卑屈の意味とは?自虐的になってしまう原因&性格を改善する方法

ウェルビーイング

卑屈な自分を変えたい…自分に自信を持ちたい…

健全な人間関係を築こうと思っても、卑屈な性格が原因で上手にコミュニケーションが取れずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。相手と仲良くなりたいのに皮肉を言ってしまったり、自虐的な態度を取ってしまったり……。

後から「あんなことを言わなければよかった」と思っても、相手の中に染みついた卑屈なイメージを拭うことは難しいものです。自分を偽ろうとしても、無意識のうちに言葉や態度の節々に本音がにじみ出てしまいます。卑屈な言動を直すためには、価値観や人との関わり方を変えていく必要があるでしょう。

今回は、卑屈な性格の原因や改善方法などをご紹介します。卑屈な性格のままでいると、自分だけではなく周りにも不快な思いをさせてしまいます。卑屈になる原因と向き合いながら、自分のペースで少しずつ自己改善をしていきましょう。

卑屈の意味とは

卑屈とは、必要以上に自分をいやしめることを指します。いやしめるとは、見下したり軽蔑したりすることです。卑屈な性格の人は、あえて自分の価値を下に置くことで心やプライドを守ろうとしているといえるでしょう。

社会で生きる上で、自分を適切に評価する意識は大切です。傲慢な人は嫌われ、自意識過剰は油断を招きます。しかし卑屈な人は自己価値を下げすぎているため、必要な場面で自信を持つことができません。自分の卑屈さを周りにアピールすることもあります。

卑屈な人からはネガティブな雰囲気が感じられるため、あまり関わりたくないと思われてしまうことも。周りから人が減るとますます卑屈になり「どうせ自分なんか……」と自分自身をさげすんでしまいます。自分には価値があると信じることができず、人のことをうらやんだりねたんだりするばかりです。

参考:goo辞書「卑屈(ひくつ)」の意味

卑屈な人の特徴とは

卑屈な人は、態度や言動で周りにネガティブな感情を抱かせます。謙虚であることは美徳とされていますよね。卑屈と謙虚の違いは、自分を必要以上に見下しているかどうかです。自分も周りもさげすむ卑屈さは、周囲の反応を困らせます。

ここでは、卑屈な人の特徴として挙げられるものをご紹介します。基本的にネガティブな思考を持っているため、嬉しい出来事が起こっても素直に受け入れることができません。後ろ向きな価値観は時に人間的な評価を下げてしまうでしょう。

1.自虐的

卑屈な人は、必要以上に自虐的になってしまう傾向にあります。人から褒められても「思ってもいないのに口だけなんだろうな」「内心では見下しているんだろうな」と深読みしてしまい、評価を受け入れられません。自己評価が極端に低く、自分には能力がないと思っています。

自虐的な気持ちを自分の中にとどめておくだけではなく、周りにもアピールすることが特徴です。例えば「自分にはどうせできないよ」「私はモテないから」「仕事ができない自分とは違うね」などのように自分を下げた発言をするため、周りはどう声をかければいいのか分からなくなってしまいます。

2.相手を素直に認めることができない

卑屈な人は、相手を素直に認めることが苦手です。自分より優れている人を見ると劣等感が刺激され、どうにかして相手の短所を見つけないと気が済みません。例えば容姿が優れている人を見ても「きっと性格は良くないんだろうな」などと思ってしまいます。

自分の価値を正しく判断することができないため、心の中で周りの人間の価値を下げることで「自分だけが価値の低い人間ではない」と思える状態をつくります。相手の価値をそのまま認めてしまうと、自分が魅力や個性のない人間であることを突きつけられるような感覚になるのです。

3.行動をせずに文句ばかり言う

卑屈な人は文句を多く言いますが、実際に自分で行動には移しません。夢や目標に向かってがんばっている人をからかい、悪口や陰口を言うばかりです。現状への不満を口にすることはあっても、今の状況を変えるために具体的な行動は起こさず、周りからは口ばかりの人だと思われてしまうことも。

何事も実際に行動するためにはさまざまなリスクを伴いますが、卑屈な人はそのリスクを背負う覚悟がありません。勇気を持って行動した人に対しては「あのやり方はよくない」「どうせ無駄なのにね」などのように文句を言います。行動を起こす勇気や覚悟はないのにもかかわらず、自分以外の人が注目を集めたり評価されたりするのが気に食わないと感じるのです。

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フリーランスwebライター/ボーカリスト。パニック障害やうつ病を患った経験を活かし、悩みを抱える方の心を暖められる記事をお届けします。得意分野はメンタル/恋愛/ペット。月と星と花と猫が好き。

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