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誰かと話したい…話し相手が欲しい…
どんなに精神的に強い人でも、ふとした瞬間に孤独を感じて寂しくなってしまう日がありますよね。趣味や娯楽で気を紛らわそうとしても、一度寂しさを意識してしまうとなかなか消えてはくれないものです。
寂しさを拭うために「誰かと話したい」と思っても、すぐに連絡がつく人は限られています。気軽に連絡できる相手がいても「何も用事がないのに連絡して嫌がられないだろうか」と不安が膨らみ、結局連絡する勇気が持てないこともあるでしょう。
今回は、寂しくて誰かと話したいと思ったときの対処法をご紹介します。自分がなぜ寂しさを感じているのかを理解することで、人と関わる方法以外での紛らわせ方も見つかるかもしれません。自分と向き合い、適切な心のケアをしていきましょう。
人恋しさを感じやすい人の特徴
人一倍寂しさを感じやすい人には特徴があります。すべての特徴がマイナスなわけではないため、あくまで自分の性格の中のひとつの側面だと認識しましょう。日々の中で人恋しさを感じること自体は、決しておかしいことではないのです。
ここでは、人恋しさを感じやすい人の特徴として挙げられるものを3つご紹介します。感情が生まれる原因を見つけることは、自己理解につながります。より生きやすい人生を過ごすためにも、寂しいと感じる理由に向き合ってみましょう。
1.愛情不足を感じている
人恋しさを感じやすい人は、愛情不足も感じている傾向にあります。「この世界のすべての人にとって、自分は代わりがいるような存在だ」と感じており、「誰かにとっての一番になれていない」という寂しさは、慢性的な孤独感を抱かせます。
家族や友達など自分によくしてくれる人はいても、突然ぽっかりと心に穴が空いたような感覚に。「自分がいなくなっても誰も困らないだろう」という後ろ向きな考えになっており、自分の存在価値を感じるために背伸びをしてしまうこともあるでしょう。
2.気持ちを言葉にするのが苦手
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人は、人恋しさを感じやすい傾向にあります。寂しさを感じても相手にうまく伝えられず、自分の気持ちに蓋をしてしまいがちです。寂しさは勝手に消えてくれず、心の中でどんどん膨らんでしまいます。
気持ちをうまく言葉にできるなら、素直に「寂しい」「話を聞いてほしい」と言えるでしょう。相手に面倒臭がられたり相手を困らせたりすることを恐れ、自分よりも相手の気持ちを尊重してしまいます。
3.自己顕示欲が強い
自己顕示欲が強い人は、寂しさを埋めることが苦手です。「自分を見てほしい、自分に注目してほしい」という欲求が強いため、どれだけ人と関わっても満足できません。誰かと一緒にいるときでさえ、相手が自分に注目していないと感じると寂しさを抱きます。
とくに普段から仕事をがんばっているのに正当な評価をされなかったり、努力が報われていないと思ったりすると、寂しさが大きくなり「誰か自分の話を聞いてほしい」と強く感じます。
自己顕示欲が強い人は、寂しさ以外にも生きづらさを抱えがちです。自分が話の中心にいないと気が済まなかったり、寂しさを周りからの評価で埋めようとしたりします。以下の記事では、自己顕示欲が強い人の特徴や自己顕示欲への対処法などをまとめているので、自己理解のために役立ててくださいね。
「誰かと話したい」と感じる原因
人恋しさを感じる理由は、人によってさまざまです。もともと寂しがり屋な性格の人もいれば、偶然その日に嫌なことがあってストレスを感じている場合もあるでしょう。人恋しさの種類によって、適切な振る舞い方も変わるものです。
ここでは、「誰かと話したい」と感じる原因として挙げられるものをご紹介します。普段から我慢している寂しさが爆発したのか、それとも突然寂しくなるような出来事が起こったのか。原因を知ることで、今の自分の心理状態を把握できます。
1.孤独感を誤魔化しきれなくなった
日常的に感じていた孤独感が爆発して誤魔化しきれなくなると、「誰かと話したい」と感じるでしょう。私たちはみんな、一定の孤独を感じながら生きています。一人ひとりが別の存在である限り、他人と完全に分かり合うことは難しいでしょう。
だからこそ言葉で気持ちを伝え合ったり、お互いの目線に立って相手を理解しようとしたりするのです。しかし「分かり合えないのがつらい」「気持ちをうまく伝えられない」などの苦しみは少しずつ心に積み重なり、上手にストレスを発散できていないと人恋しさの形で爆発してしまいます。