「自分の顔が嫌い…気持ち悪い…」自分の容姿を愛するための3つのヒント

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自分の顔が嫌い…気持ち悪い…

「自分のことを愛してあげよう」「自分を愛せるのは自分だけ」。世の中のさまざまなメディアや創作物には、自分を愛するべきという前向きなメッセージが含まれます。確かに、迷いなく自分を好きでいられたら幸せですよね。

しかし、現実はそう簡単ではありません。鏡を見るたびに「この顔が嫌い」「もっと違う顔に生まれていれば……」と思ってしまう状態では、とても自分のことを愛せません。自分の顔が嫌いという悩みは、今後の人生にも深く関わってくる感情なのです。

今回は、自分の顔が嫌いになる原因や対処法をご紹介します。焦ってすぐに自分を好きになる必要はありません。まずは今抱いている感情を受け入れ、自分のペースで少しずつ前向きな心を作っていきましょう。

自分の見た目を嫌いになってしまう原因は?

どんなに勉強や仕事で結果を出して成功体験を積み上げても、鏡を見るだけで自信がすべて崩れ去ってしまう……。自分の顔を愛せないと、人生のあらゆるタイミングで自己肯定感が下がってしまいます。

ここでは、自分の見た目を嫌いになってしまう原因として挙げられるものをご紹介します。自分を愛するためには、嫌いになってしまった原因と向き合ってみましょう。ときにはトラウマを想起させるつらい時間となってしまうため、無理をせずに自分の心のペースを尊重してくださいね。

1.他人に容姿を笑われたことがある

過去に他人に容姿を笑われたことがある人は、自分の顔を含め見た目を嫌いになってしまう傾向にあります。どんなに自分のことを好きになろうとしても、記憶に残る心ない言葉を思い出してしまいネガティブな気持ちになってしまいます。

笑った本人はジョークのつもりだったかもしれませんが、本人の心に残る傷の深さは深刻です。何年経っても呪いのように記憶に染みついてしまい、自分で自分を卑下してしまいます。

2.見た目が原因でつらい目に遭ったことがある

見た目が原因でつらい目に遭ったことがある人は、自分の見た目を嫌いになってしまいます。鏡を見る度に「こんな顔じゃなければ」と思ってしまい、トラウマとなった出来事を繰り返し思い出してしまうのです。

新しいコミュニティに所属しても、また見た目が原因でトラブルに見舞われてしまわないか不安を感じています。過去がつらいほど他人に警戒心を抱いてしまい、相手のささいな一言も過敏に受け取り落ち込んでしまいます。

3.自分より優れている人と比べてしまう

自分と他人をすぐに比べてしまう癖がある人は、見た目へのコンプレックスを抱きやすいでしょう。内面の人間性や幸福度のような目に見えない情報よりも、容姿という見た目で判断しやすい情報のほうが比較対象として意識しやすいのです。

「どんなにがんばってもあの子より可愛くなれない」「あの人よりは私のほうが綺麗だから大丈夫」のように、周りと比較して一喜一憂するためストレスがたまります。自分より見た目が劣っていると感じている相手が幸せそうな人生を過ごしていると、言いようもない劣等感を抱いてしまうこともあるでしょう。

自分の顔が嫌いになることにより生じるトラブル

一度自分の顔を嫌いになると、事あるごとに周りと比べてしまいがちです。友達と写真を撮ってもテレビや雑誌の中の芸能人を見ても、愛せない自分の顔と照らし合わせては暗く悲しい気持ちになってしまいますよね。

ここでは、自分の顔が嫌いになることにより生じるトラブルを3つご紹介します。自分をいい方向に変えるためには、現状で抱えている問題点を認識することが大切です。日頃感じている不便やストレスを自覚し、改善のための行動力へつなげていきましょう。

1.他者とのコミュニケーションがストレスになる

自分の見た目を愛せないと、他者とのコミュニケーション自体にストレスを感じてしまいます。今は技術の発達によりオンラインや匿名でも人間関係を築きやすい世の中ですが、対人コミュニケーションの基本はやはりフェイストゥフェイス。仕事や学校などのリアルなつながりでは、顔を合わせての対話が必要なこともあります。

顔にコンプレックスを感じていると、人から顔を見られることに大きな抵抗感を抱きます。視線を合わせられなかったり、うまく笑えなかったりもするでしょう。コミュニケーションが円滑にできないことで、誤解や不安を相手に与えてしまう可能性があります。

2.自分自身を愛せない大きな原因になる

「自分の顔は大嫌いだけれど、内面は大好き」という人はなかなかいないのではないでしょうか。顔は自分を構成する大きな要素であり、その人を認識するための重要なアイコンです。内面を愛するからこそ見た目も愛することができ、見た目に自信を持つことが内面を愛するためのきっかけにもなります。

外見と内面は別の要素のように見えて、自分という概念においては密接した関係にあります。両方の要素をバランスよく愛せている状態が理想的であり、見た目を愛せないことは自分自身を愛しきれない大きな原因になってしまうでしょう。

3.劣等感に苛まれネガティブな価値観を持ってしまう

自分の見た目を愛せない人は、他人に劣等感を抱きやすい傾向にあります。また周りが容姿を褒めてくれても「どうせお世辞で言っているんだろう」「全然そんなことないのに……」と自分を卑下してしまい、言葉のままに受け取ることができません。

容姿に対するネガティブな価値観は自分の可能性も閉ざし、人生の幸福度を低下させます。「自分の外見が周りより上か下か」と考える悪い癖も付きやすく、常に心に余裕が無い状態になってしまうでしょう。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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