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誰とも話したくない…人と会話をするとイライラする…
どんなに心が広い人でも、ストレスへの耐性が高い人でも、心に余裕がなくなってしまうときがあります。周りを気遣えない状態だと「人と会話をしたくない」「誰とも話したくない」と思いやすく、コミュニティから距離を置くことを望む傾向にあります。
しかし学校や職場において、完全に1人の時間を過ごすことは難しいものです。自分は話したくないと思っていても相手が話しかけてきたり、仕事上の会話の必要性があったりするでしょう。ただでさえ精神的に疲れているときに、ネガティブな感情を抑えて会話をしているとなおさら疲れてしまいますよね。
今回は、人と話したくないと感じる原因や対処法をご紹介します。集団の中で生きる以上、最低限のコミュニケーション能力は必要です。しかし心に余裕がないときは自分のメンタルを最大限に尊重し、穏やかに過ごしていきましょう。
人と話したくない原因・心理は?
ここでは、人と話したくないと感じる原因や心理をご紹介します。会話をしたくない人の中には、もともと人と関わることが苦手な人も多いでしょう。しかし、最近突然会話が億劫だと感じるようになった人や、人と話すとネガティブな感情ばかりが出てきてしまう人は、原因を振り返って対策を考えることをおすすめします。
1.人間関係にトラウマがある
人間関係にトラウマを抱えている人は、人との会話を避ける傾向にあります。特にいじめやハラスメントのように、人付き合いの延長でつらい経験をした人は「あんな思いをするなら、もう他人と関わりたくない」と思っても無理はありません。
また、信頼していた人に裏切られた経験がある人は、必要以上に自己開示をすることを嫌います。裏切られるかもしれない未来を想像すると「最初から本音を話さずに、信頼関係を築かないほうが傷つかずに済む」と考えるためです。
2.仕事にプライベートを持ち込みたくない
職場で他人と会話をしたくない人は、仕事にプライベートを持ち込みたくないと思っている場合があります。プライベートと仕事は切り離したいと考えていて、職場の人たちとはあくまでビジネスライクな関係性を望んでいます。
そのため、仕事後の誘いや飲み会などにも否定的です。「職場にも気が合う人がいるかもしれない」とは思っていますが、公私混同することでメリハリがなくなってしまうほうが嫌だと考えているタイプです。
3.嫌な出来事があって落ち込んでいる
嫌な出来事があって落ち込んでいる人は、人と会話をしたいと思いません。よほど気の許せる関係性であれば落ち込んでいる自分を素直に出せますが、深い関係ではない相手と話すときには相手を嫌な思いにさせないように気を使う必要があります。
落ち込んでいる姿を見せると心配をかけてしまうかもしれません。人によっては「面倒臭い」と感じられることもあるでしょう。ただでさえ気持ちが沈んでいるのに、相手を気遣うところにまでエネルギーを省きたくないのです。
4.体調不良や疲れで会話をする余裕がない
体調が悪かったり疲れを感じたりしているときには、他愛ない会話でさえもストレスになります。心の疲れであれば他人と話すことで気が紛れる可能性もありますが、体が疲れているときには静かに過ごしていたいものです。
とはいえ、見るからに体調が悪そうな素振りをすると周囲に気を使わせてしまいます。また社会人としては体調管理も仕事の1つです。ネガティブなイメージを抱かせたくないからこそ、せめて会話に使うエネルギーだけでも回避したいと思っています。
体調不良の原因はさまざまですが、中には睡眠不足から体の不調を感じている場合もあります。下記の記事では、生活に手軽に取り入れられる睡眠サプリメントを紹介中です。眠りのトラブルに悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
5.仕事や自分のやりたいことに集中したい
何かに集中しているときに話しかけられたら、誰でもいい気持ちにはなりません。仕事や目的達成にしっかりと取り組みたいと思っている人は、人に話しかけられることや会話そのものに拒否感を示します。
相手との関係性や場の雰囲気を守るためには、途中で話しかけられても無視をするわけにはいきません。「早くどこかへ行ってほしい」と思いながら適当に会話をしますが、心の中ではイライラがどんどんたまってしまいます。
6.自分に自信がなく劣等感を抱く
自分に自信がない人は、人と会話をする度に劣等感を抱いてしまうことがあります。話すほど自分と相手を比べてしまい、自己肯定感が下がりつらい気持ちになってしまうのです。表面的には笑顔で話していても、心の中ではみじめな気持ちになっています。
1人で時間を過ごしていれば他人と比較をする機会は減少するため、必要以上の会話を望みません。自分の心を守るために会話を避けるタイプで、普段から理想と現実のギャップに悩まされて苦しい思いをしています。