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経済的自由が欲しい…人生の幅を広げたい…
幸せはお金で買えるものではありませんが、お金を持っていることで体験できる幸せの形も多いものです。経済的自由を得ることで人生の選択肢が広がり、より自分らしい人生を歩むことができるでしょう。
しかし実際に経済的自由を得ることは難しく、一生懸命働いても家賃やローン、保険料、税金など必要経費のためにやりくりをする日々。日本は自由にお金を稼げる国ですが、すべての人が自分で納得できる経済力を持っているわけではありません。
今回は、経済的自由の意味やメリット、手に入れるために取り入れたい考え方などをご紹介します。経済的自由への理解を深めながら、より豊かな人生のためにできることを考えてみましょう。
経済的自由の意味とは
まずは、日本国憲法における経済的自由の意味を解説します。
経済的自由とは、日本国憲法で定められている基本的人権のひとつです。日本人一人ひとりが経済的な活動をすることを、人権として定め保障することを目的としています。
経済的自由の背景には、経済的な活動基盤を獲得することが自立した個人であるために必要であるという考えが前提として存在しています。私たちは経済的自由により、犯罪に関与しないあらゆる経済活動を、国家や権力に干渉されずに自由に営むことが保障されているのです。
普段の生活の中で「経済的自由」という言葉が使われる際は、「何者にも干渉されず、自由にお金を稼げ、稼いだお金を自由に使うことができる権利」という認識で差し支えありません。
経済的自由がなくなると、私たちはお金を稼ぐ方法も制限されてしまいます。また稼いだお金をどのように使うかも国家に指定され、自らが望む幸福の形に投資ができない状態になってしまうでしょう。
好きな場所で好きな仕事ができるのも、転職を考えられるのも、お給料を自由に使ってストレス発散ができるのも、経済的自由が保障されているおかげです。
「自分で稼いだお金を自由に使う」という一見当然に思える行為も、権利が保障されているからこそ可能なのです。
経済的自由権の意味・内訳
ここでは、経済的自由権の意味や内訳についてご紹介します。現在私たちが自由に経済活動ができるのは、経済的自由が憲法によって定められているためです。普段は当たり前のように享受している権利のように感じますが、改めてその内訳を学んでみましょう。
1.移住移転の自由
経済的自由の中では、移住移転の自由が定められています。これは自分の住む場所を自由に選ぶことができる権利で、働く場所を選べるだけではなく自由に旅行をすることも可能です。さらに、外国に移住することや日本国籍から離脱することもできます。
2.職業選択の自由
職業選択の自由とは、私たちが自由に就職活動や転職活動ができることを保障する権利です。自分のやりたい仕事を自分の意思で選べ、人生の途中で変更することもできます。
3.財産権の保障
財産権が保障されることで、働いて得た報酬を自分で管理し、使うことができます。これにより好きな金額を投資したり貯蓄に回したり、ライフプランを立てながらローンを組んだりすることができるのです。
経済的自由を得ることによるメリット
ここでは、経済的自由を得ることによるメリットをご紹介します。日本で生活している以上、私たちは常に経済的自由を保障されています。しかしいつの間にか自分の可能性を自分で制限してしまっていることもあるでしょう。
今一度メリットを認識することで、現在とは違う働き方を考えるためのヒントになります。これから先どのような人生を送りたいのか、長期的な目線で考えてみましょう。
1.人生の選択肢が増える
経済的自由を得ることで、人生の選択肢が増えます。一般的なライフプランとしては、高校や大学を卒業してすぐに就職するという人が多いのではないでしょうか。もちろん人生そのものに答えはないため、それもひとつの正解の形です。
しかし経済的自由を得ている私たちは、人生のいかなるタイミングで就職活動・転職活動をしてもいいのです。正社員・アルバイト・パート・派遣社員などどのような形態で働いても構いませんし、開業届を出して個人事業主になっても責められません。
経済活動の方法や場所を制限されないことは、人生における選択肢を広げます。アイデア次第で好きなようにお金を稼ぐことができ、稼いだお金をどのように使ってもよいのです。