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人望がないと言われた…どうすれば自分を変えられる?
社会で生きている限り、他者との関わりは避けられません。コミュニケーションはときにストレスや不安の原因にもなりますが、信頼を積み重ねることで人望を集められます。人望が厚くなれば、人生においてさまざまなチャンスもやってくるものです。
反対に、人望がない人にはなかなかチャンスがやってきません。期待に応えてくれる可能性が低い人よりも、人間的に信用があり人望が厚い人に任せたいと思うからです。人望は一朝一夕では集められませんが、日々の努力により培うことは可能です。
今回は、人望がないと思われてしまう理由や人望を集める方法をご紹介します。今日からでも誠実に生きていくことで、少しずつ人望を集められます。周りから信頼される人を目指し、後悔のない人生を歩みましょう。
「人望がない人」の意味とは
人望とは、信頼できる人物として人々から慕われることを指します。ある人物に対して多くの人が寄せる尊敬や信頼、期待の心です。そのため、人望がない人とは人から信頼も期待もされず、尊敬の対象にならない人物だといえます。
悪口や侮蔑の言葉に含まれるため、面と向かって伝えるのは失礼に当たります。使い方としては「あの人は人望がないからリーダーを任せられない」「人望がない人を昇格させても、部下は言うことを聞かないだろう」などがよい例でしょう。
もともと人望がある人でも、度重なる失敗や信頼を失う行為によって人望がなくなってしまう場合があります。人望とは日々の行動の積み重ねの結果として培われるものであり、信用度を表すバロメーターのようなもの。増やすこともできれば減ってしまうケースもあるのです。
人望がないと思われてしまう理由
ここでは、人望がないと思われてしまう理由をご紹介します。人望は目には見えないため、わかりやすく数値化することはできません。今の自分にどのくらいの人望があるのかを明確に知ることはできませんが、日々の言動の積み重ねで気付かぬうちに失ってしまっているかもしれません。
1.約束を守れない
人との約束を守れない人は、人望がないと思われてしまいます。急な予定が入ってしまったり体調が悪くなってしまったりなどの理由で、一度や二度キャンセルすることは誰にでもあるでしょう。しかし人望がない人は、当たり前のように約束を破り相手の期待を裏切ります。
明らかに嘘だとわかる理由で断ったり、モチベーションが下がったからといって約束自体をなかったことにしたり。本人は「そんなに重要そうじゃなかったし」「またいつでも会えるし」と軽い気持ちで破っていても、相手からするとどんどん信頼が低下してしまいます。
2.自己中心的な振る舞いが多い
人望がない人は自己中心的な振る舞いが多く、自分の気分で周りを振り回します。個人の感情ばかりを優先してチームのことを考えられず、思い通りにならなかったらすぐに機嫌が悪くなることも。精神が幼稚なまま大人になったかのような振る舞いに、周りは呆れてしまいます。
すべてが自分の思い通りに動くと思っているため、予定が崩れるとすぐにイライラしたり周囲に八つ当たりをしたりすることも。デリカシーにも乏しく、自分が言いたいことを言っては相手を傷付けます。相手の気持ちを思いやれない人への人望はなくなる一方です。
3.意思表示が弱い
意思表示が弱い人は影響力が低く、なかなか人望を集められません。人から人望を集められる人には、自分の意見に自信を持っていて堂々と自己主張ができるタイプが多い傾向にあります。穏やかな人や一見地味に見える人でも、自分らしさをしっかりと持っているからこそ人望を集められるのです。
しかし気持ちを上手に伝えられない人は「なんだか頼りない」「いざというときに決断力が弱そう」と思われてしまい、人望が低いままです。周囲を気遣っているからこその控え目さだったとしても、周りからの尊敬は集められないでしょう。
4.損得勘定で行動する
人望がない人は、何事においても損得勘定で行動しがちです。自分にとって得かどうかを基準としているため、権力や報酬にばかり惹かれてしまいます。人との絆や友情よりも目先の利益が魅力的に見えてしまうため、周囲からの信頼は低いでしょう。
とはいえ、損得勘定で行動すること自体は悪ではありません。チャンスがあれば貪欲にチャレンジする精神は大切です。人望のない人は、自分が得をするためであれば周りを傷つけてもいいと思っているのです。最終的に自分がおいしい思いをできれば、後はどうなっても構わないという自分勝手な考え方を持っています。
5.すぐに責任転嫁をする
周りからの人望がない人は自分が責任を負うことを避け、すぐに周りに責任転嫁をする傾向にあります。成果や報酬は自分のものにしたいと思っているのにもかかわらず、ゴールに至るまでの苦労や努力は人任せ。過程で起こったイレギュラーやトラブルも「自分のせいではない」と責任逃れをします。
自分に非がないように工作をしたり、言い訳ばかり並べたりする姿は誰からも尊敬されません。むしろ「この人みたいにはなりたくない」と反面教師にされてしまうこともあるでしょう。人間関係や仕事の誠実さがなく、明らかに自分が悪いシーンでも素直に謝れません。