目次

5つのウェルビーイング(Well-being)を構成する要素

ウェルビーイングを構成する要素は、大きく分けて以下の5つ存在します。

  • キャリアウェルビーイング
  • フィナンシャルウェルビーイング
  • ソーシャルウェルビーイング
  • コミュニティウェルビーイング
  • フィジカルウェルビーイング

下記ではそれぞれのウェルビーイングの種類について細かく解説していきますので、ウェルビーイングへの理解をさらに深めていきましょう。

1.キャリアウェルビーイング

キャリアウェルビーイングとは、生計を立てる仕事のキャリアだけでなく、ボランティア、育児、勉強など一日の大半を費やしていることを指します。納得のいく人生や仕事のキャリアを築けているかが重要で、ライフスタイル全体に影響を及ぼします。

たとえば同じ「退職をして育児中の専業主婦」の場合でも「本当はキャリアを諦めずに復職したかった」と考えていればキャリアウェルビーイングが低い状態です。しかし「元々専業主婦として育児をすることが夢だった」と考えている人であれば、キャリアウェルビーイングが高い状態といえるでしょう。

2.フィナンシャルウェルビーイング

フィナンシャルウェルビーイングとは、安心して満足できるような生活ができるよう、資産をきちんと管理運用できているかを指します。つまり、現在の収入を含めた「経済面に関する幸福」を司っているといえます。

仕事・労働による「報酬」に満足しているかや、資産を自己管理できていることへの安心感がウェルビーイングに繋がるという考え方です。安心を感じられる収入や貯蓄額、資産の総量は人によって違うため、各々の金銭的な価値観に影響を受けるウェルビーイングです。

3.ソーシャルウェルビーイング

ソーシャルウェルビーイングとは、信頼と愛情でつながる人間関係を持っているかどうかを指します。関係性の深さを通じて幸福を感じられているかが重要であり、人間関係の広さ自体よりも「関係性によって得られるウェルビーイング」が注目されます。

たとえば恋人やたくさんの友人がいる人でも、相手に不信感やストレスを感じていればソーシャルウェルビーイングが十分とはいえません。反対に、友達がたった1人しかいない人でも、該当の友人に深い信頼感と愛情を抱き、安らぎや安心感を得られているのであれば、ソーシャルウェルビーイングが叶えられているといえるでしょう。

4.コミュニティウェルビーイング

コミュニティウェルビーイングとは、地域のコミュニティと深く関わって、つながってる感覚があるかどうかを指します。心から安心と信頼を寄せて「自分はここにいてもいいんだ」と思えるコミュニティに所属していることで、コミュニティウェルビーイングは高まる傾向です。

人によっては複数のコミュニティに属している場合もありますが、それぞれの場所で信頼関係を築けているのであればコミュニティにウェルビーイングは達成されているといえます。集団の中でも孤立を感じず、居場所だと思えるかが重要です。

5.フィジカルウェルビーイング

フィジカルウェルビーイングとは、自分がしたいと思ったことを不自由なくこなすエネルギーがある健康状態を指します。つまり「身体」に関するウェルビーイングです。肉体だけではなく、精神的にも健康であるかが重要視されます。

体や心の不調に左右されず「やりたい」と思ったことを行動に移せる状態が、フィジカルウェルビーイングが高い状態です。体は元気でも精神的に落ち込んでいてできない場合や、モチベーションは高くても体調不良や体の病気で実現ができない場合は、フィジカルウェルビーイングが伴っているとはいえません。

ウェルビーイング(Well-being)よくわかる参考書籍

近年では国内でもウェルビーイングを導入する企業が増えたこともあり、ウェルビーイングにまつわる書籍が数多く出版されています。

ここでは、ウェルビーイングを取り入れようと検討している人事の方向けに「企業にウェルビーイングを取り入れる上で参考になる書籍」をご紹介します。リンク先で試し読みが可能な書籍もあるため、ぜひご参考ください。

1.「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」

「わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために」は、人間のコミュニケーションや情報伝送に関する研究を行う「NTTコミュニケーション科学基礎研究所」の上席特別研究員である渡邊淳司さんが著者の書籍です。

「ウェルビーイングとは何か」という基礎的な内容から、実際に作りあうために必要なプロセスが丁寧にまとめられています。私たちは根本的にはわかり合えない「他人同士」であるという前提から、根源的な関係性を築きあげるための思想や技術が展開されています。

書籍:わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために

2.「幸せな会社の作り方 SDGs時代のウェルビーイング経営の教科書」

「幸せな会社の作り方 SDGs時代のウェルビーイング経営の教科書」は、「社会の役に立つ立派な人間を一人でもおおく輩出する」をミッションに掲げるPR企業「株式会社Enjin」の代表取締役社長である本田幸大さんが著書の書籍です。

現代社会にウェルビーイングを取り入れるべき理由や、人間関係を豊かにする制度の解説など、従業員の生産性や幸福度を上げるための秘訣が広く解説されています。コロナ禍後に出版された本であるため、ウェルビーイングがもたらすリアルな影響が学べます。

書籍:幸せな会社の作り方 SDGs時代のウェルビーイング経営の教科書

3.「ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術」

「ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術」は、シカゴ大学教授でポジティブ・コンピューティングの専門家であるラファエル・A・カルヴォさんが著書の書籍です。ラファエル・A・カルヴォさんは日本にも来日し、ウェルビーイングテクノロジーについての講演会を行っています。

「人間がよりよく、幸福に生きるために必要なことは?」という疑問にウェルビーイングの成果を通して答え、心という数値化できないものを扱うためのヒントが記されています。近年注目されているマインドフルネスやレジリエンスを、ウェルビーイングのためにどのように活かすべきかなども学べるため、複合的な知識が得られる内容です。

書籍:ウェルビーイングの設計論

METLOZAPP

METLOZAPP

フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

関連記事

特集記事

TOP