精神的に落ち込みやすくなる環境の特徴

精神的に落ち込んでしまう理由には、性格や考え方が影響している可能性があります。しかし、人によっては今いる環境を変えるだけでも気持ちが晴れやかになるものです。自己肯定感が下がってしまうコミュニティからは距離を置き、自分を見つめ直す必要があります。

ここでは、精神的に落ち込みやすくなる環境の特徴をご紹介します。気持ちを切り替えようと努力してもなかなかうまくいかない人は、所属しているコミュニティとの相性が悪いことが原因かもしれません。

1.身近な人のネガティブ発言が多い

身近な人のネガティブ発言が多い環境では、聞いている自分まで暗い気持ちになってしまいます。例えば、職場の同僚や上司の悪口や陰口ばかりを言っている人が当てはまります。すぐに他人の揚げ足を取り、本人のいない場所で嘲笑して楽しんでいる人は、一緒にいるだけでこちらのエネルギーまで吸い取られてしまう感覚に。

自己肯定感が低く、すぐに自分を卑下する発言をする人も一緒にいて疲れます。「どうせ自分は駄目なんだ」「自分なんか何をしてもうまくいかない」のようなネガティブ発言は聞いているだけで疲れてしまい、気を使ってストレスがたまります。

2.努力が評価されない

努力が正当に評価されない環境は、自己肯定感が下がり精神的に落ち込んでしまいがちです。どんなに仕事で結果を出しても賞賛がなかったり、残業をしても「みんなやっている、当たり前のことだ」と評価されてしまったり。

褒められるためにがんばっているわけではなくても、「苦労の内容に見合った報酬や賞賛が欲しい」と思うのは自然なことです。一生懸命努力をしているのにもかかわらず結果が出ないときに過程を一切見てもらえない場合も、悔しさや虚しさでストレスがたまります。

3.プライベートの時間が取りづらい

プライベートの時間が取りづらい環境では、自分らしさを失ってしまい精神的に落ち込みやすくなります。社会で生きている限り、誰でもある程度のストレスは感じるものです。ストレスをため込まないように、適度に発散することで心の健康が保たれます。

プライベートの時間が取れないとストレスを発散する時間が持てず、前日のストレスを翌日も引きずってしまう状態に。何日もストレスが蓄積されると心の余裕がなくなり、ちょっとしたことで落ち込んでしまうような精神状態になってしまいます。

4.孤独を感じやすい

孤独を感じやすい環境にいる人は、感情や思っていることをシェアする機会に恵まれないため、精神的に落ち込みやすくなります。とくにコロナ禍が長引く昨今、リモートワークが増えたことにより孤独を感じている人は少なくないのではないでしょうか。

人と仕事以外のコミュニケーションが取りづらいことで、心が鬱屈してネガティブな状態になってしまいます。テキストコミュニケーションや画面越しの会話では他者のリアルな温かみを感じづらく、寂しさを募らせて心が不安定になりがちです。

忍耐力を上げるよりも物事の見方を変えて心を守ろう

社会において周囲と円滑なコミュニケーションを行うためには、多少のストレス耐性や忍耐強さが必要になります。ストレスに弱くすぐに怒ったりイライラしたりする人は、周りから避けられがちですよね。

しかし、「忍耐力が強ければ心の健康を守れる」というわけではありません。取り入れたいのは、ストレス自体を感じづらくする考え方です。物事の見方や考え方を変えることで、今までストレスに感じていた出来事が気にならなくなります。

周りの変化によく気付けることや、物事を深く考えられることは、精神的に落ち込みやすい人特有の個性であり魅力です。その特性はそのままに、より生きやすくなるための新しい考え方も身に付けていきましょう。

すぐ落ち込む性格の克服方法9つ

ここでは、すぐに落ち込んでしまう性格を克服する方法を9つご紹介します。すべての方法を試す必要はないので、無理なく取り入れられそうな習慣から少しずつ反映させていきましょう。ポジティブな変化のためには、心のペースや自分らしさを尊重することが大切です。

1.具体的な改善策を考える

すぐ落ち込む性格を克服するためには、落ち込むだけではなく具体的な改善策を考えましょう。例えば自分の容姿に自信がなく落ち込んでいる人は、鏡を見て溜息をついているだけでは何も変わりません。

容姿のどの部分を改善したいか、そのためには何が必要かを順序立てて考え、プランニングの上で実際に行動に起こすことをおすすめします。無茶な目標や理想は設定せず、現実的に実現可能なプランを考えて実行することで、「落ち込むよりも問題を解決するために時間を使おう」と思えるようになるでしょう。

2.自己肯定感を高める行動をする

自己肯定感を高める行動をすることで、落ち込みやすい性格を改善しやすくなります。落ち込んでしまう原因の中には、自分を責めてしまったり自信をなくしてしまったりすることが含まれます。

自己肯定感を高めることで自分の判断や思考に自信が持て、周囲に何を言われても落ち込まない精神が身に付くでしょう。もしも落ち込むことがあっても「自分ならこの問題も乗り越えられる」と思えるため、早い期間でメンタルを復活させることができます。

3.「自分と他人の価値観は違う」と認識する

自分と他人の価値観は違うことを認識すると、精神的に落ち込みづらくなります。例えば、同じ仕事でも「簡単だ」と感じる人もいれば、休日を返上して努力をしないと成果を上げられない人もいるでしょう。

自分と他人の認識を混同していると「こんな簡単なこともできないの?」と言われたときに、自分を責めて落ち込んでしまいます。しかし「自分と他人の得意分野は違うし、能力も違う」という認識を持てていれば、「この人にとっては簡単なんだな」とネガティブにならずに受け取れます。

4.自分の努力を褒める

精神的に落ち込みやすい性格を改善するためには、自分の努力を認めて褒めてあげることが大切です。多くの仕事は結果がすべてとして評価され、結果に至るまでの努力は重要視されません。どれだけがんばっても、結果を出せていない限りは会社に貢献できていないと判断されるためです。

しかし「ときには過程の努力への評価もしてもらいたい」と思うのが人間の性です。誰も褒めてくれないのなら、自分が褒めてあげましょう。自分の努力を一番近くで見ているのは、ほかならぬ自分自身です。

5.鈍感力を鍛える

小さなことで落ち込まない性格になるためには、鈍感力を鍛えることが大切です。他人の言動を深く受け取りすぎず、違和感を抱く言葉を言われても「まぁいっか」で済ませられる精神が、ストレスフリーな生活には重要だといえます。

心に余裕がないときは、すべてを受け入れる必要はありません。ネガティブな出来事や感情にあえて気付かない振りをして、ひとまずその場をやり過ごしましょう。感受性の強さと鈍感力を使い分けることができれば、今の魅力はそのままでさらに生きやすい毎日が待っています。

6.「人生には波がある」と現実を受け入れる

長い人生では、調子がいいときもあれば悪いときもあるのが当然です。「人生には波がある」という当たり前の事実を受け入れることで、精神的な落ち込みは緩和されます。落ち込んでいるときには「どうして自分ばっかり…」と塞ぎ込んでしまいやすいですが、いいことと悪いことは同じようなバランスでやってくるものです。

落ち込むような出来事があっても「まぁ、嫌なこともあるよね」と受け流せる柔軟性を養いましょう。一つひとつの出来事に引っ張られていると、いい出来事が起こったときに気付けなくなってしまいます。

7.抱え込まずにカウンセリングを受ける

もしも精神的に落ち込む日々が続いたら、一人で抱え込まずにプロの心理士を頼り、カウンセリングを受けることをおすすめします。病院や通院に抵抗がある人は、電話やメールでのカウンセリングも展開されているため調べてみてはいかがでしょうか。

ネガティブな状態になっていると自分の状態を客観的に見づらくなり、休息を取るべきかを冷静に判断できません。周りから見ると「明らかに休むべき」と言われるような状態でも、自分だけは「まだがんばれる」と無理をしてしまうこともあるでしょう。

身近な人に相談するのもいいですが、心のプロである心理士に話を聞いてもらうことで、より的確なアドバイスをもらえます。仕事を休まずにメンタルを回復させていく方法も指導してもらえるため、ストレスが爆発してしまう前に選択肢に入れてくださいね。

8.ポジティブな出来事にも意識的に目を向ける

ネガティブな出来事は記憶に残りやすいものですが、ポジティブな出来事にもしっかりと目を向けるように心がけましょう。精神的に落ち込みやすい人は、10回の成功よりも1回の失敗のほうが気になり、いつまでも引きずってしまうことがあります。

失敗は反省点として受け入れ、自分が成し遂げたことや小さな幸せに目を向け、ポジティブな感情を抱く機会を増やしましょう。あなたのことを悪く言う人が1人いたとしても、信頼してくれる人が1人でもいれば、トータルで考えれば帳消しになるのです。

9.はっきりと意思表示をする

精神的に落ち込みやすい性格を改善するためには、はっきりと意思表示をすることが大切です。意思決定を他人に任せると、自分の人生を他人に任せることになってしまいます。周囲の機嫌を損ねないように気を使ったり、嫌われていないか悩んだりと、ストレスを感じる機会が増えてしまうでしょう。

自分で考えて行動し、正直な気持ちを隠さずに伝えるという行為は、自尊心を回復させます。心の声に耳を傾け、自分がやりたいことや伝えたい気持ちに素直になりましょう。「自分らしく生きている」という自覚こそが人生に納得感を生み、強い精神力を養います。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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