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人から褒められたい…もっと自分を認めてほしい…
「人から褒められたい…」「自分の努力を認めてほしい…」大人になっても子どもの頃のように周りから褒められたいと思うのは、人間として当然の感情です。しかし、社会に出るにつれて褒められる機会は減っていきます。
子どもの頃はがんばるだけで褒められていたのに、大人になるとがんばるだけではなかなか褒めてもらえません。会社の利益を出したりしっかり成果を生んだりしなければ、「がんばるだけなら誰だってできる」と言われてしまうものです。
褒められたい気持ちは報われないまま、どんどん膨らんでいくばかり。今回は、褒められたいと思う人の特徴や、周りに評価をしてもらうために取るべき行動などをご紹介します。自分も周りも嬉しい気持ちになれるように、適切な方法で自分をアピールしていきましょう。
褒められたいと思う人の特徴・心理
大人になると褒められる機会は減る分、自分で自分の機嫌を取る術を身に付けます。しかし、ときには周りにも努力を評価してもらいたいですよね。自分のがんばりを誰かが知ってくれていると思えるだけで、心が穏やかになります。
ここでは、褒められたいと思う人の特徴や心理をご紹介します。褒められたい気持ちは誰にでも自然にある感情だからこそ、人一倍欲求が強くなってしまう原因を探していきましょう。
1.孤独感を抱えやすい
人一倍「褒められたい」と思う人は、孤独感を抱えやすい傾向にあります。寂しい気持ちや心細い気持ちが膨らみ、賞賛という形で周囲からの注目を浴びたいと思っています。「褒められる=必要とされる、一目置かれる」という認識を持っているため、褒められるほど周りが自分を見てくれると感じているタイプです。
孤独を感じやすい人は賞賛を求める量も多くなり、寂しい気持ちを人からの言葉や評価で埋めていきます。自分で自分の心の隙間を埋めることが苦手で、周囲からの相対的な評価により自己価値を計っています。
2.自分に自信が持てない
自分に自信が持てない人は、褒められることに固執しやすいでしょう。自分で自分を褒めてあげることが苦手なため、周りから褒めてもらうことで自分の価値を認識しようと思っています。
「すごいね」「さすがだね」などのポジティブな言葉をもらうと安心して、「自分はここにいてもいいんだ」「自分は価値がある人間なんだ」と思えます。そのため、賞賛がもらえないと精神が不安定になりやすい一面もあるでしょう。
3.常に注目されていたい
自己顕示欲や承認欲求が強く、常に注目されていたいと思っている人も褒められることを望んでいます。賞賛を注目されるための道具として使っているため、褒められること自体が目標ではありません。
賞賛を通して自分を見てもらえることが快感なのです。自分に自信を強く持っている人もおり、「こんなにすごい自分を見てほしい」「もっとチヤホヤされたい」と思っていることも。賞賛のためなら本気で努力できるタイプも多いのも特徴です。
4.努力や苦労が報われてほしい
褒められたいと思う人の中には、努力や苦労が報われてほしい願望が強い人もいます。例えば今まで一生懸命ダイエットやメイクの勉強をしたのにも関わらず、誰にも容姿を褒められないと「自分の努力は無駄だったのか……」という気持ちになってしまいます。
自分の努力の方向性が正しいことを確認するためにも、賞賛という形で安心を得たいのです。また、褒められる行為は単純に嬉しく感じるもの。苦労の先にある賞賛の言葉は、それだけで心が明るくなるでしょう。
「褒めて欲しい」という気持ちは悪い感情ではない
褒めてほしい気持ちが強い人は、周囲からネガティブな印象を持たれがちです。ときには「承認欲求が強すぎる」「目立ちたがり屋」と言われてしまうこともあるでしょう。しかし覚えていてほしいのは、褒めてほしいと思う気持ち自体は決して悪い感情ではないということです。
誰だって、がんばったら褒めてもらいたいものです。もし結果がうまくいかなくても、ただ一言「がんばったね」と言ってもらえるだけで心が軽くなります。もちろん社会人である限りは結果を出すことが必要ですが、過程も褒めてもらうことでモチベーションが上がりポジティブな気持ちで働けます。
大切なのは、どうやったら正当に褒めてもらえるかを考えること。そして、褒められたいという気持ちを上手にコントロールする方法です。自分の心のバランスを取りながら仕事の取り組み方も調整し、より充足感のある毎日を目指しましょう。