悲観的の意味とは?ネガティブ思考の状態から抜け出す3つの方法

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ネガティブ思考でつらい…悲観的な自分を変えたい…

「ポジティブ思考で生きていきたい」と思っているのにもかかわらず、つい暗いことばかりを考えてしまうことはありませんか?定着した思考パターンは、気持ちだけではなかなか変えられません。

今回は、悲観的な考えをする人の特徴や対処法をご紹介します。リスクヘッジができる用心深さはそのままに、より明るい未来を想像できるように少しずつ意識を変化させていきましょう。

悲観的の意味とは

悲観的とは、すべてにおいて「望みがない」と感じる様子や考え方を指します。悲観的な人とは、物事をネガティブに考えてしまい良い未来を思い描けない状態の人です。

言葉の使い方としては「悲観的な状況・人」や「物事を悲観的に考える」などのように使用します。悲観的の対義語は楽観的であり、物事をポジティブに希望を持って考えられている状態です。

どんなに絶望的な状態であっても、未来はわからないものです。自分の行動次第で状況は変えることが可能ですが、ポジティブな行動を起こすためには心に希望を持たなくてはなりません。

悲観的な状態では希望自体を持つことが困難であり、「何をやっても無駄だ」「どうせ失敗する」などのように悪い未来ばかりを想像してしまいます。行動をする前から諦めてしまったり、暗い未来を考え気が重くなってしまったりします。

参考:goo辞書「悲観的(ひかんてき)」

悲観的な考え方をしやすい人の3つの特徴

悲観的な人には、もともとの性格にも特徴があります。ここでは、悲観的な考え方をしやすい人に共通する特徴をご紹介します。現在の性格を否定する必要はありませんが、短所を理解することで改善のためのヒントになるでしょう。

1.自分の考えに自信がない

悲観的な考えをしやすい人は、自分の考えになかなか自信が持てません。感情や意志自体はあるのですが、自信が持てないがゆえに「本当にこの考えで合っているのだろうか」「周りから呆れられてしまわないだろうか」と不安を抱えています。

意見に自信を持てないため、意思決定をすることが苦手です。周りから意見を求められてもハッキリと自己主張することができず、相手や場の空気に合わせてしまいがち。明るい意見を持っている場合でも「楽観的・浅はかだと思われてしまわないだろうか」と気にしています。

2.傷つくことを恐れている

悲観的な人は、傷つくことを人一倍恐れている傾向にあります。普段から物事を考えている中で悪いイメージばかりを抱いてしまうため、慢性的に心に傷を負っているタイプです。そのため、普通の人が少し気になる程度のことでも「傷ついている上に、さらに傷付いた」と二重のダメージを受けてしまうのです。

また日頃から抱いているネガティブな考えは、「最悪の未来を想定しておくことで、実際に悪い出来事が起こったときになるべく傷つかないようにするため」という側面もあります。もともと精神的に傷つくことに大きな抵抗を持っている人は悲観的になりやすいといえるでしょう。

3.繊細でストレスをためやすい

繊細でストレスをためやすい性格の人は、悲観的な考えを持ちやすい傾向にあります。繊細な性格の人は感受性が強く、小さな出来事でもネガティブな感情を背負いがちです。心に余裕がなくなると物事に希望を持ちづらくなり、悲観的になりやすいでしょう。

繊細な人にとって悲観的な考えは、自分の心を守るための手段でもあります。「相手に期待して裏切られたくない」や「失望をしたくない」などの願望を持っているため、最初から人や状況に期待をせずに諦めることで心が傷付かないようにしています。

悲観的な人が抱いている思考のパターン

悲観的な人の多くは、共通する考え方を持っているものです。ここでは、悲観的な人が抱いている思考のパターンについてご紹介します。心が落ち込みやすい人は、悩んだときに同じ思考パターンになってしまっていないか振り返ってみましょう。

1.「すべて自分が悪い」

悲観的な人は「すべて自分が悪い」と思い込んでしまいがちです。どんなに悪いことが起こっても、ただ一人だけに責任があるということは滅多にありません。ネガティブな出来事には直接的な原因以外にもさまざまな背景があり、多くの要因が絡まり合って複合的に発生します。

労働災害における経験則の一つに「ハインリッヒの法則」というものがあります。これは、1つの重大な事故の背景には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常があるという考え方です。つまり、もしも自分が重大な事故の直接的な原因を作ってしまったとしても、自分だけに責任があるということにはなりません。

しかし悲観的な人は、背景にある多くの要因もすべてを一人で抱え込もうとします。「自分なんていなければよかった」という極端な考え方を持つことも多く、人一倍気が滅入りがちです。

参考:SynergyMarketing「29:300の法則(ハインリッヒ、ハインリッツの法則)」

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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