「仕事をしばらく休みたい…」休みたくなる理由&対処法|会社への伝え方

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仕事を休みたいけれど、会社への伝え方がわからない…

「会社に行くのが憂鬱。しばらく休みたい」「体調が悪いわけじゃないけれど、気持ちがついていかない」という気持ちになったことはありませんか。

そんなとき「理由もなく休めないし、迷惑をかけてしまうからなんとか会社に行かないと」と自分の気持ちに蓋をして、仕事に行った経験もあるでしょう。しかし、休みたいのに休めないまま仕事をがんばり続けてると、仕事そのものが嫌になったり、休みたいと考える自分を責めてしまったりと、悪循環におちいる場合もあります。

熱が出なくても、精神的につらければ休みたくなるもの。「仕事を休みたい」と思うのは、悪いことではありません。一生懸命働く自分に、ひと休みする時間をあげてもよいのではないでしょうか。

今回は仕事を休みたくなる理由や対処方法、会社を休む場合に気をつけたいことなどをご紹介します。心のサインに向き合って、自分のペースを取り戻していくことが大切です。

「しばらく仕事を休みたい」と思う理由は?

どんなに仕事が好きな人でも、休日や休憩時間が必要です。誰しも「一度立ちどまって将来のことをじっくり考えたい」「仕事を忘れて心置きなくリフレッシュしたい」と思った経験があるでしょう。「仕事を休みたいと思うなんて」と自分を責めず、どうして休みたいと思ったのか、原因を探るのが大切です。

「しばらく仕事を休みたい」と思う背景には、どのような理由があるのでしょうか。ここでは、理由を4つ紹介します。

1.休んでも体や心の疲れが取れない

だるさが残っている、熱はないが体調が悪いなど、休んでも体の疲れが取れていなければ「もう少し休みたい」と思います。また、仕事でつらいことがあった場合にも「リフレッシュしたい」気持ちになるでしょう。

ご自身の状態を客観的に知るには、医療機関などのホームページで行われている診断を利用するのもひとつの方法です。たとえば厚生労働省のホームページ「こころの耳」では、働く人の疲労蓄積度セルフチェックが行えます。

もしも何ヵ月も強い疲労が残る場合は、慢性疲労症候群という病気の疑いもあります。症状が長く続き不安な場合は、病院で相談してみるのも一つの方法です。

参考:こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「用語解説|慢性疲労症候群」

2.職場の人間関係がストレスになっている

職場の人間関係が悪く、コミュニケーションを苦痛に感じる場合は、会社に行きたくないこともあるでしょう。仕事の内容によっては、付き合いづらい人とも話したり、一緒に行動したりすることも。そうした精神的な負担が続くと、仕事を休みたくなってしまいます。

人間関係にひどく悩んでいる場合は、単に相手と馬が合わないだけでなく、パワハラ、モラハラなど、ハラスメントを受けていることも考えられます。人間関係のつらさが続くときは、職場の相談窓口を利用してみましょう。

3.まとまったプライベートの時間を取りたい

仕事だけが人生のすべてではありません。プライベートの時間を充実させて、より豊かな人生を過ごしたいという方もいるでしょう。

「どうしても集中して取り組みたいことがある」「長期間の旅行でリフレッシュしたい」など、プライベートでやりたいことがあると、まとまった休みが欲しくなります。有給休暇が利用できるなら、あらかじめまとまった休みを取るのがおすすめです。

また「普段の仕事が忙しく、休日は疲れて寝るだけ」という生活サイクルの方は、普段の休日はやりたいことに手が回らず、ストレスを感じている場合もあります。仕事が忙しくてプライベートに支障をきたしている場合は、上司と仕事量の相談をしてみましょう。休日に疲れを持ち込まない仕組みを整えることが大切です。

4.このまま今の会社で働くべきかゆっくり考えたい

「このまま今の仕事を続けてよいのだろうか」「漠然と将来が不安でどうしたらよいかわからない」など、自分の将来についてじっくり考える時間が欲しくなるときもありますよね。

このような気持ちになるのは、自分のこれからについて真剣に向き合っている証拠です。忙しい日々の中で後回しになりがちな将来のことを、ゆっくり考える時間は必要でしょう。

とくに、今の会社の働き方や人間関係に不満がある、仕事内容にやりがいを感じていない場合は、一旦立ち止まって考えたいという気持ちが強いのではないでしょうか。

チセサカイ

チセサカイ

ライター、エッセイスト。生活、健康、仕事、そしてデジタルとの「ちょうどいい関係」を模索して生きていて、現在は家を持たずに旅する暮らしを実践中。人が好きな人見知り。富士山のまち富士宮育ち。

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