「就活がつらい…もうやめたい…」就職活動で弱った心のセルフケア方法

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就活がつらい…逃げ出したい…

就活は、挑戦と挫折の連続です。また人によって困難の度合いに大きな差があるものです。自分らしさをそのままアピールして簡単に成功をつかむ人もいれば、どんなに自分を偽ってもなかなか内定をつかめず、つらい毎日を送っている人もいるでしょう。

ありのままの自分を出すべきか、それとも企業に合わせて自分を偽るべきか。迷いを抱いたまま臨んだ面接で内定を逃してしまうと、後悔や挫折が積み重なります。人によっては、人格を否定されたような苦しみを毎日のように味わってしまうこともありますよね。

今回は、就活で疲れてしまう原因や弱った心のセルフケア方法などをご紹介します。悔しい思いを何度も繰り返しながら努力を重ねるあなたは、誰よりも輝いています。「がんばってよかった!」と心から言える日のために、自分を大切にしながら一歩ずつ進んでいきましょう。

就職活動につらさを感じる原因

就職活動につらさを感じる原因は、大きく分けて2つあります。ひとつは、自分と周りを比べることによるつらさです。もうひとつは、自分自身との対峙の中で生まれるつらさです。自分が何につらさを感じているのかを明確にすることが、ベストな対処法につながります。

ここでは、就職活動につらさを感じる原因として挙げられるものをご紹介します。自分がどのタイミングで落ち込んでしまうことが多いのかを振り返りながら、自己理解を深めていきましょう。

1.自分の未熟な部分と向き合わなくてはいけない

就職活動では、自分の未熟な部分と向き合う必要があります。人はみんな長所と短所があるものですが、今までの人生では短所を隠しておけば、コミュニケーションに弊害はなかったでしょう。しかし就職活動では、短所すらもアプローチポイントとして利用するために自己対峙をしなければなりません。

自分の好きではない部分と向き合わなくてはならないのはストレスがたまるものです。未熟な部分との対峙では、コンプレックスやトラウマとなっている記憶を思い出すことも少なくありません。

今まで自分の長所だと感じていた部分も、企業や仕事にどう活かせるのかを考える必要があります。「自分にはこの長所がある」と思っていたものが、社会で必ずしも役に立つとは限らないことに気付き、落ち込んでしまうこともあるでしょう。

2.スムーズに就活を進める同期と自分を比較してしまう

就活は人によってはふさぎ込んでしまいたくなるほどつらいものですが、スムーズに進めている人にとっては最小限のストレスで通過できるものです。本命の一社だけを受けて見事内定をつかむ人もいれば、何十社と受け続けても一向に結果が出ない人もいるでしょう。

短期間で就活が終わった人も相応の努力をしているものです。しかしスムーズに就活を終えられた同期と自分を見比べると、「どうして自分だけがうまくいかないのか……」とネガティブな感情に支配されてしまいます。

今まで友達だと思っていた相手に嫉妬やいら立ちなどの感情を抱き、自己嫌悪に陥ってしまうことも。就職活動は自分自身の問題だとはわかっていても、周りと比べて不安や焦燥感を抱いてしまうのは自然なことです。

3.今後の人生を決めるプレッシャーで苦しい

就職活動は、今後の人生を決める期間です。今の時代は昔と比べると「ひとつの会社に生涯勤めるのが普通」という考え方が一般的ではなくなりましたが、多くの人は新卒採用された会社に長期間雇用されることを前提として就職活動をしているでしょう。

将来的に転職する場合でも、新卒というブランドは失われます。またキャリアチェンジの際はスキルや見識を求められます。新卒で入社する会社は、一生所属する場合でも転職する場合でも、今後の人生に大きな意義を与えるのです。

就職活動に苦しんでいる人は、10代後半から20代前半の人が多いでしょう。まだ社会の仕組みを理解しきれていなかったり、将来のビジョンが描けていなかったりすることも決して珍しくありません。自分自身が未熟な状態で将来を決定させることには、それだけでプレッシャーが伴います。

4.親からのプレッシャーで苦しい

就職活動に苦しんでいる人の中には、親からのプレッシャーに苦しんでいる人も少なくないでしょう。自分のペースとビジョンに沿って就職活動をしたいのに、家族から不安や焦燥感を煽られるようなことを言われてストレスをためてしまいます。

「絶対に大企業に就職しなさい」「〇〇企業の内定をもらいなさい」「そんな企業で満足しているの?もっと上を目指しなさい」「まだ就職活動をしているの?自分が若い頃は……」。苦しいときに一番の味方でいてほしい家族に心ない言葉を言われると、耳をふさぎたくなるほどつらい気持ちになってしまいますよね。

就職活動中は家の外で傷つく機会が多く、せめて家の中では安心して過ごしたいものです。家族がいる家が安らげる場所として機能しない場合、常にストレスをため続けて上手にリフレッシュができない状態になってしまいます。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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