり、ストレスを感じがちです。一般的なコミュニケーションを取っているだけでもネガティブな影響を受けてしまい、人一倍疲れてしまいます。

また想像力が豊かな人も多く、言葉の節々に含まれたニュアンスから悪い想像をしてしまいストレスを感じることも。人間関係の中で感じられる癒しよりもストレスのほうが上回ってしまい、逃げだすように関係性をリセットします。

6.ドライで人に流されない

人間関係リセット症候群の人の中には、ドライな考え方を持っている人も少なくありません。「人間関係は生きている中でどんどん移りかわるものだ」と割りきり、関係性を遮断することに抵抗がないタイプです。

そのため、ライフスタイルが変わるごとに気軽に人間関係をリセットできます。信頼を築いた相手との関係性も簡単に切れるため、周りからは薄情な人に見えることも。「本当に信頼できる人以外との関係性は、どうなっても構わない」と考えている人もいます。

人間関係をリセットしたくなる病気(精神疾患)

人間関係リセット症候群は病気ではありませんが、今まで大切にしていたことがどうでもよくなったり、興味や関心を失ったりする場合には精神疾患の可能性もあるでしょう。

特に、人間関係をリセットした後に大きな後悔を抱く・悲観的になる・いけないとわかっているのに感情的になってしまう人は、気分障害という精神疾患の特徴に当てはまります。

気分障害では感情を自分でコントロールできなくなり、健全な社会生活ができなくなります。代表的な気分障害は「うつ病」と「双極性障害」です。

人間関係をリセットしたくなる症状以外にも、ネガティブな考え方ばかりをしてしまったり、うつとハイな状態が交互に現れたりする場合は、早めに心療内科や精神科を受診しましょう。

以下の記事では、うつ病と双極性障害の特徴についてまとめています。自分の状態を理解するために参考にしてくださいね。

【臨床心理士が解説】うつ病の症状と特徴とは?5つの主な治療方法

双極性障害(躁うつ病)とは?主な症状・原因を、臨床心理士が徹底解説

参考:厚生労働省「気分障害」

また、人間関係をリセットしたくなる精神疾患にシゾイドパーソナリティ障害も挙げられます。シゾイドパーソナリティ障害では他者と良好な人間関係が築けなかったり、社会生活を送りづらくなったりする症状が特徴的です。

以下の記事ではシゾイドパーソナリティ障害についても詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。

シゾイドパーソナリティ障害とは|主な原因・症状・治療法を紹介

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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